江若国境稜線(横谷峠-熊川宿)縦走
- GPS
- 06:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 502m
- 下り
- 845m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
高島トレイルの横谷峠から江若国境稜線を熊川宿まで歩いてきた。このコースはflatwellさん、naojiroさん、uriuriさんの記録を参考にさせて戴きました。ありがとうございました。
とてもいいコースで山毛欅などの大きな木も多く、藪も殆どなく快適でありました。ただ、我々は下り一方の北進コースなので、最後の国道303へ向けた斜面は急傾斜のため少々難儀しました。古道の様な掘割の道があるが、急であるのと倒木が多いのが難点だった。古道脇の斜面も急で固い路面も相まって苦しい下降となった。ここは登りに使えば、シンドイことはさておいて、困難ということはないコースだ。
1台の車を熊川宿に置いて、もう1台で椋川から横谷峠の林道を進み、峠に達した。道は意外とよくて安心しながらの運転であった。峠の登山口は狭く草茫々の急な道だが、直ぐに広い明るい斜面となるも、急斜面はしばらく続いた。暫くすると山毛欅の木が目立つようになり、葉越しに周囲の山並みが少し見える。落葉樹主体の樹林帯が明かるくなったと思ったら、693mの高島トレイルと江若国境の分岐ピークである。
分岐から北に向けての稜線漫歩である。稜線の木々は曲がりくねった木が多く、冬季の積雪や風の酷さを物語っているようだ。東方面に琵琶湖が見えたかと思ったら、竹生島がぽっかり浮かんでいる上に伊吹山のピラミダルな姿が綺麗だ。緩やかな藪の無い稜線はすこぶる楽しいが、木々が多く周囲の景色が思う存分見られないのが唯一の不満だ。
稜線歩きの楽しみは景色の他には花があると最高だが、この時期は乏しいのだが、トリカブトとユズリハの花が我々を楽しませてくれた。またアオキの赤い実も彩を添えてくれた。
徐々に標高を下げながら北に進むと、時に前方に高島トレイルの山並みが見える。すぐ前は武奈ケ嶽と三重岳、三十三間山などが見える。東には二ノ谷山と蛇谷ケ峰も手に取るようだ。最後のピークである559.5mピークは布袋岳というそうだが、我々はその標識を目にすることは出来なかった。山頂は鬱蒼とするほど大きな木で覆われているので、標識がないかを探したものの、この稜線には一つも標識が無かったので、諦めてしまったのだが、帰宅後記録を調べると布袋岳の緑色主体の立派な標識の写真を見て、発見できなかったことを残念に思った。
今回のコースで唯一気掛かりであった熊川宿へ向かう国道303への下りにかかるが、始めは487mピークからカール状地に気持ちよく歩いていたが、徐々に狭くなり、傾斜が増してきたので左の尾根に乗って木々を使って下った。するとすぐ左に溝状の古道?かなと思わしき掘割道があるのでそれで安心して下ったものの、その溝の傾斜も直ぐにきつく成ったので、左の尾根に逃げた。この頃から尾根全体が急傾斜となって何処を下降したら安全かを考えながら進むが、何処でもほとんど変わりなく見えて来た。
古道とすぐ脇の斜面を交互に進みながら標高が200mを切ると、国道を走る車の音が聞こえてくる。左から沢が近づいてくるので、そこまで行けば傾斜が緩いことは明白なので、左に進んで安心して歩ける場所に到達した。シダや灌木があるが、もう何の不安もいらないので木々を越え行くと、突然神社があってすぐ下が国道だった。その神社には白石明神と記された石碑もあった。そこからは階段だが、木々が倒れて普通には歩けず階段脇から潜り込んでやっと国道に降り立った。
今回は北に進むコースで最後の下りが難点であったが、とても素晴らしい稜線で山毛欅なども満喫できた楽しい歩きであった。
”八”、”竹”
コメント
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最後の急斜面はどこを下りようか悩んだことでしょう。掘割の道がありますが急すぎてまともに下れなかったのでは。前回歩いたときに「ここは昔木材を下ろした道では」という話になりましたが、真相は不明のままです。つづら折れの道を作れば多くの登山者がやってくるでしょうね。
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