茅ヶ岳


- GPS
- 05:45
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 974m
- 下り
- 974m
天候 | 1日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年11月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
●登山
PAには、1台の軽バンが止まっているのみである。それも登山者と言うより近所の人という感じ。
準備をしていると、2台ぐらい登山者が集まってそれなりの雰囲気になった。チョット安心。
PAからの登山道は始めの30分ぐらいは、ジープなら通れそうな整備されたハイキングコースである。
黄色の多い紅葉の中を歩く。快適である。紅葉は既に後半と言うところである。7割がた落葉している。
今回は、風が無く、あまり寒くは無い。アンダーシャツとフリースもなかなかである。
段々道が狭く登山道らしくなる。傾斜が増してくると、目の前に大きな岩がそそり立ち、ここが女岩である。
本日は登りでだれにも合わなかった。すれ違いも、抜かれもなし。
女岩は湧き水が誘導されている。岩は「女」から想像するのと異なりかなり大きく険しいものである。
以降は右手に折り返すように岩に沿って、チョット迷いそうな道を登る。マークがあるので注意さえすれば間違わないがかなりの急登もある。
岩を過ぎると、沢沿いから尾根沿いに向かっての広い樹林帯をジグザグに登る。
太陽も高度をまし日差しが出てきた事もあり、汗が出てくる。フリースをザックに入れて登る。
尾根の出合まではかなりあるが、落ち葉のじゅうたんのような登山道は気持ちがいい。しかし、足が取られることあり。
尾根に到着すると、尾根越しに金峰山が見える。
そこからは岩肌の登攀もあり、高鈴山や御裂山のような雰囲気がある。
背中には雲海から顔を出した富士山が見え気分爽快である。
出合から5分ぐらいで、深田氏の終焉の地に到着する。お供えと賽銭?があり、登山の安全を祈願する。
地図から見て、1ピークを越えた先に茅が岳山頂があると思っていたが、そのまま着いてしまった。
山頂も一番乗りである。ここだけ、霜が下りていて地面はぐちょぐちょであった。
天気は快晴。遠景も抜群。南の富士山と南アルプスの南側には雲海が見られたが、そのほかは雲ひとつ無い、かつ透明度も最高である。
富士山は雲海から5合目ぐらいを出していて、それなりに素晴らしい景色である。
南アルプスの鳳凰連山や甲斐駒ヶ峯は手に取るように見える。
八ヶ岳もでかい。その間には、冠雪した立派な連峰が見る。金峰山の同定から、中央アルプスと御嶽山と思っていたが、あとで教えてもらった結果、なんと北アルプス穂高連峰と乗鞍岳との事であった。すばらしい。kameは北が見えて感激である。
穂高はよく確認できるが、槍は良く見えない。手前の常念岳とかぶっているのかも知れない。
茅が岳は位置は良いのだが、チョット標高が低いので、遠くの山が手前の山とかぶる事が多い。
例えば、北岳や槍ヶ岳、中央アルプスは南アルプスの陰で見えないらしい。
しばらくすると、他の登山者が上がってきた。一番初めは真っ黒なワンちゃん!。kameはみなみらんぼうの本で、麓から深田氏終焉の場所まで、犬が付いて来た。とのエッセイを思い出していたが、色が違う・・・。そうこうしていると、オーナーの女性が登ってきた。なかなか可愛い犬だった。その後も人が増え、我々を含めて7名ぐらいになった。それでも山頂が広いので悠々である。
さすがに平日の早朝とあり、人も程ほど。皆切っての山好き中高年。仲間同士のようである。
デジカメの遠景のピントが合っているか良く分からない。遠い山だとコントラストに問題がありAFが利かない。風景モードよりも一般モードの方がAFがヒットする事が多い。しかし、本当に合ったかはPCで見ないと分からない。
結局、同じようなアングルを一杯取る事になる。取りそこねが心配で。
お結びを一つ食べ、先ほどの金が岳から犬を連れて登ってきた女性に話を聞き、金が岳に向かうことにした。話によると、金ヶ岳の頂上からは展望がない、とのことなので、茅が岳の山容が見える所まで行く予定である。
山頂からは岩場の急降下である。程なく鞍部になるが立ち木が多く一向に茅が岳の姿が見えない。この先あまり面白そうでもないし、下山も心配して鞍部最低部の陽だまりで2度目のお結びを食べて戻る事にした。
しかし、食事中に犬ずれの女性が降りてきて「ここまで来たなら岩門まで行くといい」とのアドバイスで更に進む事になった。少し登りになり、岩門につく。確かに自然の面白い造形である。その先も何かありそうであったが、帰り時間が遅くなると高速の渋滞が心配で戻ることにした。
茅が岳頂上に着くと、入れ替わり7人ぐらいの人が風景に見入っている。
今度は常連の年配が多い。皆遠景の山を知っていて色々教わった。その時に北アルプスを知った。また浅間山もわずかに見える。
いくら見ても見飽きない風景には困りものであるが、下山に入る。
尾根の出合までは順調に下降、女岩までも滑りながらも下りてゆく。
この時10パーティぐらいの登りの人にすれ違う。山は早朝勝負であるが、車で無い人はこの時間になってしまうのだろう。
女岩が近づくと、大勢の人の声が聞こえる。見える所に来ると、20名ぐらいの団体が岩の周りで食事をしている。
こんな日にこんな所でこんなに多く人が居るとはチョット驚きである。特に今日はいつもの登山より人が少なかったのでそのコントラストが際立った。
休憩もほどほどに谷沿いの下山道に入る。ここからの工程がとても長く感じた。普通ピストンの場合、下りが心理的近く感じるものなのだが、今回はなぜが長い。
前には70歳以上と思われる単独男性が淡々と歩いている。たいしたものである。
少し休憩を取りつつ深田公園PAに到着した。帰ってくると、車のフロントウインドウに車上荒しの注意紙あり・・、少し物騒である。
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