青森市近郊 雲谷峠(モヤトンケ)山
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- GPS
- 02:00
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 306m
- 下り
- 306m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
雲谷峠山は青森平野のどこからも目立って見える、八甲田前衛の山。山なのになぜか峠とあるのは、昔ここにいた戦士、トンケのいた山だったという。西暦900年頃、京都からきた大和政権の政府軍が、ここにいた先住民の男、トンケのゲリラ戦法に困ったので策を練り、ねぶたをやってゲリラを山中からおびき寄せ、そこを一網打尽にしたという伝承がある。ここは平野を見下ろす絶好の展望台。ヤマト派遣軍の動きはよくわかる。
「モヤ」は県内に他にもある。里から見える小高いよく目立つ山の意味のアイヌ語だそうだ。札幌のモイワと同じことばと聞いて納得。札幌の藻岩山はもとは丸山のことだったそうだ。
娘が五歳になったので登山をすることになった。麓のコスモスの迷路を通ってアプローチする。下から登り始め、リフト補修用のブル道が山の西側を巻いていくのに沿っていく。海も山も、よく見える。八甲田の中腹は紅葉で赤い。陸奥湾の先には北海道が見え、大沼の駒ヶ岳もうっすら見える。下北の仏ヶ浦の右上だ、100キロ北だが間違いない。高曇りなのに遠くまで見える。
ブル道でリフト最高点に行ったあとは踏み後をたどって10分ほどで山頂。山頂は展望無しの藪。子供は初めて山頂まで登った。昨年は函館山寒くて途中下山したけど、これが公式の生涯第一登のピーク。山頂の握手をして、リフト最高点まで戻り、ここは展望がいいのでお昼にする。パンとチーズとゆで卵、暖かい紅茶。周囲の紅葉はオオバクロモジやウルシなど多少。下りはスキー場コースの踏み跡を下る。結構な急斜面だ。
下山後、リフトに初めて乗って、斜面を下るカートで遊ぶ。
モヤトンケは標高も低いし、スキー場の刈り込みだらけで、モヤヒルズなんて名前になっちゃっているけれど、1000年前に身を置いてみれば、この町で指折りの名山だと思うよ。一度はちゃんと足で登って見たかった。冬にこの山頂にイグルーで泊まれば景色がよかろうな。
コメント
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いつも精力的に活動されてるyoneyamaさん、
初(?)のほのぼのファミリーハイクですね!
娘ちゃんの今後が楽しみです
どんな山でも山頂は神々しいですからね。家族登山だってたぶん奥深いと思いますよ。
五歳児は、お風呂で「雪山賛歌」歌ってますよ。
「おれたちゃまちには、すめないからに〜」だって。
うちもそろそろと思うのですが、ここいらあたりはどこも人だらけのようで、なかなかおでかけ出来ませぬ。
あんまりおんぶとかでは、のぼりたくないんですよね
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