水晶ナギ〜雨乞岳

2022年10月30日(日) [日帰り]

• GPS: 07:27
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,460m
• 下り: 1,450m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:08
• 合計: 7:27

7:23 雨乞岳登山口 石尊神社口
9:14 9:18 ホクギノ平
10:07 10:07 水晶ナギ分岐
10:17 10:48 水晶ナギ
10:57 10:57 水晶ナギ分岐
11:41 12:12 雨乞岳
12:55 12:57 水場
14:50 雨乞岳登山口 石尊神社口

天候

晴れだが雲多し
気温は朝5℃前後〜山頂昼でも10〜15℃位で肌寒い
風は弱いが冷たい

アクセス

利用交通機関：

自家用車

石尊神社登山口の駐車場を利用（トイレなどは無し）
※5台ほど駐車可、朝7時半で先行3台

コース状況／危険箇所等

・石尊神社登山口より水晶ナギ
2016年度版山と高原地図だとルートが荒れ始めている…とあるが、よく整備された歩き易い道だった。
標高1,400m辺りから紅葉し始め標高1,600mのホクギノ平辺りまで楽しめた。
それより上1,800mあたりまで紅葉アリ。
標高が上がると笹原とカラマツが中心となる。
水晶ナギ分岐から片道15分ほどで水晶ナギに着く。
水晶ナギは向かいに見える日向山より大きな白砂のビーチが広がるが、斜度がある為怖くて余りのんびりする気になれなかった。
このルートはたまに急な場所もあるが、全体的に緩やか。

・水晶ナギから雨乞岳山頂
水晶ナギ分岐から先は直ぐに急登となり、これが40分ほど続く。一本道で迷う心配は無い。
標高を上げると次第に視界が広がり、あまり広くない雨乞岳山頂からは甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山、甲府盆地に八ヶ岳、富士山などの展望が楽しめる。
この区間は紅葉は終わってるかな。

・雨乞岳からヴィレッジ白州方面へ
山頂直下は泥濘んだ急な下りだが、それ程長くは続が無い。
笹の丈は上がるが良いとこ膝くらいまで。
よく整備され比較的なだらかなルート…らしい。

標高1,605mピークで登山道を逸れショートカットし石尊神社へ降った。
登山道は無く、踏み跡なのか獣道なのか判然としない尾根はヤマレコマップに頼りきりだった。

その他周辺情報

尾白の湯　市外大人830円
道の駅はくしゅう　鷄天丼700円

写真

10/30 7:07

今日は山の上に広がる白い砂浜、水晶ナギを見る為に雨乞岳へ。
久しぶりに比較的近場の山な為気分はのんびり。
予定通り甲斐駒ヶ岳の眺めも楽しめそうで期待は高まる。

石尊神社前の駐車スペースには先行3台。
さらに準備中に一台やってきた。
思ったより人歩いてるのかな。
7時半前に登山開始。

10/30 7:24

雨乞岳登山口、今日はここから。
山頂まではコースタイム四時間ほど。
11時半頃着かな。

10/30 7:27

登山道はあまり斜度はキツく無く、広くて歩き易い。
気温は5℃位でかなり肌寒い。
ミレーの網にベースレイヤーだけだと流石に寒すぎるが、パタゴニアのナノエアを羽織るには暑すぎる、そんな微妙な気温…持ってくる装備間違えたかも

10/30 7:30

道にはどんぐりだらけ。
熊出そうで怖いな。
登り始めて直ぐにソロ男性とすれ違う。
一体何時から登ってるんだ！？

10/30 8:06

登山道に次第に陽が射し始めた。
道を挟んで広葉樹と針葉樹の林になってて面白い

10/30 8:35

とにかく整備されているので表丹沢とか人気エリアを歩いてる様に錯覚してしまうな。

10/30 8:48

標高1,400m辺りから樹々が色づき始めた。
あまり期待してなかったが、もしかして紅葉も楽しめちゃうかも？

10/30 8:53

おぉ〜！
陽に照らされ輝く紅葉！

10/30 8:54

青空と紅葉が美しい。
予報通り秋晴れになって良かった

10/30 8:56

風は弱いが冷たく、服装選択に迷う。
日が出てる割には体感気温低いな。
着ては脱ぎ、冷えたら羽織りを繰り返して進んだ。

10/30 8:56

撮影でなかなか足が進まない

10/30 8:57

彼方に鳳凰三山が見える。
肉眼ではオベリスクも確認出来た。

10/30 8:57

段々と赤くなってきたぞー

10/30 8:58

これは今日は大勝利と言って良いんで無いかい？

10/30 8:59

10/30 8:59

美しいグラデーション…

10/30 8:59

この少し前で先行者が休憩していたので挨拶し先へ。
2人とは水晶ナギで休憩中に抜かれて山頂でまた会った。

10/30 9:05

今迄緩やかだった登山道だが、ホクギノ平のピークに向けて斜度が少し急になってきた

10/30 9:06

10/30 9:06

10/30 9:06

時間の余裕もあるし、久しぶりにせかせかしないハイキングを楽しめてる

10/30 9:08

黄金の窓

10/30 9:09

背の高い木や上の方にしか葉がない木も多く自然見上げる形に…

10/30 9:10

10/30 9:12

落ち葉で足元も負担が軽減されている。
フカフカだ。

10/30 9:13

10/30 9:15

ホクギノ平到着。
確かに平らな地形だな

10/30 9:16

10/30 9:16

山頂には作業小屋が。
サントリーのものらしいが、ここまでの登山道もサントリーが整備してるのかな〜
麓にはサントリー白州蒸溜所あるしね

10/30 9:18

ホクギノ平の三角点

10/30 9:19

10/30 9:20

甲斐駒ヶ岳の山頂のゴツゴツ見えてるな

10/30 9:20

さて、次は水晶ナギへGo！！

10/30 9:24

お、あちらは鋸岳か？

10/30 9:24

7月に登ったがメチャクチャキツかったなあ…

10/30 9:25

相変わらず風が冷たい。
痩せ尾根の降りにロープが張ってあった

10/30 9:26

コレはまさか熊！？
やめて欲しいな〜

10/30 9:26

こんなに紅葉してるなんてなぁ
今日は山頂でガスってたとしても満足出来そうw

10/30 9:26

10/30 9:30

ここから先もしばらく紅葉楽しめた

10/30 9:31

足元もふかふかだ。

10/30 9:31

10/30 9:38

10/30 9:41

ホクギノ平から先は下は笹に覆われ出した。
よく手入れされているのか木々の間隔は広く道は明るい。

10/30 9:41

燃える様な紅葉だ

10/30 9:47

次第にカラマツ中心の森となり赤い色は減少。
カラマツは黄色く色付いているが、葉っぱがあるのは高い木の上の方な為、中を歩いているとカラマツの紅葉はあまり楽しめない感じ

10/30 9:59

山肌のカラマツは下の方まで葉があるな

10/30 10:01

樹里の中でも明るくみちて開放感あるな

10/30 10:02

お、あの白い山肌は目的の水晶ナギじゃないか？

この先で下山してくる二人組とすれ違った。
本日3組目

10/30 10:07

水晶ナギ分岐到着。
水晶ナギはここを左に進む

10/30 10:09

分岐から15分ほど歩く

10/30 10:13

樹里が切れ、小さな白い砂浜が広がる。
黄色いカラマツの向こうには編笠山と鋸岳！

水晶ナギはまだ少し先の様だ。

10/30 10:14

あれは雨乞岳かな。
結構まだ登らなきゃいけないなあ

10/30 10:16

水晶ナギへ進む

10/30 10:17

グネグネだな

10/30 10:17

水晶ナギ到着。
朝に比べかなり雲が増え日も翳りがちで肌寒い。

10/30 10:18

1番右側のとんがった山は編笠山。
中央の1番高いピークが鋸岳第一高点だ。

鋸岳側からも此方が見えてそうだな〜
自分が鋸岳に登った時はガスガスでなんも見えなかったが…

10/30 10:20

水晶ナギは平らな場所がなく左右に滑り易い砂地の傾斜になっている地形でちょっと怖い。
写真だと分かりづらいが前方に向けかなりの傾斜で下り坂だ。

10/30 10:23

もうちょっと晴れてくれてればなあ

10/30 10:24

正面には2017年に登った日向山が見えている。
「山の上にあるビーチ」で有名な日向山だが、日向山から見えるこの水晶ナギの方が大きな砂浜に見えて気になっていた。
実に5年ぶりに念願叶う。

10/30 10:24

富士山が見えてた

10/30 10:46

あまり落ち着かない場所だったが、折角来たので小休止。
おにぎりを2個齧りエネルギー補給。

30分ほど休んでから出発すると、丁度別の登山者二人組がやってくる所だった。

10/30 10:51

小さい方の砂浜から見えた白岩岳。
釜無山から横岳峠へと至る踏み跡も薄いバリの稜線。
興味はあるが自分には難易度高すぎるかな。

10/30 10:53

水晶ナギ分岐へ戻る途中、紅葉を楽しみながら。

10/30 10:57

水晶ナギ分岐到着。
いよいよ雨乞岳への登りが始まる

10/30 11:14

本山行随一の急登区間。
コースタイムは水晶ナギ分岐から山頂まで一時間

10/30 11:20

標高を上げると八ヶ岳が見えてきた

10/30 11:25

上部はサルオガセだらけだった。
霧がよくかかる山なのかな

10/30 11:27

中々の急登が続く

10/30 11:38

雲は多めだが眺望はあった。
サントリー白州蒸溜所から続く、登って来た山並みが見える。

10/30 11:40

日向山がよく見える

10/30 11:41

八ヶ岳は雲かかってないな
奥秩父はいつの間にか雲に隠れていた

10/30 11:42

雨乞岳山頂到着。
雲が多くてちょっと残念だが、中々眺めが良い山だな

10/30 11:57

甲斐駒ヶ岳は全く見えず！😂
富士山も雲に姿を消す…

10/30 12:00

日向山もまた行きたくなってきた

10/30 12:00

甲府盆地の眺め

10/30 12:09

山頂で20分ほど休んでいると富士山が姿を現した

10/30 12:10

おお！甲斐駒ヶ岳も見えてきたじゃんか

10/30 12:10

格好良い！……が、逆光だなあ😅
甲斐駒ヶ岳の眺めを楽しむためには朝9時位には山頂に居ないとダメだな…

10/30 12:12

山頂でも30分ほど休憩した。
そろそろ下山しようか

10/30 12:13

名残惜しく何度も振り返ってしまう

10/30 12:14

甲斐駒ヶ岳登ったのはもう6年前か…

10/30 12:14

さらば甲斐駒ヶ岳

10/30 12:23

木々の隙間から日向山

10/30 12:26

此方のルートは標識が充実している。
下山開始してすぐ3組ほどの登山者とすれ違った。
山頂直下は少し急坂。

10/30 12:29

眺め良いな〜

10/30 12:31

カラマツも外から見ると良い感じに色づいてるな

10/30 12:32

甲斐駒ヶ岳が完全に雲から出たな。
鳳凰三山も姿を見せ始めた

10/30 12:35

振り返ると雨乞岳

10/30 12:35

此方のルートも明るい尾根道だな

10/30 12:37

西側に目を向けると釜無山が見えた

10/30 12:41

笹の丈が少し高くなって来たな

10/30 12:43

オベリスクだー！！

10/30 12:43

やっと地蔵岳見れたな

10/30 12:44

登りで使った稜線が目の前に

10/30 12:45

鋸岳はガスって来てしまったな

10/30 12:51

登山口まで80分か…

10/30 12:58

沢が近づく。
ここは水場への分かれ道

10/30 13:00

暫く水音を聞きながら進んだ

10/30 13:05

下山のルートでも標高1,600m付近の稜線は鮮やかに色づいていた

10/30 13:08

コレは鮮やか！
良いね良いね〜

10/30 13:09

日が紅葉を照らす

10/30 13:09

黄色だけでなく、

10/30 13:11

赤い色も其処彼処に

10/30 13:18

小金沢連嶺の紅葉みたいな雰囲気だな

10/30 13:19

色とりどりな尾根を暫く歩いた

10/30 13:19

10/30 13:22

1,605mピーク到着。
実はヤマレコで見たのを真似して、ここから登山道を逸れショートカットする予定

10/30 13:24

登山道を逸れ降り始めた途端熊のフンが…

しかもこの後立て続けに熊のフンに遭遇。
この尾根には熊が確実に居る！

10/30 13:26

道は無いので尾根とヤマレコマップを見ながら軌道修正しつつ降る

10/30 13:32

熊鈴を派手に鳴らしながら歩く（怖いので）

10/30 13:32

微かな踏み跡を追う。
コレが人による踏み跡なのか獣道なのかは不明…

10/30 13:35

10/30 13:37

森は間伐などよく手入れされている風で薮もなく歩き易かった。

10/30 13:57

時々やってくる非常に急な下り斜面。
道がなく足元が悪いのでなかなか厄介

10/30 14:01

登山道を逸れてから40分、林道と交錯する。

10/30 14:02

左から降りて来た

10/30 14:03

林道を歩くのは遠回りなので道を跨いでまた山中に突入。
入口は踏み跡があった。

10/30 14:03

踏み跡は薄いので適当に歩く

10/30 14:06

なんとテープが！
すごい久しぶりに見たな…

10/30 14:10

コレまた足元が悪い下りだな…

10/30 14:19

最後の大降り

10/30 14:20

やっと平らな場所に出た。
川が直ぐ横に流れている

10/30 14:22

右側から降りて来た

10/30 14:25

ショートカットの道なき道を終えやっと林道に出た

10/30 14:37

石尊神社手前の池を通過

10/30 14:49

登山口駐車スペースが見えて来た。
やっとゴールだ。

10/30 15:02

登山口から日帰り温泉に向かう途中見えた八ヶ岳

10/30 16:08

尾白の湯で汗を流す

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

2017年に日向山に登ったとき、谷の反対側に日向山のソレに匹敵する巨大な砂浜をみた。
調べるとそこは「水晶ナギ」という場所と判明。
いつか行ってみたいと思いつつ、記憶の底に沈んで忘れ去られていたのだが…

今年7月に鋸岳を釜無川ルートからピストンした時、地図を色々調べていたら釜無川の対岸に「雨乞岳」「水晶ナギ」の文字が…

日向山、鋸岳、甲斐駒ヶ岳と周辺の山を歩いた結果浮かび上がってきたこの地名。
コレはもう行くしか無い！

というわけでやって来ました雨乞岳＆水晶ナギ。
朝のうち快晴だった周辺域だが、昼にかけ次第に雲が上がり、南アルプス高峰はガスに包まれてしまった。
太陽燦燦ならそんな寒く無いだろ…と油断してきたがとにかく肌寒い。
気温は5℃〜10℃くらいかな。風も冷たく厚着しては脱ぐを繰り返した。

期待していた眺望はイマイチだった部分もあるが、今回は予想以上の紅葉が楽しめたのが◎
水晶ナギは転げ落ちそうで少し怖かったが、今回の山行の目的地でもあったので行けてよかった。

雨乞岳山頂は展望が良いので、澄み渡る冬の晴れの日などにまた来てみたいかな