記録ID: 48731
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
塩見岳
2009年10月10日(土) [日帰り]


- GPS
- 09:24
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,347m
- 下り
- 2,340m
コースタイム
6:00鳥倉林道駐車場-6:14鳥倉登山口-7:57三伏峠小屋-10:05塩見小屋-10:56塩見岳西峰(休憩2分)-11:00東峰(休憩10分)
11:10下山開始-11:40塩見小屋(給水7分)-13:52三伏峠小屋-15:18鳥倉登山口-15:24鳥倉林道駐車場
11:10下山開始-11:40塩見小屋(給水7分)-13:52三伏峠小屋-15:18鳥倉登山口-15:24鳥倉林道駐車場
天候 | 雨-雪-曇り-晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
この3連休は、塩見岳、仙丈ヶ岳、間ノ岳-北岳の4山を巡る遠征。 先ず、初日は塩見岳。 当初は最短ルートである塩見新道からの往復を予定していたが、先週の台風18号の後、三峰川林道(公式には通行止め)の状態が不明だったことと、登山者の少ない登山道の状態悪化を懸念して、一番メジャーな鳥倉ルートを選択した。 鳥倉林道は全線舗装路であるが、それでも握り拳大の落石があちこちに転がっている。夜間は落ち葉との区別が付きにくいため、注意深く走り、ゲート前駐車場到着は5時半頃。 駐車場は既に満車で、先行の車に続き、ゲート前の山側に車を寄せて駐車をした。 6時前から明るくなり、数組の登山者が出発していったのを確認して、私も折り畳み自転車(なんちゃってMTB)で出発した。 |
写真
鳥倉登山口。ゲートから殆ど傾斜の無い舗装路が続くため、短距離ではあるが自転車が非常に有効である。(舗装路歩きが登山靴の靴底が減る一番の原因ではないかと思っているので、そういう意味でも有効)
登山口までに多くの先行者をパスした。
登山口までに多くの先行者をパスした。
三伏峠小屋。このあたりから登山道も雪になったが、新雪のため凍結は無い。
ここまでに山頂を諦めて下山してくる山中泊と数組すれ違った。
こちらはアイゼンこそ持参していないが、スパイクもあるし、マイナス10度程度であればOKな冬山装備で入山しているのでそのまま先に進んだ。
ここまでに山頂を諦めて下山してくる山中泊と数組すれ違った。
こちらはアイゼンこそ持参していないが、スパイクもあるし、マイナス10度程度であればOKな冬山装備で入山しているのでそのまま先に進んだ。
もうすぐ営業終了の塩見小屋。カフェ風のこの案内板はネットの情報では小屋番の若い女性が書いたものらしい。その方かどうかは不明だが、下山時に小屋にいた女性は結構ぶっきらぼうだった。まあ、自由が丘のカフェじゃないんだし、小汚い登山者相手では..。
山頂付近の岩場はガスで視界が20m程度。気温マイナス5℃、風速5m程度。小雪が降っているが、一瞬日が差すことも。
積雪は1cm程度で歩行に問題は無いものの、踏み後が不鮮明になり、視界不良でペンキのマークが見にくくなっていた。しかし、先行者2名のトレースがあったのでルートを迷うことは無かった。単独行でのガスの雪山は寂しいもの。もし先頭だったら途中で引き返してきたかもしれない。
積雪は1cm程度で歩行に問題は無いものの、踏み後が不鮮明になり、視界不良でペンキのマークが見にくくなっていた。しかし、先行者2名のトレースがあったのでルートを迷うことは無かった。単独行でのガスの雪山は寂しいもの。もし先頭だったら途中で引き返してきたかもしれない。
無人の塩見岳山頂。三角点は手前の西峰にある。
今日は見事に視界無し。南アの真ん中にある塩見なので、本当だったら南アの全景が見えたはずなのに..まあ、こんな日もあるでしょう。
意味も無く山頂標識や、三角点の写真を数枚撮って最高点がある東峰に向かう。
今日は見事に視界無し。南アの真ん中にある塩見なので、本当だったら南アの全景が見えたはずなのに..まあ、こんな日もあるでしょう。
意味も無く山頂標識や、三角点の写真を数枚撮って最高点がある東峰に向かう。
東峰山頂。西峰から2分程度。
ここにトレースを作ってくれた先行者2名が休憩していた。埼玉から来たというご夫婦で、三伏峠のテントで前後2泊するらしい。やはり本日最初の山頂アタックは不安だったそうだ。
山頂は顔が冷たくなる程寒かったので、10分程度休憩して下山開始した。
下山中には多くの方とすれ違ったが、私が本日最初の山頂からの下山者のため、皆さん山頂部の雪の状態を聞いていた。
ここにトレースを作ってくれた先行者2名が休憩していた。埼玉から来たというご夫婦で、三伏峠のテントで前後2泊するらしい。やはり本日最初の山頂アタックは不安だったそうだ。
山頂は顔が冷たくなる程寒かったので、10分程度休憩して下山開始した。
下山中には多くの方とすれ違ったが、私が本日最初の山頂からの下山者のため、皆さん山頂部の雪の状態を聞いていた。
13:50時点で満員御礼の三伏峠テント場。朝の時点ではテントは無かったので、皆さん午前中に幕営したのだろう。テント数の割に下山中にすれ違った方は少なく、おそらく皆さん本日のアタックは見合わせたのだろう。
左側に写っている方は大阪から来た方で、やはり降雪状況を見て撤退決定したとのこと。他にも三伏峠より下で大型ザックを背負った撤退パーティーに3組ほど追い付いたが、皆さん下山してくる撤退者の多さに撤退を決断したらしい。翌日は快晴で登山道の雪も殆ど溶けたと思うが、安全サイドの判断は常に正しいと思う。
左側に写っている方は大阪から来た方で、やはり降雪状況を見て撤退決定したとのこと。他にも三伏峠より下で大型ザックを背負った撤退パーティーに3組ほど追い付いたが、皆さん下山してくる撤退者の多さに撤退を決断したらしい。翌日は快晴で登山道の雪も殆ど溶けたと思うが、安全サイドの判断は常に正しいと思う。
感想
金曜日の深夜に中央道を走っていると、甲府あたりから雨が降り出して晴天の天気予報は大外れ。
予想外の初冠雪で皆さん驚いていた。これからの季節、一度の降雪で登山道の状況は一変するので、それなりの準備は必要だと改めて認識した。
下山後は、サウナの水風呂があるという条件で、「まつかわ温泉清流苑」で入浴したが、ここの水風呂は屋外で、足を冷やす前に体が冷えてしまい、早々に撤退することとなった。
入浴後は「道の駅南アルプスむら長谷」で車中泊をした。
翌日、打って変わって晴天の仙丈ヶ岳に続く。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-48745.html
又聞きなのですが、
当日は寒気が入ってきている為に、午後から崩れる予想…とのことでした。
確かに雨や雪ではなく、アラレだったので…不安定だったんでしょうね。
(近くの入笠山は雹になったようです)
天気図では、寒気の様子までは解りませんよね。。
山小屋の方には、そうゆう情報源があるんですね~。
下界はまあ晴れてましたが、周りの山は雲に覆われてました。。
私も少し調べてみましたが、高層天気図の等温線で大体降雪状況がわかるようです。
・上空500hPa(約5000~5400m)で -36℃以下・・・大雪の目安
・上空500hPa(約5000~5400m)で -30℃以下・・・雪の目安
・上空850hPa(約1300~1500m)で -6℃以下・・・雪の目安
・上空850hPa(約1300~1500m)で -3℃以下・・・ミゾレの目安
私は冬季は低山専門になりますが、それでもこれからの季節は高層天気図の確認が必要なのかもしれませんね。
(10/17追記)
上の目安は平地での降雪。
正しくはそれぞれの高度に応じた温度と雲の発生を見る必要があるようです。
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