瑞牆山(↑みずがき山自然公園からマンカンボロン経由↓富士見小屋経由)
- GPS
- 06:20
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:13
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※なお、当日9時ごろにはほぼ満車でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【みずがき自然公園〜マンカンボロン〜天鳥川・マンカンボロンルート分岐】 みずがき自然公園からの分岐には看板などなく、いくつかの踏み跡があるため迷いやすいが、それ以外は迷うようなところは少ない登山道。ただ、この時期は落ち葉に覆われていて、下りの場合は滑りやすいかもしれない。 マンカンボロンより下はそれほど急ではないが、そこより上はところどころ急で岩場(鎖などあり)もある。 天鳥川ルートとの分岐は不明瞭。 【瑞牆山山頂〜天鳥川・マンカンボロンルート分岐】 天鳥川・マンカンボロン分岐〜不動滝分岐は岩の多い登山道。どの岩から登る・降りるかを迷うことはあるが、道そのものを外すことはない。 不動滝分岐より上は基本的になだらかだが、数カ所ある岩場の岩は滑りやすい。山頂は割と広い。 【天鳥川・マンカンボロン分岐〜天鳥川〜八丁平ルート分岐】 岩の多い登山道。傾斜そのものはゆるやかで道も広い。 天鳥川→八丁平分岐は上り返し。傾斜そのものはそれほどではないが、気持ち的に来るw 【八丁平分岐〜富士見平小屋〜林道分岐】 歩きやすく広い遊歩道。 富士見平小屋の水場の水は潤沢。 【林道分岐〜林道・みずがき自然公園分岐〜みずがき自然公園】 林道は歩きやすい未舗装林道。 林道からは尾根筋の登山道あるいは遊歩道。 |
写真
感想
「脂肪だけでなく、仕事も貯め込んでいたのか?」と揶揄される今日この頃。
これで鬱憤までためてたらやってられない、と車で瑞牆山へ。
登山口のみずがき自然公園はオートキャンプ場併設(というか車が乗り入れられるキャンプ場。)
登山とは異なる文脈のキャンプ客も多く。「ここをキャンプ地とする!」の名言(?)で有名になった某キャンプアニメで見たようなワンポールテントを立てている人も。
公園近くから登山道に入ると、前方にとんでもなく大きな荷物を担いだ集団が。「山の上にキャンプ地なんてあったっけ?」と思っていたら、近くの岩ですぐに荷物を下ろし、ロッククライミングの用意をしはじめた。担いでいたのは岩の下に置くマットらしい。
キャンプブームも、ボルダリングに代表される岩登りブームも、存在そのものは知っている。ただ、その影響が身の回りで見られるか、といわれると関西ではなかなな見られない。が、関東の影響を強く受ける場所になるとそうでもないようだ。
そういや観光業に携わっていたときは『関東より関西の方が流行は5年遅れるので、2年遅れでそれを追いかけたらなんか仕事してる』気になれたなあ、なんて、昔”戦略的撤退”した業種のことを思い出しているうちにクライミングスポットであるマンカンボロンに。近くで鹿の鳴き声がする場所でまさにクライミングをしているカップルがいた。そして、登山道も傾斜がきつくなり鎖付きの岩場を上る箇所もでてくる。
おそらくはマンカンボロンや岩場を見てロッククライミング技術の必要性を感じ、ロッククライミングに手を出した人もいるのでしょう。
「スキーで雪山を下山できたらなぁ」という邪念からスキー趣味を復活させた自分も広い意味では似たような口なのかもしれない。
それなりに急な道だったのですが、ここしばらく恒例だった「下山時の膝痛」がほとんど出なかった。
登山時に、膝ではなく腰ごと動かすようにして登ったから、かも?
そういや、体を動かす系のゲームをしていると「腰ごと動かすよう心がけて!」と言われる。スポーツ科学的な知見があれば、試行錯誤ではなく論理的により上手に登山趣味を楽しめるのかもしれない。
…なんてことを考えながら上れるくらい、人の少ない登山道だったのです。マンカンボロン登山道って(苦笑)
そう悪くない登山道なのになぜここまで人が少ないのか謎。
山頂は景色はいいけど、後ろにはわりとなだらかな樹林帯がある、という最高の条件。
見下ろせば紅葉、雲が晴れると先日の雪が残る金峰山が見える。荷物を軽くするためにコンロを持ってこなかったのが悔やまれる。
帰りは天鳥川・富士見平小屋に向かうメジャーな登山道を。
先日見た登山アニメで「巻いて歩くこともできるが、岩を越えて歩くこともできる」と紹介されてた登山道ですが、ほんとそんな感じ。ここのルート選びは好みが出る(笑)
富士見平小屋から富士山は見えなかったものの、確かにここが登山系キャンプで好まれるのは納得。水がこんなにあって、来やすくて、かつ尾根筋のキャンプ地って貴重だと思う。
そこからは瑞牆山を見ながら尾根筋の道を歩いてみずがき自然公園へ。午後になっていましたが、富士見平でテントを張るであろう登山客数人とすれ違いました。楽しい山の夜となることでしょう。
人には「ベースキャンプ地」が必要なのかもしれません。そこから山に登るにしても、岩に登るにせよ、テントで山飯を作るにせよ。
仮にそのアタックが失敗したとしても、ベースで装備や知識を集め直し、また再度アタックすればいい。そして、そのベースをどこにするかは自分の気持ち次第。
恐らく今年最後のまともな山。
その締めとしていろいろ考えさせられ、そしてリフレッシュできた登山となりました。
さあ、この登山をベースキャンプにして、月曜は職場にバンザイ突撃するとするか(笑)
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