岩手山〜前日撤退後リベンジ
- GPS
- 09:34
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,605m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 9:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鬼又清水、トイレ有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
往復とも新道利用しましたが危険な場所は特にありません |
写真
感想
本当は前日8月2日(土)の午後から登って8合目避難小屋に泊まり、避暑・星空・ご来光の豪華三点セットのはずでした・・・。
以下、訳ありで長文となりますが子連れ登山の皆様に参考になればと思い記します。
8月2日(土)14時に馬返し登山口スタート。約1時間後の1合目手前で長女が頭痛を訴えました。おでこや腕をさわってみると私よりあきらかに温度が低く、汗もあまりかいていませんでした。
この症状は、長男坊が小中学生の時によく経験していました。医師でもないのでハッキリと断言できませんが、熱中症の中でも「熱疲労」と呼ばれる類の症状でしょうか。体温調節がうまくいっていない感じです。
水やスポーツドリンクは十分に飲ませていましたので、長袖シャツに着替えさせて発汗を促して休憩させました。20分ほど休ませましたが、頭痛がおさまらないと言うので迷わず撤退しました。
長女は復路の車内では、ぐっすりと眠っており、一時間後自宅についたころにはスッキリとした表情でおやつを食べてくれたのでホッとしました。
体温調節がうまくいかなくなった原因は「クルマのエアコン」と「車内での服装」ではないかと思っています。
あまりの暑さに往路車内はエアコン全開でしたし、普段はケガ防止も含め必ず長袖を着用させていたのですが、当日は半袖着用をOKしてしまいました。
ですから車内ですっかり冷えた体が、車外の温度差について行けなかったのかと推察しています。これは今後の大きな反省点です。
長女には「またいつでも岩手山に登れる」こと、そして「早い時点で体調不良を教えてくれたことを褒めてあげる」ことを話しました。
夕食後、元気な様子を見て「明日、朝から登ってリベンジしようか?」と尋ねたら「うん!」というので、まずは早めに就寝させ翌朝の体調次第で決行ということになりました。
8月3日(日)朝5時起床。長女を起こし様子を見てみると元気そうなので、身支度して出発しました。6時30分馬返し登山口到着。夏休み中ということもあり、私と同様に子連れ登山客が大勢いて心強いです。
ゆっくりと歩を進めます。やっぱりこの時期は涼しい時間帯に出発して暑さに慣れるべきだなと思いました。
途中0.5合目で最初の休憩しているときに、「もう5合目だって」と言いながらパスしていくご夫婦に「まだ、0.5合目ですよ」とお声掛けさせて頂きました。「あっという間に5合目かと思ってビックリしました。」とおっしゃるので互いに爆笑しました。これがご縁で道中何度かお話しをさせてもらいました。聞けば遠く福岡からいらして百名山挑戦されているとのこと。お若いころは槍・穂高に夢中で他の山にあまり登っていないので現在は百名山を歩いているそうです。百名山は既に70数座を制覇し、前日は早池峰山に登ったと伺い、健脚ぶりとご夫婦の仲睦まじい姿が印象的でした。
0.5合目を出発し、前日のリタイアポイントで記念写真をパチリ。
体調も万全のようですので、ここからがいよいよ再スタートです。
3合目を過ぎたあたりでしょうか、下山してきた方とすれ違いました。
なんとヤマレコユーザーのrikyuさんとrainyboyさんでした。
実は、前日8合目避難小屋でご一緒する予定でした。しかし、撤退したためご心配をかけてしまいました。自宅に向かう車中からヤマレコのメッセージで撤退した旨を送信しましたが、電波が不安定な場所ゆえ、果たして届いていたか不安でした。(遭難騒ぎにでもなっていたらどうしよう!?)結果、メッセージは読んでいただいたようで、撤退したことは分かったと聞いてホッとしました。
rikyuさん、rainyboyさんご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
「元気そうで良かったですね。機会があったらまたご一緒しましょう。」という優しいお心遣いを頂いて嬉しい限りでした。
ようやく、心に引っかかっていたこともクリアとなり、晴れ晴れとした気持ちで先に進みました。
滝のようにしたたる汗を拭き拭き7合目。文句なしの青空に岩手山がドーン!
2日がかりで私の大好きな景色に出会えました。振り返れば雲海の向こうに姫神山と早池峰山が見えます。
8合目避難小屋では御成清水を堪能しながら、少し早目の昼食。
ところが、だんだんと北西方面から雲が・・・。
結局、山頂に着いた時にはガスでした。
でも、天然のクーラーと時折見える下界の風景を楽しみました。
8合目避難小屋に戻って、娘と「帰りたくないね。このまま泊まりたいね。」と話しながら名水コーヒー&ココアで長めのティータイムを楽しみました。
下山前、娘にバッジを買ってあげようと小屋に入ったら、福岡からのご夫婦にまたお会いしました。今日は小屋泊まりで、これから数日間東北の山を巡るそうです。今日一日のお礼を申し上げてお別れしました。
その後はゆっくりペースで16:30無事下山。
鬼又清水で顔を洗い、2人で乾杯しました。
今回はちょっとアクシデントもありましたが、いろいろと今後の教訓となり印象深い山行となりました。これからも安全第一で細く長く楽しみたいと思います。
いつになく長文となりましたが、2日分ということでご容赦のほど。
ytk340さん、こんばんは!
無事に登頂されて良かったですね。
今度はぜひ、ご一緒しましょう!
それにしても、娘さん可愛いですね。 笑顔が素敵!
水を飲んだ時の表情なんて最高です!
お嫁になんてやれないですね
お二人の姿を見て、元気なのでホッとしました。
メッセを見ることはできたんですが、お返事しようとしたらもう繋がらなくなってしまいまして…
rikyu がお二人にお会いできることを楽しみにしていました。
今度は是非ご一緒させてやってください。
実は私も1合目でダウンしたことあります。話を聞くと娘さんと同じ
だったのかもしれません。
岩手山は1合目まででも十分楽しめる山だと思ってます。
rainyboy様 rikyu様
こんにちは。今日も暑いですね。
連日の猛暑で「温ったかい●×」とか「HOT▲■」とか、字を見るだけでゲンナリしてしまいますが、「温かいお言葉」だけは別です。ご心配掛けたにも関わらず、お心遣いの数々本当にありがとうございました!
これに懲りずにまたお二人とご一緒する機会があれば嬉しいです。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。 ytk340
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