岳沢〜奥穂〜涸沢岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 1,813m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
上高地〜平湯〜新宿(高速バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
穂高岳山荘と涸沢付近に残雪有 |
写真
感想
当初は北穂まで行く予定でした。むしろそれが本来の目的で休みまでとったのですが、天気と道の状態であえなく断念しました。
上高地に到着した時点で天気は曇り、時々雨がちらつきます。金曜ということもありますが、心なしかいつも賑わう上高地も人が少ないような。岳沢〜奥穂高は2年前にも行きました。その時は岳沢小屋までじりじりと登りが続き、展望もなくつらかった記憶があります。案の定今回も小屋までが堪えました。岳沢小屋からは、一登りした後、岩場と梯子が出現します。ここからは私の好きなルートです。ただし雨が強弱織り交ぜて降っている為、快適とはいきません。傾斜は強くないですが、岩が濡れていて気を使います。
紀美小平まで来て、数組のパーティーと遭遇しました。聞けば、穂高岳山荘はガラガラとのこと。この時点で風も強くなり、展望は全くなし、進行方向がわかる程度にガスが被さってきました。明日は台風がさらに接近するし、岩も濡れて、これは北穂は無理かなと思い始めました。と、気持ちが下がったところで思わぬ出会いが! 雷鳥がちょこちょこと登山道を横切っていきました。よくみるとつがいのようで、二羽の雷鳥が仲睦まじく歩き、しばらく目を楽しませてくれました。雷鳥はこんな天気でも逞しいなぁと妙に感心してしまいましたw
山頂まで、以前の感覚だともっと距離があるように思ったのですが、今回は割合あっけなく到着しました。雷鳥のご夫婦以降誰とも会わないし、寒いし、早足になってたのかな。山頂付近の鎖場は濡れていると注意が必要ですが、鎖を使わなくても足がかりがあるので、慎重にいけば問題ないと思います。奥穂山頂は何と私一人でした。2年前、人だかりのせいで写真を撮れなかった思い出が嘘のようです。風が吹き付ける中、急いで写真を撮り、山荘に向かいました。この下りでは山荘からやってくる登山者数名とすれ違いました。山荘までの鎖場は、最後だからと気を抜いてしまいそうになりますが、足下を確かめて確実に行きます。涸沢が見えるはずですが、ガスで何も見えず、唯一目の前の雪渓が寒々と鎮座しているのがわかりました。
穂高岳山荘もやはり人はまばらで、部屋は個室状態でした。談話室的なところが玄関前なので、自分としてはあまり落ち着かなかったけど、乾燥室が秀逸ですぐ雨具が乾いたのには助かりました。
翌朝、幸運なことに雨が上がっており、朝陽を望むことが出来ました。早朝のこの時間が今回唯一の晴れ間でした。一瞬、北穂に行けるかもと思いましたが、上空はいつ雨が降り出してもおかしくない模様だし、結局悔し紛れに涸沢岳を往復して下山することにしました。もしかしたら行けたかもしれませんが、山では慎重さの方が大事だと思います。
ザイテングラートは初めてでしたが、思った程傾斜は強くない。ただやはり濡れているので、通常以上に神経を使います。途中外国人の夫婦(?)がスキップするようなすごい勢いで登って来て驚きましたw
涸沢小屋まで終盤、10m程残雪がありかなり滑りましたが、アイゼン等は不要です。涸沢小屋のテラスに着くと、また雨が強くなった為急いで横尾を目指します。横尾付近で雨は上がり、登山者の数も増えてきました。ここから自分が一番嫌いな上高地までのルート。やはりいつ行っても、このダラダラした林道は苦手です。徳沢、明神でのお菓子タイムがなければ帰還が危ぶまれましたw 明神を過ぎて程なく、珍客と遭遇しました。猿です。木の上にいるところを目撃したことはありますが、目の前で出会うのは初めてです。観光客も多い林道をすたすた歩いて葉っぱを食べていました。見れば子猿を抱えた親もいます。かわいいけど案外図太そう。
奥穂山頂では、「西穂」に至る道標を見かけました。自分の目標です。その練習も兼ねて北穂まで行きたかったのですが今回は残念。8月はあまり雨に当たらなかったのですが、今年は当たり年です。行いが悪いのかなぁ。これから気をつけねば。
judeさま、雨の中お疲れ様です。はじめましてyasbyと申します。
今週14日に上高地から涸沢一泊、で15日に天気よければ北穂高から奥穂で一泊、最終日に重太郎新道で下りと計画しているのですが、やっぱり雨だと北穂はやめる方が多いのでしょうか?時間はじっくりとろうとしておりますが…
コメントありがとうございます。
重太郎新道は雨でも大丈夫だと思いますが、奥穂〜北穂間は初めてだったこともあり断念しました。慣れてる方なら問題ないと思いますがやはり滑るのが心配で。ちなみに私の時は、単独の先行者さんが一人進んで行きました。
気をつけて行って来て下さいね!
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