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Yamareco

記録ID: 7290848
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地から穂高岳周回

2024年09月26日(木) ~ 2024年09月27日(金)
 - 拍手
hidekazu その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
30:17
距離
29.2km
登り
2,089m
下り
2,087m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:49
休憩
0:35
合計
5:24
距離 17.2km 登り 823m 下り 39m
6:44
7
7:35
6
7:41
7:46
4
7:50
36
8:30
8:33
14
8:47
37
9:24
9:38
16
9:54
9:55
36
10:31
10:37
31
11:08
11:09
15
11:24
11:29
35
12:04
2日目
山行
6:38
休憩
2:26
合計
9:04
距離 12.0km 登り 1,273m 下り 2,060m
3:47
1
3:48
3:51
1
3:52
3:54
4
3:58
4:05
30
4:35
20
5:59
6:14
32
6:46
6:52
8
7:00
7:09
64
8:13
8:24
15
8:39
8:47
13
9:00
9:19
3
9:22
9:25
18
9:43
9:57
9
10:06
10:13
32
10:45
10:57
48
11:45
11:50
8
11:58
12:04
27
12:45
12:46
5
9月26日(木)
6:40上高地BT-7:40明神-8:29徳沢-9:23横尾-10:32本谷橋-12:04涸沢野営場

9月27日(金)
3:55涸沢野営場-4:00涸沢小屋-5:59穂高岳山荘-6:44奥穂高岳-8:11紀美子平-8:42前穂高岳-9:01紀美子平-10:45岳沢-12:51上高地BT
天候 9月26日(木):晴れ時々曇り、無風
9月27日(金):曇り時々晴れ、後雨、無風
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・沢渡の駐車場を利用。平日の為空き多数。
・沢渡駐車場から上高地バスターミナルまでは往復バス利用。
コース状況/
危険箇所等
・上高地から横尾経由本谷橋:歩き易く登山者多数のため、すれ違いも多い。
・本谷橋から涸沢:良く整備されていて危険箇所は見当たらず。
・ザイテングラート:落石注意。途中からはストックは使わないほうが良いと思われる。
・奥穂高岳から吊尾根経由前穂高岳:岩稜帯の登下降が続く。ストックは使わずに歩いたほうがよい。
・重太郎新道:傾斜がきつく狭い箇所が多い。すれ違いで待つこともある。
・岳沢から上高地:歩き易く登山者多数。
・涸沢のキャンプ場:広いがキャンパーの数も多い。地面は岩なのでペグは刺さらないと思う。携帯は、ドコモ不安定で利用できず、auは不安定ながら利用できた。
9月26日(木)
河童橋と梓川
2024年09月26日 06:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/26 6:45
9月26日(木)
河童橋と梓川
上高地
2024年09月26日 06:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/26 6:59
上高地
梓川右岸を歩く
2024年09月26日 08:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
9/26 8:10
梓川右岸を歩く
徳沢到着
2024年09月26日 08:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/26 8:27
徳沢到着
横尾到着
2024年09月26日 09:39撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/26 9:39
横尾到着
本谷橋到着
2024年09月26日 10:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
9/26 10:33
本谷橋到着
涸沢に近付く
2024年09月26日 11:41撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/26 11:41
涸沢に近付く
涸沢の紅葉が始まっていた
2024年09月26日 11:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
9/26 11:59
涸沢の紅葉が始まっていた
青空に赤が映える
2024年09月26日 12:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/26 12:01
青空に赤が映える
振り返る
2024年09月26日 12:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
9/26 12:01
振り返る
良い眺め
2024年09月26日 12:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
9/26 12:02
良い眺め
キャンプ場に到着
2024年09月26日 12:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
9/26 12:02
キャンプ場に到着
涸沢カール
2024年09月26日 12:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/26 12:10
涸沢カール
青空とカール
2024年09月26日 12:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
9/26 12:10
青空とカール
カールにガスが垂れ込める
2024年09月26日 16:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
9/26 16:14
カールにガスが垂れ込める
ここをキャンプ地とする
2024年09月26日 16:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/26 16:19
ここをキャンプ地とする
9月27日(金)
ザイテングラードの登り。常念岳とキャンプ場の灯り。
2024年09月27日 05:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 5:14
9月27日(金)
ザイテングラードの登り。常念岳とキャンプ場の灯り。
明るくなってきた
2024年09月27日 05:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 5:23
明るくなってきた
夜明け前の前穂高岳
2024年09月27日 05:41撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 5:41
夜明け前の前穂高岳
コルまでもう少し
2024年09月27日 05:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 5:45
コルまでもう少し
奥穂方面を見る
2024年09月27日 06:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 6:07
奥穂方面を見る
奥穂方面はガス
2024年09月27日 06:38撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 6:38
奥穂方面はガス
奥穂高岳山頂
2024年09月27日 06:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 6:47
奥穂高岳山頂
奥穂の山頂から心の目でジャンダルムを見た
2024年09月27日 06:50撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 6:50
奥穂の山頂から心の目でジャンダルムを見た
奥穂の山頂直下
2024年09月27日 06:53撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 6:53
奥穂の山頂直下
前穂ほ目指す
2024年09月27日 07:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 7:15
前穂ほ目指す
ガスが取れてきた
2024年09月27日 07:26撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 7:26
ガスが取れてきた
吊尾根歩き
2024年09月27日 07:27撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 7:27
吊尾根歩き
ギザギザ
2024年09月27日 07:30撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 7:30
ギザギザ
焼岳と乗鞍岳が見える
2024年09月27日 08:04撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 8:04
焼岳と乗鞍岳が見える
西穂方面
2024年09月27日 08:05撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 8:05
西穂方面
前穂を目指す
2024年09月27日 08:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 8:23
前穂を目指す
前穂高岳山頂
2024年09月27日 08:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 8:42
前穂高岳山頂
前穂から槍ヶ岳
2024年09月27日 08:45撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 8:45
前穂から槍ヶ岳
前穂から常念岳
2024年09月27日 08:45撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 8:45
前穂から常念岳
前穂から奥穂
2024年09月27日 08:46撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 8:46
前穂から奥穂
重太郎新道を下降中
2024年09月27日 09:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 9:40
重太郎新道を下降中
岳沢小屋が見えた
2024年09月27日 10:29撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
9/27 10:29
岳沢小屋が見えた
上高地に到着
2024年09月27日 12:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/27 12:45
上高地に到着

感想

9月26日(木)
上高地バスターミナルは定刻通りに到着。朝一のバスは登山者多数だった。トイレに寄りパッキングをして6:40に行動開始。横尾までの長い歩きが始まる。今年は左岸が災害のため歩けないので、明神まで右岸を歩く。初めてなので周りの景色は新鮮だが、基本的には樹林帯歩き。ザックの重さはテント泊装備だが軽めで11kgくらい。とは言え運動不足なのでペースは極力落として歩く。7:40明神に到着。小休止のみで行動再開。ここから先は何度も歩いた左岸ルートになる。長くて標高は上がらないが距離を稼ぐ。徳沢8:29到着。トイレが仮設になっていた。キャンプ場は相変わらず快適そうで、一度はキャンプしてみたい。ゆっくり歩いたつもりだったが左足の裏にマメの兆候が。早めのケアとしてテーピングを貼る。少し飲み食いした後に行動再開。日が高くなり暑さを感じるようになる。2人ともシャツ一枚で歩く。徳沢から先も相変わらず樹林帯だが、今年は梓川沿いで林道工事が行われていて、各所で重機が動いていた。かなり大掛かりな工事のようだった。9:23横尾着。登山者多数。ベンチに座り休んだ後給水する。ここまでは約1時間毎に給水できるので楽だったが、この先は涸沢まで水場がないのでしっかり水くみして行く。ここまでで既に10km以上歩き足はあちこち痛くなっていた。運動不足が悪いのだが、足のダメージは最小限にしなければ明日がもたない。日陰の涼しいところで十分休んでから橋を渡って行動再開。相変わらずすれ違い追い越し追い越されは頻繁に発生する。平日とは言えハイカーの数はとても多い。横尾から先少しは登山道っぽくなるが、それでもまだ歩き易い。樹林が多いので日陰を歩ける。10:32本谷橋到着。多くの人が休憩していたので我々もそれに倣う。横尾からここまでは案外呆気なかったが、この先は登りも本格的になる。テント装備なので速くは歩けないがペースはなるべく一定で進む。徐々に標高が上がると涸沢に近付く。開けた景色が見えてくる。青空に一部紅葉が混ざりとてもきれいだった。涸沢はいつでも混むイメージがあってなかなか足が向かないが、やはりいつきてもきれいなところだと思う。キャンプ場には12:04到着。Zさんは途中写真を撮っていたので少し遅れる。5年ぶりの涸沢カールの景観に圧倒される。やはり良いところだ。テントを張るスペースを探し設営する。Zさんは小屋泊なのでチェックインへ向かう。テントの受付は16時から17時の間なので先に設営をしてその後はテントで沈殿する。テントで食事を済ませ、昼寝をした後にZさんが戻ってくる。その後はテント周辺でブラブラしたりのんびりしたりする。風もなく穏やかな気候で、涸沢の景色を十分楽しむことができた。

9月27日(金)
2:30起床。4時出発なのでこの時間に起きた。3シーズン用の寝袋だったので寒さを感じることなく快適な一晩だった。周囲に宴会テントもなく割とよく眠れた。支度をしていると3時前に少し雨がぱらつく。まじか、と思ったが短時間であがって安心した。食事とパッキングを終えて3:45にテント場を出る。ザックをテント場近くに残置してトイレと水くみに行く。3:55に行動開始。4時に小屋にいるZさんと無事落ち合う。予定より少し早めに着くことができた。Zさんの支度が終わったら行動開始。白出のコルに向けて真っ暗な中歩き出す。このコースは初めてなので楽しみ。前後にヘッドライトの灯りはあるが少数。暗い中2人で辺りを照らして歩く。真っ暗なので時折マーキングを探して辺りを見渡すことが何度もあった。明るければ特に問題ないだろうが、暗かったりガスだと注意が要ると思う。5時を過ぎると辺りは少し明るくなるが、曇り基調の天気のためか、ライトはまだ必要だった。下を見るとカールが広がり、後ろを振り返ると常念岳の三角形がよく見えた。暗い時間だが景色はとても良かった。途中休憩を挟み、装備を調える。ヘルメットをかぶってストックはしまう。テント泊装備は重いが縦走なので致し方ない。標高が上がると近くに雷鳥の鳴き声が聞こえたが姿は見えず。完全に夜が明けると下りの登山者とのすれ違いが増える。カールもよく見えるようになる。岩場の登降が続きつらいが5:59に白出のコルに無事到着。穂高岳山荘前には多くの人が見られた。Zさんも無事到着して寛いでいた。コルから下のカールは雲もなくよく見えたが、この先の奥穂高岳はガスに包まれていた。下から見ても奥穂方面はガスっぽかったがやはりそのとおりだった。休憩した後に行動再開。風が冷たいので重ね着して歩く。コルから先の登山道は一部湿っていて雨でも降ったかと思われた。風が冷たく手先がかじかむほどなので、あまり休まずペース一定で進む。寒くても展望があれば良いのだが、今日は相変わらずだった。ガスで全然見えない。乳白色の中歩くしかなかった。6:44奥穂高岳山頂に到着。ガスで展望ゼロ。さすがにこれにはがっかり。念のため記念撮影はするが、本当に何も見えない。西穂高岳への縦走路もジャンダルムも何も見えず。残念だがすぐに取れそうなガスでもないし、この先上高地までたいへん長いので小休止のみで奥穂高岳を後にする。後ろ髪を引かれる思いだが致し方ない。天気の良い時に再訪するしかない。吊尾根を前穂高岳へ向けて歩き始めてもしばらくはガスのなか。晴れたら最高の縦走路なのだが何も見えない。だが南陵を過ぎると少しずつガスが取れてきて、前方にある前穂高岳や周囲の山々も見えるようになってきた。この状況が奥穂にいた時に欲しかったなあ、と思わずにはいられなかった。紀美子平には8:11到着。相変わらずザックのデポ多数。自分もここにデポして前穂を目指す。Zさんは下山に足を残すため、ここで体を保温しつつ休憩する。前穂高岳への登りはほぼ空身なので楽だが、案外ルートは長い。すれ違い待ちもあるのでコースタイムどおりはかかるように思えた。前穂高岳は8:42に到着。2時間程前に通過した奥穂高岳や、槍ヶ岳、常念岳など周囲の山々がよく見えた。奥穂でもこの状態だったら、と思わずにはいられなかったが、せめて前穂で天候が回復してくれたので良しとした。Zさんに登頂の連絡を入れたかったが携帯圏外だったので急いで下山することに。9:01紀美子平着。登りも下りもコースタイムどおりだった。サブザックから荷物を移し、少し飲み食べしてから行動再開。が前後にパーティが多く身動きが取りづらかった。混み合う登山道なので致し方ない。抜きつ抜かれつを繰り返して下山する。重太郎新道を歩くのは三度目で、いずれも下りで利用。傾斜のきつい箇所が多く、登りでの利用はかなり大変だと思う。天気は晴れたり曇ったりで、曇りになると当然展望はなくなるが、涼しくて快適に歩くことができた。が岳沢小屋に近付くに連れZさんのようすがおかしくなってきた。ペースががっくり落ち顔色も悪い。紀美子平での休憩で体を冷やしたかとも思ったがそうでもないらしい。昨夜小屋であまり睡眠が取れなかったらしく、体力的に辛くなってきたようだった。歩く気力は十分と見たので、ゆっくりでも確実に進んでもらうことに。岳沢小屋10:45到着。水分補給する。Zさんはスポーツドリンクを飲むも食料は口にしていなかった。大丈夫か心配だがここから上高地まで2時間程度なので頑張ってもらう。標高も下がったので呼吸も楽だと思うのだが、見ている限り楽そうではなかった。ここで装備を換装する。ヘルメットをザックに付けてストックを取り出す。岳沢小屋から先は途中荷物を持ったりして先に進む。樹林帯に入るので展望はなくなる。登りのハイカーは多い。穂高岳を目指すというよりは、岳沢小屋までの人が多いようだ。標高が下がると上高地が近付き傾斜が緩くなる。岳沢の登山口に到着すると多数の観光客。安全圏に降りて来て安堵すると共に、雨が落ちだしてきた。にわか雨の予報があったのでそのとおりとなったようだった。下界なので携帯も良く入るので雨雲レーダーを見たところ、上高地上空に雨雲あり。これは良くないと思い止まらずに歩くことに。Zさんもいつもよりペース遅いながらも着いてくる。やはり雨が嫌なのだろう。河童橋を過ぎるとすごい数の人。Zさんはソフトクリームを食べたかったようだが、あまりの人数なのでまず上高地を脱出することを優先する。河童橋からの穂高は雲の中だった。多数の観光客を見つつバスターミナルを目指し12:51に到着。利用者多数のためか、約10分後に臨時便が出るとのことだった。長時間待ちにならずに安心する。バスは13:05頃出るとその後雨脚が強くなった。土砂降り状態になっていて、この状態だったら上下レインにザックカバーも必須なくらいだった。後半速度は落ちたとは言え、雨にはほぼ当たらず歩けてラッキーだった。早朝早めの出発は暗くて景色は見えない時間が長かったが、雨の中を歩くことを考えたらこの計画で良かったと思う。駐車場についてもしばらくは雨だったが、その後にわか雨は上がった。天気予報どおりだった。

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