ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 492258
全員に公開
ハイキング
道東・知床

雌阿寒岳

2014年08月07日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
12.8km
登り
933m
下り
932m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:32
休憩
0:15
合計
4:47
距離 12.8km 登り 933m 下り 934m
10:36
76
スタート地点
13:42
13:56
82
15:23
ゴール地点
天候 小雨→高曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
オンネトーの駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
阿寒湖温泉登山口にあり。

【コース状況】
●オンネトー駐車スペース〜雌阿寒岳温泉登山口
オンネトーの湖畔沿いを車道を進み、ハイキングコースに入ります。
途中、野営場方面と雌阿寒岳温泉方面の分岐があり、
雌阿寒岳温泉方面に進むと緩やかに登っていったん車道に出ます。
車道を100〜200mほど進むと雌阿寒岳温泉登山口に到着です。

●雌阿寒岳温泉登山口〜雌阿寒岳(阿寒湖温泉コース)
登山口からしばらくは木の根の張り出した針葉樹の樹林帯を進みます。
3合目付近から背丈よりも高いハイマツ帯となり、
このハイマツ帯を抜けた4合目くらいから森林限界を超え、
眼下に原始林が広がりオンネトーの湖面を見ることができます。
この辺りから登山道はハイマツの岩稜帯となり、
さらに高度を上げると火山の砂礫へと変わっていきます。
9合目を過ぎると火口壁の外輪に沿った登山道を進み、やがて山頂に到着です。
危険箇所は特にありませんが、立ち入り禁止のロープから
火口壁の内側を覗き込む際は足元も脆いので落ちないように。

●雌阿寒岳〜オンネトー駐車スペース(オンネトーコース)
山頂から引き続き火口壁に沿って時計回りに半周ほどします。
南側の噴気口が登山道に近く、風向きによってはガスに注意が必要。
8合目、7合目に阿寒富士とオンネトー登山口との分岐があります。
6合目付近で樹林帯の中に入ります。
2合目からは平坦な道となり少し歩くとと国設野営場脇の登山口に到着です。
 
その他周辺情報 【温泉】
ニュー阿寒ホテル(1,278円)
阿寒湖を見下ろすことができる温泉でした。
オンネトーの駐車場よりスタートしましたが…
1
オンネトーの駐車場よりスタートしましたが…
何と!ザックを背負うのを忘れてました(汗)慌ててクルマに取りに行きますっ!(photo komemame)
2
何と!ザックを背負うのを忘れてました(汗)慌ててクルマに取りに行きますっ!(photo komemame)
オンネトーの湖畔を進みます。雌阿寒岳と阿寒富士がドーンと見えました
3
オンネトーの湖畔を進みます。雌阿寒岳と阿寒富士がドーンと見えました
オンネトーは深い藍色をしています
4
オンネトーは深い藍色をしています
観光写真っぽくパチリ
1
観光写真っぽくパチリ
せっかくなのでオンネトーぐるっと回って雌阿寒温泉登山口まで進みます
せっかくなのでオンネトーぐるっと回って雌阿寒温泉登山口まで進みます
オンネトーの周りは深い原始林となっています
オンネトーの周りは深い原始林となっています
ドクツルタケ。猛毒だそうです
1
ドクツルタケ。猛毒だそうです
タマゴダケ。こちらは美味しいそうです
2
タマゴダケ。こちらは美味しいそうです
雌阿寒温泉登山口まで意外と時間がかかってしまいました
雌阿寒温泉登山口まで意外と時間がかかってしまいました
雌阿寒温泉登山口から登り始めるとエゾシマリスに会いました(photo komemame)
7
雌阿寒温泉登山口から登り始めるとエゾシマリスに会いました(photo komemame)
夢中でエサを食べていて近寄ってもなかなか逃げなかったそうです(photo komemame)
4
夢中でエサを食べていて近寄ってもなかなか逃げなかったそうです(photo komemame)
リスの写真を撮ることができて満足そうに登ってくるkomemame
リスの写真を撮ることができて満足そうに登ってくるkomemame
そうこうしているうちにあっという間に樹林帯を過ぎました
そうこうしているうちにあっという間に樹林帯を過ぎました
森林限界を超えます。振り返るとオンネトーが見え始めます
1
森林限界を超えます。振り返るとオンネトーが見え始めます
森林限界を超えるとハイマツの岩稜帯となります
森林限界を超えるとハイマツの岩稜帯となります
さらに高度を上げると火山礫の登山道となります
さらに高度を上げると火山礫の登山道となります
大雪と十勝連山が見えました
大雪と十勝連山が見えました
アップで(photo komemame)
アップで(photo komemame)
雄阿寒岳と思い込んでいたこの山はフップシヌプリという山でした
4
雄阿寒岳と思い込んでいたこの山はフップシヌプリという山でした
高度を上げるとオンネトーがキレイに見えるようになります
4
高度を上げるとオンネトーがキレイに見えるようになります
イワブクロ
空が広くなってきました
空が広くなってきました
あっという間に8合目まで来ました
あっという間に8合目まで来ました
9合目を過ぎると火口壁に沿って歩きます
1
9合目を過ぎると火口壁に沿って歩きます
火口を覗き込むと内壁の3ヶ所から噴煙が上がっています
火口を覗き込むと内壁の3ヶ所から噴煙が上がっています
目の前にオドロオドロしい風景が展開します。こちらは赤沼です(photo komemame)
4
目の前にオドロオドロしい風景が展開します。こちらは赤沼です(photo komemame)
噴気口からガスが立ち上り、ゴーゴーいってます
3
噴気口からガスが立ち上り、ゴーゴーいってます
非日常の極みです
非日常の極みです
山頂まであと少し!
山頂まであと少し!
阿寒湖も見えてきました。雄阿寒岳は雲を纏っています
1
阿寒湖も見えてきました。雄阿寒岳は雲を纏っています
登山道の北側にも立派なお釜があり、ここからも噴煙が上がっています
2
登山道の北側にも立派なお釜があり、ここからも噴煙が上がっています
阿寒富士がドーンと現れます
5
阿寒富士がドーンと現れます
雌阿寒岳山頂に到着。山のポーズ
5
雌阿寒岳山頂に到着。山のポーズ
山頂より。フップシヌプリと阿寒湖
山頂より。フップシヌプリと阿寒湖
山頂より。阿寒湖と雄阿寒岳
1
山頂より。阿寒湖と雄阿寒岳
山頂より。青沼と南側の噴煙
2
山頂より。青沼と南側の噴煙
山頂より。大雪山系方面
1
山頂より。大雪山系方面
阿寒富士と噴煙。阿寒富士は見事なフォルムです
3
阿寒富士と噴煙。阿寒富士は見事なフォルムです
山頂でゴハンタイム
山頂でゴハンタイム
さて下山です(photo komemame)
1
さて下山です(photo komemame)
青沼と阿寒富士
青沼をアップで(photo komemame)
3
青沼をアップで(photo komemame)
山頂付近は火口壁に沿ってルートが付いています
山頂付近は火口壁に沿ってルートが付いています
阿寒富士は圧倒的な存在感
阿寒富士は圧倒的な存在感
南側の噴気口は登山道に近く風向きによってはちょっとコワい
南側の噴気口は登山道に近く風向きによってはちょっとコワい
雲海と阿寒富士
オンネトーコースは阿寒富士に向かって下ります
2
オンネトーコースは阿寒富士に向かって下ります
縦位置で
阿寒富士はホンモノの富士山と同様に山腹は火山礫となっています
6
阿寒富士はホンモノの富士山と同様に山腹は火山礫となっています
八合目で阿寒富士方面とオンネトー方面へとルートを分けます
八合目で阿寒富士方面とオンネトー方面へとルートを分けます
時間がないので阿寒富士はあきらめオンネトーへと下ります
時間がないので阿寒富士はあきらめオンネトーへと下ります
雄大な景色です
下りもあっという間
下りもあっという間
巨木の間をすり抜けていきます
1
巨木の間をすり抜けていきます
大きなキノコ(photo komemame)
大きなキノコ(photo komemame)
すっかり青空に
木漏れ日の中進みます
木漏れ日の中進みます
うーん気持ちいい!やっぱり太陽はいいなぁ〜
1
うーん気持ちいい!やっぱり太陽はいいなぁ〜
苔むした倒木
オンネトーコースの登山口に到着
オンネトーコースの登山口に到着
下山後オンネトー国設野営場にテントを張りました
4
下山後オンネトー国設野営場にテントを張りました
キャンプ場から眺めるオンネトー1
キャンプ場から眺めるオンネトー1
キャンプ場から眺めるオンネトー2
キャンプ場から眺めるオンネトー2
さて、夜ゴハンです。ピーマン、えのき茸、ヤングコーンを塩コショウで炒めます
1
さて、夜ゴハンです。ピーマン、えのき茸、ヤングコーンを塩コショウで炒めます
そこに麻婆豆腐の元を投入すると…
2
そこに麻婆豆腐の元を投入すると…
ほら麻婆野菜炒め丼のできあがり
3
ほら麻婆野菜炒め丼のできあがり

感想

十勝岳から下山後、十勝岳温泉を17時前に出発し、阿寒方面に向かいます。

●富良野岳〜十勝岳の記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-492256.html

途中、帯広に寄って夜ゴハンと温泉に入って市街を抜けると既に23時。
まっ暗な中、どこまでも真っすぐに延びる道路を進んでいると、
眠くて眠くてすぐに意識が飛んでしまいます。
深夜1時頃になり、これ以上運転を続けるとホントに危ないと身の危険を感じて、
路肩のPスペースに突っ込んで仮眠をとります
(北海道の道路には「ご自由にお休みください」と書かれたPスペースがたくさんあります)。

4時頃に起きて路肩のPスペースから再びオンネトーまでクルマを走らせ駐車場に到着。
再び眠りにつくと夢現で雨がボンネットに当たる音が聞こえます。
これですっかり起きる気を失くし、次に気が付いて時計を見ると10時前。
雨も小降りになっており、急いで支度をして10時半頃出発しました。
今回も遅いスタートです。

雨はパラパラと落ちていますが、
オンネトーからは雌阿寒岳と阿寒富士がよく見えていたので、
眺望は期待できそうです。

オンネトーの遊歩道からハイキングコースを経て雌阿寒温泉から登山開始。
あっという間に森林限界を超えると遠くに大雪と十勝連山が見えました。

9合目からは圧巻の景色が広がります。
火口壁の内側はほぼ垂直に落ち込んでいて、底は焼けた地肌に赤沼と青沼。
壁面にはシューシューと噴煙を上げる噴気口。
オドロオドロしい景色が目の前に展開しています。
何でも北側の噴気口は2006年の小規模噴火でできたものらしい。
前方には、美しい三角錐をした阿寒富士の圧倒的な存在感。
そして眼下に目を向けると阿寒湖と深い緑の原始林が広がっています。
下から見ているだけでは想像だにしない景色が目の前に広がっており、
予想を遥かに上回るサプライズがある山でした。

阿寒富士にも登りたかったのですが、
この日は登り始めの時間も遅く、慣れない車中泊の疲れも溜まっていたので、
大人しく下山。下山後に移動するのも止めて、
オンネトー国設野営場にテントを張ってしっかり休むことにします。

テントを張り、メスティンにお米を浸した後、阿寒湖温泉まで繰り出します。
湖畔の温泉で阿寒湖を眺めながら汗を流し、
いそいそとビールを買ってキャンプ場に戻り至福の時間を過ごすことができました。
キャンプ場はボクたちを含めてわずか4張り。静かな夜でした。



阿寒岳、ここまですごい景色が広がっているとは!
北海道の山ってどうなっているの!?すごすぎる。
前日の車中泊の疲れも吹っ飛びました。

おしまい。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:904人

コメント

はじめまして!
いつも素晴らしい景色を楽しませてもらってます (^_^)
一体どんなカメラとレンズを使用してるのでしょうか?
ボケ味の効いた写真がとてもステキです!
2014/8/14 8:24
Re: はじめまして!
ymgchさん

はじめまして。
ご訪問&コメント残していただきありがとうございます!
また、写真お褒めいただき光栄です。

ご質問の件ですが、
カメラはCanonのEOS 5Dmark2、
レンズはF1.4まで開く単焦点レンズを使用しています。

拙い記録ですが、これからもよろしければ見てやってください。
2014/8/14 17:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら