羅臼岳
- GPS
- 11:00
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,442m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:20
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなく、クマの出没もありませんでした。 |
写真
感想
今年の春から憧れの羅臼岳を目指してはいたが極度のクマ怖がりの小生は山行条件として次の3点をクリアーしなければならなかった。
^貳姪仍骸圓多い休日もしくは連休に限る。
日帰りが必須でテン泊は絶対不可。
5╂瓩7月及び8月。
ようやくお盆に8月13日、14日、15日と休みが取れて上の条件もクリアーでき羅臼岳、斜里岳、両百名山に向かうことができた。
13日は朝から札幌を出発し車でのんびりと知床に入る。当初は木下小屋に泊まることも考えたが、ホテル地の涯も木下小屋もお盆で満員と思われ、その中小生のいびきで他人様に迷惑をかけるのも忍びなく、知床国設野営場にテントで泊まることにした。ひとり400円。
知床国設野営場は家族連れ、ライダー、釣り人でごった返し午後4時頃にはテントを張るスペースがほとんど限られるほどの賑わいぶりだった。寝るだけのテント設営のため、設営後は海辺に降りて「知床三色丼」なるものを奮発して食べた。
午後8時、早めの就寝。周りは山屋さんではないのでやかましい!子供の泣き声から、ライダーや釣り人のはしゃぐ声など・・・だがいつの間にか寝てました。夜間、雨が少し降ったが、午前2時にはあがっていた。
午前3時半に海沿いのコンビニでもうひとりのメンバーと待ち合わせしていたので、3時にはそそくさとテントをたたみ、キャンプ地を出発。メンバーを乗せいざホテル地の涯へ。
20分程度で登山口に到着。駐車場は狭いのですでに満車のため、ほかの方がそうされているように崖側の路肩に止めさせて頂く。木下小屋はホテル地の涯の右手を上がっていったところに有り、数名の方が準備されていた。小屋の前にはトイレもあります。
あたりはもう明るくなっており、登山届に記入し出発する。すでに数名の先行者がいるようだ。昨年来持ち歩いているクマスプレーを今回ばかりはズボンのポケットに移し、いつでもヒグマカモーン!いや、できるなら来ないでちょ!
天気は曇り空、1時間歩いてオホーツク展望台に出る。しばらく行くと「ここから先ヒグマ出没頻度が極めて高い」と看板が設置され緊張感が高まる。ヒグマ、見たいような、会いたくないような、出会った方が吹っ切れるかも、いやいやここ最近の初の犠牲者にはなりたくない。などと考えつつ歩いていくうちに弥三吉水の水場に到着。ここは天場もあるくらいだからまず大丈夫か?
このあと少し行くと本日初の下山者と遭遇。上に泊まったそうだ。ク・ク・ク・クマは?と聞くと「クマなんかいないですよ。いっぱい人がいるから大丈夫ですよ!」とあっさりしたものである。
そうは言われても、高度を稼ぐにつれガスが立ち込め雰囲気としてはいつ出てもおかしくないのです。
大沢に入ると登山道ではないものの一部雪渓が名残惜しそうに残っていた。風も少し吹いてきてカッパを着ることにする。7月なら高山植物が咲き乱れるのだろう。天気さえ良ければ登山道としてはいい感じのところだ。
黙々とガスの中を歩き続ける。登りきったところに緩やかなハイマツ地帯が広がっていた。羅臼平だ。テントが数張。噂に聞くフードロッカーもちゃんと設置されている。
さあ、もう少し!と緩い登りを数十分。岩清水に着く。滴る清水の岩棚にコップが置いてあり喉を潤すことができる。もはやガスは小雨のように粒が大きくタオルも髪の毛もびっしょりとなって、あの憧れの羅臼岳のありがたさもどこに行ったやら。早く頂上行って帰りてー。しかしどこが頂上か分からぬ状況でだんだん岩場が増えてくる。岩が少しずつ大きくなって、息も苦しく足も上がらなくなってきた頃頂上らしき大岩がこちらに落ちてきそうに見えた。
少し右に巻きながら大きい岩の間を登り、最後に乱立する岩の上をよろよろと風に負けないように移動してようやく頂上!
頂上は狭かった。しかも何も見えません!!唯一登ってきた逆側は切り立っているのがわかった。
そこには10分そこそこで退散です。
帰りはただただクマに出会わないよう祈りながら延々歩きます。案の定標高7〜800以下は曇り空だった。木下小屋まで下りてくると営林署関係の人がトイレ環境に関するアンケート調査をされていた。アンケートの協力でお茶缶をいただきました。ラッキー!職員の方によると最近クマは出ていないとのこと。少し減ったのかなとも、
とにかくクマさんには会うことなくまた100名山1座踏むことができました。
明日は斜里岳だー
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