丹沢/大山川
- GPS
- 04:21
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,503m
- 下り
- 1,633m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大山の有料駐車場利用(600円)。 |
写真
感想
夏休み最後の一日を大山で過ごした。曇り時々小雨と言う天気だったが蒸し暑くタオルもシャツも絞れる程に汗をかいた。ヒルも多いし秋冬に良い沢だろう。また、近年の豪雨の影響か上流部はかなり荒れていた。詰めでは鹿道の多い藪漕ぎ径を行ったせいか今年最悪のヒル被害。
明日から仕事だし軽目の所でと言うことで今季最初に行くはずだったが天候不順で延期した大山川に行くことにした。7時を過ぎた頃なので一番近い駐車場に停めることができた。ケーブルカーは昨日の雨で夕方土砂崩れが生じたため運休。男坂を行くか、女坂を行くかと言うオプションで登りに男坂、下りでは女坂とした。結構急坂だが30分程のアルバイトで下社の下に着く。それにしても日射はないものの蒸し暑く、既に一汗かいている。見晴台への分岐を東へ取り、数分歩くと二重滝。だが、ガスが濃くて登山道から微かにしか見えない。ここで沢装備を装着した。
二重滝(F1-12m, Fナンバーは「丹沢の谷110コース」による)に近寄ると左壁にロープが下がっている。大山川は約20年前に来た記憶があるが、その時には左壁に取り付いて2手目が一番難しく感じたが、それは同様でバランスを要する。最初のスラブの上に立つと楽になる。適度にロープを利用させて貰いながら登った。
二重滝を登るとすぐにF2, F3と続くが、いずれも容易に越せる。F3を過ぎると途端に水量が減る。数分で沢が右に直角に曲がる。ここがF4-5mと思われるが、滝の中に数10cmの岩がぎっしりと詰まっていて既に滝の面影が薄い。ここからは3m程度の小滝がいくつかある。
F5-8mは遠目には左壁がハングしていて困難そうに見える。右のスラブも細かくて難しそうだ。大きな倒木が滝に寄りかかっているが、近寄るとその裏手の所が階段状になっていて登りやすい。2m程登ると手掛かりが少なくなるが、右手の上に古いスリングが連続してあり、倒木もスタンスにして越す。
F6-10mの1段目には右壁に倒木の根を支点にしてロープが下がっている。これも有り難く使わせて貰う。2段目は左から越す。この辺りからガラガラとした渓相になってきた。845mで右から沢が入って来て左へ進んだが、これが間違いだったようだ。GPSログを見るとここら辺りで本流から左に逸れている。道理でF7樋状の滝に出合わなかった訳だ。
その後、900mを超えた辺りから土砂と岩屑が沢に充満し、危険度も増して来たので右手のリッジに取り付く。1000m位で左側から人声が聞こえて来る。やけに早いなとは思ったものの尾根径に出合うべく、左上にトラバース気味に登る。小さな白い花のお花畑の中、モノレールを越すともうイタツミ尾根だった。ここで遡行終了。早くに水が涸れるのでもの凄く蒸し暑く、アンダーシャツもシャツもタオルも絞れる位に汗をかいた。
早速ヒルチェックした所、それぞれ数匹ずつが見つかった。双方共に片足の靴下に血が滲んでいるので大分前から吸血されていたようだ。尾根に取り付いた辺りからかもしれない。下りは下社から女坂を下った。ケーブルカーが運休しているが、登山者が多い。
帰宅してシャワーに入る時に驚いた。右足のソックスが血に染まっていたが脱いでみたら中にヒルが3匹もいた。不思議に2匹はカラカラに乾いて小さくなっていたが、1匹は吸血十分な状態。食塩とアルコール攻撃で弱らせて処刑した。カラカラになっていたのは何故か解らないが僕の汗の塩分にやられたのかな?しかし左足はここまで攻撃されていなかったのに、右足にはバンドエイドを4枚も貼ることになってしまった。しばらくは痛痒い日が続きそうだ。山には行かない家人にヒルってどんなの、って教えることは出来たが、よく見ないで洗濯物に出さないで良かった。
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