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Yamareco

記録ID: 4994450
全員に公開
ハイキング
中央アルプス

経ヶ岳 〜 霧氷はなくても、名山ぐるりの展望ルートを行く

2022年12月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:50
距離
16.8km
登り
1,142m
下り
1,128m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:25
休憩
1:26
合計
8:51
距離 16.8km 登り 1,143m 下り 1,142m
6:52
40
萱ヶ平・冬季閉鎖ゲート
7:32
7:33
8
7:41
7:45
39
8:24
8:28
50
9:18
9:24
25
9:49
9:50
88
11:18
12:18
77
13:35
13:36
19
13:55
13:56
31
14:27
14:34
27
15:01
15:02
41
15:43
萱ヶ平・冬季閉鎖ゲート
天候 文句なしの快晴
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
権兵衛峠に繋がる旧道は萱ヶ平集落のゲートから先が12/5より冬期通行止。峠まで2.5km。
コース状況/
危険箇所等
コースの整備状況は極めて良好。
権兵衛峠に続く道は12/5で冬季閉鎖に入りました。2.5km手前の萱ヶ平のゲートから歩きます。ほぼ同タイミングで到着された軽トラの主さんは知らなかったそうで…
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権兵衛峠に続く道は12/5で冬季閉鎖に入りました。2.5km手前の萱ヶ平のゲートから歩きます。ほぼ同タイミングで到着された軽トラの主さんは知らなかったそうで…
権兵衛街道の旧道をゆるゆると登って行きます。冷え込みはそれほどでなく、アウターを着ていると軽く汗をかくぐらい。
権兵衛街道の旧道をゆるゆると登って行きます。冷え込みはそれほどでなく、アウターを着ていると軽く汗をかくぐらい。
権兵衛峠を越えて伊那と木曽を結ぶ旧街道は「米の道」と呼ばれています。米の不足する木曽へ米を運ぶ道として江戸時代に整備されたそうです。少し藪気味でしたが、車道をショートカットできます。
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権兵衛峠を越えて伊那と木曽を結ぶ旧街道は「米の道」と呼ばれています。米の不足する木曽へ米を運ぶ道として江戸時代に整備されたそうです。少し藪気味でしたが、車道をショートカットできます。
権兵衛峠は開けた広場になっていて、街道を拓いた古畑権兵衛さんの碑などがあったが、眺望はありませんでした。
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権兵衛峠は開けた広場になっていて、街道を拓いた古畑権兵衛さんの碑などがあったが、眺望はありませんでした。
権兵衛峠から数分歩くと登山口前の駐車スペース。ここまで50分で上がって来れました。
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権兵衛峠から数分歩くと登山口前の駐車スペース。ここまで50分で上がって来れました。
権兵衛峠ルートは令和元年に再整備された登山道です。経ヶ岳まで5.6kmです。
権兵衛峠ルートは令和元年に再整備された登山道です。経ヶ岳まで5.6kmです。
少し登ると眺望が開けて、一面のカラマツ林。その後ろには経ヶ岳の稜線がちょっとだけ。
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少し登ると眺望が開けて、一面のカラマツ林。その後ろには経ヶ岳の稜線がちょっとだけ。
初めはカラマツ林の中を登って行きます。
初めはカラマツ林の中を登って行きます。
少し木々が切れると右手に八ヶ岳。
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少し木々が切れると右手に八ヶ岳。
この上のアンテナ塔に続くモノレールに沿ってつづら折りの登山道を登ります。モノレール上部の傾斜がエグイ…
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この上のアンテナ塔に続くモノレールに沿ってつづら折りの登山道を登ります。モノレール上部の傾斜がエグイ…
登山口から40分でアンテナピークに到着。
登山口から40分でアンテナピークに到着。
アンテナ塔の前は開けていて、経ヶ岳に向かう稜線が見渡せました。
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アンテナ塔の前は開けていて、経ヶ岳に向かう稜線が見渡せました。
ルートは平坦な区間もあって、ひと息付けます。ただ、小さなピークをいくつか越えて行くので、アップダウンもそれなりに。
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ルートは平坦な区間もあって、ひと息付けます。ただ、小さなピークをいくつか越えて行くので、アップダウンもそれなりに。
西側には木々の切れ目から御嶽山が。
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西側には木々の切れ目から御嶽山が。
ルートから少し下がったところにある岳見岩。木のところの隙間から登れそうでしたが、ちょっと雪が付いていたのでやめました。
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ルートから少し下がったところにある岳見岩。木のところの隙間から登れそうでしたが、ちょっと雪が付いていたのでやめました。
ただ、岩の右手から裏側に回り込むことができます。目の前には御嶽山の素晴らしい眺望。
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ただ、岩の右手から裏側に回り込むことができます。目の前には御嶽山の素晴らしい眺望。
すっかり冠雪して凛々しい姿ですね。
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すっかり冠雪して凛々しい姿ですね。
北側には乗鞍岳も。
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北側には乗鞍岳も。
日陰には少し雪が残っていました。
日陰には少し雪が残っていました。
笹原に飛び出すと北沢山のピークです。権兵衛峠から経ヶ岳のちょうど中間点になります。
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笹原に飛び出すと北沢山のピークです。権兵衛峠から経ヶ岳のちょうど中間点になります。
東側は冬の低い太陽で逆光が眩しいけど、南アルプスの峰々と伊那谷を一望できます。北は甲斐駒から仙丈ヶ岳、北岳、塩見岳、もっと南の赤石岳とか光岳あたりまで全部見えているんじゃないかな?
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東側は冬の低い太陽で逆光が眩しいけど、南アルプスの峰々と伊那谷を一望できます。北は甲斐駒から仙丈ヶ岳、北岳、塩見岳、もっと南の赤石岳とか光岳あたりまで全部見えているんじゃないかな?
経ヶ岳の尾根の後ろには八ヶ岳。
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経ヶ岳の尾根の後ろには八ヶ岳。
南側には木曽駒ヶ岳。
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南側には木曽駒ヶ岳。
西側には御嶽山。乗鞍岳はちょっと木々で隠れ気味。
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西側には御嶽山。乗鞍岳はちょっと木々で隠れ気味。
中間点とはいえ、経ヶ岳まではまだまだ距離も高度もありますね。予想はしていましたが、霧氷はなさそうで残念…
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中間点とはいえ、経ヶ岳まではまだまだ距離も高度もありますね。予想はしていましたが、霧氷はなさそうで残念…
北沢山からはダケカンバが並ぶ、明るい尾根道を行きます。
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北沢山からはダケカンバが並ぶ、明るい尾根道を行きます。
これで霧氷があったら最高だったんですが。青空がきれいすぎるので良し。
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これで霧氷があったら最高だったんですが。青空がきれいすぎるので良し。
経ヶ岳はどっしりとした、なかなかいい山容ですね。
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経ヶ岳はどっしりとした、なかなかいい山容ですね。
左手には何度も撮ってしまう御嶽山。
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左手には何度も撮ってしまう御嶽山。
北沢山から30分で「コイノコ」のピーク。名前の由来が気になります。
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北沢山から30分で「コイノコ」のピーク。名前の由来が気になります。
コイノコからの乗鞍岳。
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コイノコからの乗鞍岳。
鉢盛山に遮られているけど、穂高連峰、槍ヶ岳も峰々も。ちょっと神々しい。
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鉢盛山に遮られているけど、穂高連峰、槍ヶ岳も峰々も。ちょっと神々しい。
北向きの下りは雪の量が多いので注意。
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北向きの下りは雪の量が多いので注意。
P2038を過ぎた先の岩場展望地からも御嶽山の壮大な眺め。
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P2038を過ぎた先の岩場展望地からも御嶽山の壮大な眺め。
御嶽山の右手には真っ白な白山も見えていました。
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御嶽山の右手には真っ白な白山も見えていました。
乗鞍から穂高。
岩場を慎重に下ると、だいぶ近くなった経ヶ岳。
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岩場を慎重に下ると、だいぶ近くなった経ヶ岳。
経ヶ岳本体に登りに入る前に、小刻みにアップダウンを繰り返します。このあたりは帰りに疲れそう…
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経ヶ岳本体に登りに入る前に、小刻みにアップダウンを繰り返します。このあたりは帰りに疲れそう…
経ヶ岳の山頂付近はシラビソなどの針葉樹林に囲まれています。
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経ヶ岳の山頂付近はシラビソなどの針葉樹林に囲まれています。
最後の登りはこのルート一番の急登です。時々、足元が滑りますが、アイゼンなしで行ってしまいます。
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最後の登りはこのルート一番の急登です。時々、足元が滑りますが、アイゼンなしで行ってしまいます。
西の肩まで来れば、山頂までもうひと踏ん張り。
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西の肩まで来れば、山頂までもうひと踏ん張り。
右手には伊那谷と南アルプス。
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右手には伊那谷と南アルプス。
空が開けると山頂はもう目と鼻の先です。
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空が開けると山頂はもう目と鼻の先です。
権兵衛峠から3時間40分で経ヶ岳に登頂です。「頂上」って看板は…、経ヶ岳をメインにした方が(笑)
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権兵衛峠から3時間40分で経ヶ岳に登頂です。「頂上」って看板は…、経ヶ岳をメインにした方が(笑)
裏側には歴史がありそうな石碑も。
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裏側には歴史がありそうな石碑も。
山頂の雰囲気はこんな感じ。以前は木々に囲まれて眺望ゼロだったようですが、今は一部伐採?されて、まずまずの眺望があります。気持ち的にはちょっと微妙ですが…。山頂をウロウロしながら、各方面のいいポイントを探します。
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山頂の雰囲気はこんな感じ。以前は木々に囲まれて眺望ゼロだったようですが、今は一部伐採?されて、まずまずの眺望があります。気持ち的にはちょっと微妙ですが…。山頂をウロウロしながら、各方面のいいポイントを探します。
北東方向には北八ヶ岳(蓼科山とか)や浅間山。中央の草原は霧ヶ峰ですね。
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北東方向には北八ヶ岳(蓼科山とか)や浅間山。中央の草原は霧ヶ峰ですね。
浅間山。
蓼科山と北横岳。
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蓼科山と北横岳。
南アルプス方面。甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳、それと重なるように北岳、間ノ岳も見えています。
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南アルプス方面。甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳、それと重なるように北岳、間ノ岳も見えています。
塩見岳とさらに南部の悪沢岳、赤石岳、聖岳あたり。
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塩見岳とさらに南部の悪沢岳、赤石岳、聖岳あたり。
北側には穂高、槍ヶ岳。常念岳を越えて後立山連峰まで。
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北側には穂高、槍ヶ岳。常念岳を越えて後立山連峰まで。
穂高連峰と槍ヶ岳。
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穂高連峰と槍ヶ岳。
後立山は鹿島槍ヶ岳、五龍岳、白馬岳。
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後立山は鹿島槍ヶ岳、五龍岳、白馬岳。
乗鞍岳は順光になって、さらに美しく。
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乗鞍岳は順光になって、さらに美しく。
お昼はおでんにしました。レトルトを温めただけですが、美味しく、体もあったかに。
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お昼はおでんにしました。レトルトを温めただけですが、美味しく、体もあったかに。
デザートはエクレア。今シーズン2匹目の雪だるまと。
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デザートはエクレア。今シーズン2匹目の雪だるまと。
たっぷり1時間、山頂で過ごして下山開始です。旧道歩きを足すと8kmの道のりです。
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たっぷり1時間、山頂で過ごして下山開始です。旧道歩きを足すと8kmの道のりです。
下山は軽アイゼンを付けました。なくても行けたと思いますが、結構な急斜面なので、付けた方が楽かなと思い。
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下山は軽アイゼンを付けました。なくても行けたと思いますが、結構な急斜面なので、付けた方が楽かなと思い。
サクサク下って、遠ざかる経ヶ岳を振り返ります。
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サクサク下って、遠ざかる経ヶ岳を振り返ります。
ルート上、一番の難所となる岩場。大きな危険はないですが、足元が狭い箇所もあるので、ちょっと注意。ちなみに、この岩場を迂回するルートもありますが、通っていないので状況はわかりません。
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ルート上、一番の難所となる岩場。大きな危険はないですが、足元が狭い箇所もあるので、ちょっと注意。ちなみに、この岩場を迂回するルートもありますが、通っていないので状況はわかりません。
アップダウンのちょっとした登りでも、疲れて来る帰りは心折れそうになります…。コイノコでアイゼンを外しました。
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アップダウンのちょっとした登りでも、疲れて来る帰りは心折れそうになります…。コイノコでアイゼンを外しました。
正面に木曽駒を見ながら。まだ1時半ですが、冬の太陽は低いですね。すでにだいぶ傾いているように見えます。
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正面に木曽駒を見ながら。まだ1時半ですが、冬の太陽は低いですね。すでにだいぶ傾いているように見えます。
南アルプスは午前中よりも陽の回りが良くなって、よりくっきりと。
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南アルプスは午前中よりも陽の回りが良くなって、よりくっきりと。
仙丈ヶ岳と北岳、間ノ岳、農鳥岳。
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仙丈ヶ岳と北岳、間ノ岳、農鳥岳。
甲斐駒ヶ岳の尖り具合が格好いいですね。
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甲斐駒ヶ岳の尖り具合が格好いいですね。
北沢山からもう一度、南アルプスを一望。
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北沢山からもう一度、南アルプスを一望。
ピストンなので帰りは淡々と。さすがに疲れて来ましたが、悪くないペースで権兵衛峠へ。
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ピストンなので帰りは淡々と。さすがに疲れて来ましたが、悪くないペースで権兵衛峠へ。
山頂から2時間40分で権兵衛峠の登山口に到着。ここで終わりでないのが悲しい…
山頂から2時間40分で権兵衛峠の登山口に到着。ここで終わりでないのが悲しい…
峠から40分で冬季閉鎖ゲートに帰還。ゲートが開いていますが、林業のトラックが走っていたので、そのためですね。閉じ込められる可能性があるので、不用意に車で入らない方がいいでしょう。
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峠から40分で冬季閉鎖ゲートに帰還。ゲートが開いていますが、林業のトラックが走っていたので、そのためですね。閉じ込められる可能性があるので、不用意に車で入らない方がいいでしょう。

感想

中央アルプスの経ヶ岳に登りました。数年前まではあまり人気のない山でしたが、権兵衛峠スタートの眺望のいいルートが再整備されてから、人気急上昇中の山です。ただ、権兵衛峠に登る道が12/5より冬期閉鎖となったので、麓から2.5kmほど余計に歩く必要があります。さすがに歩く人はほとんどなく、道中会ったのは2組だけでした。

基本は樹林帯の中を歩く区間が多いですが、要所で展望が開け、御嶽山、乗鞍岳、槍・穂高、白山、木曽駒、南アルプス、八ヶ岳などの峰々を一望できました。山頂からは後立山も。中盤の稜線はダケカンバ林の明るい道で、ここに霧氷があれば最高でしたが、ちょっと暖かめで今回はお預け。

年内の週末はすべて予定が入っているので、これが今年の登り納めとなりそうです。今年もいい山にたくさん出会えました。

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