西丹沢／中川川水系 悪沢

2003年06月29日(日) [日帰り]

天候

曇

コース状況／危険箇所等

遡行グレード：２級上（核心部の難しさと数の多さで）

写真

6/30 22:10

Ｆ２−２０ｍ　この真ん中のボルトが破断！通常は右岸に明瞭な高巻道あり

6/30 22:11

Ｆ４　２段２０ｍ滝

6/30 22:09

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6/30 22:20

6/30 22:21

撮影機器：

CAMEDIA C-2 オリンパス

感想

kamog

今回の悪沢は遡行経験のある方はなく初めてでしたが
隣の箱根屋沢よりも支点がもろかったり
滝も容易ではなかったり
なかなか悪い沢でした。


＜記録＞
中川橋駐車場7:05＝（車で割沢橋へ移動）＝7:30悪沢入渓〜
Ｆ１10m（直登３名、巻き３名）〜Ｆ２20ｍ（時間擁す）〜
13:15稜線13:50〜屏風岩山東尾根〜大滝橋〜14:10割沢橋

わかっているけれど、沢や本チャンクライミングの支点や
残置スリングはやはり信用おけません！
特にカモではフリークライミングから沢や本チャンに進む人が多いと
思いますので、フリーのつもりで支点を信用しないように注意しましょう。
Ａ０（エーゼロ）する時は残置スリングを思いっきり掴んだり
体重をかけてはいけません。
沢を含むアルパインクライミングでは恐る恐る騙し騙し
ジワジワ〜と体重を乗せなければいけません。
もちろん体重をかける前に支点（ボルトやハーケン、スリング）が
効いているのかしっかりチェックしましょう。
そして自分でハーケンを打てるようにしておきましょう。

今回の核心部Ｆ２（Fall-No.２※滝を下から数えた番号）は通常避けて
高巻くのですが、我々は取り付きました。
相当シブ系の滝で、途中の残置スリングにＡ０（スリングを掴んで登ること）
したところ、このボルトが錆びていて破断！
その前の支点で停めましたが、約３ｍリードが滑落しました。
そして、リードで使っていたロープがその滑落を停めた支点で引っかかったため
それを回収に向かったところ、この支点に残置してあったスリングで
ＡＯしたら、またコイツが破断！
推測ですが、一番目に滑落して加重がかかったこの支点は
まさに紙一重で残っていたわけです。

最近沢ムードになってきていますので
皆様支点の扱いに十分ご注意を。