由布岳
- GPS
- 04:14
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 845m
- 下り
- 1,145m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西登山道はやや分かりづらい箇所あり(稲森ヶ城分岐から下) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
非常食
ハイドレーション
ライター
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
チェーンスパイク
スパッツ
手袋
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感想
そもそも天気が悪い予報の中の山行ではあったが、まさか登山口が既に白銀の世界になっていようとは思わなかった。
別府を出たバスが鶴見岳ロープウェイに差し掛かると、山頂部がうっすら白くなっているのが見えた。山頂はやっぱり雪か。しかしその後、猪ノ瀬戸辺りに来るに至って、周囲は雪、微かに積雪もある。それが由布岳登山口では、完全に積雪となっていた。
バスを降りては見たものの、登山口でこの様子では、山頂はもっと酷いことが想定され、30分ほど登るか迷った。元々山頂付近は雪を被っていることは想像していたが、登山口も雪でびっしりとは、正直痛かった。一時はそのまま次の由布院行きのバスに乗ることを考えていたが、そのうち登りたい気持ちがふつふつと湧いてきて、とりあえず行けるところまで行こう、と身支度を始める。
いざ登り始めたら傾斜は緩く、雪もそこまで深くはない。新雪を踏み締める感覚を楽しみながら歩く。登山口の駐車場には2台、私の後から来たバスから先行した登山者が一名の、先行者は3人だったので、登山道は荒れておらず、かろうじて踏み跡がわかる程度。雪は気まぐれに強くなったり弱くなったりを繰り返す。高低差の少ない緩い道を1時間ほど歩いて合野越。
展望台らしいが、ガスで視界は殆どない広場。合野越を出ても緩く、歩きやすい登りは続く。登山道上には、距離400m毎に簡単な目印がある。合野越から山頂までは距離2450m。
残り800m、標高差にして200mほどのところで急登に変わる。チェーンスパイクを持って行っていたが、東峰山頂部以外は必要性を感じなかった。暫く急登を登るとマタエの分岐。本来のプランでは、西峰からお鉢巡りして東登山口を降り、そのまま鶴見岳へと縦走する計画だったが、この天候では縦走パートは全部中止。
東峰は鎖もなく、簡単に登れると聞いていたが、それはあくまで無雪期。着雪があると、このルートの中では、一番の急登になるので注意が必要と感じた。
東峰山頂は風が強く、視界も効かずとにかく寒いので、瞬足で下山開始。過去一短い山頂滞在時間。ちなみに登山口から山頂まで、それほど大きな積雪量の増加はなかった。おそらく降り始めた時点で登山口も雪だったのだろう。
マタエまで戻って、西峰の鎖場の手前まで行ってみる。登れないことは無いが、同じ道を降ることを考えると無理はしない。
今回の山行では、新しく調達したUnparallelのRock Guideと言うアプローチシューズの、岩場での性能評価も兼ねていたが、残念ながら西峰をスキップしたことで、評価はまた別の山で、となった。ただ、町中でのグリップの良さは体感済なので、普通の岩山(槍穂辺り含む)でも充分使えるとみている。(そもそもUnparallelはクライミングシューズのメーカーでもあるし)
下山は楽々。しかし、途中結構な登りの登山者とすれ違った。中には20人の高齢者中心の大パーティーも。たくさんの登山者に踏まれて、すっかり登山道はグズグズに腐ってしまった。
合野越まで降り、その後の事を考える。来た道を戻るのは味気ないので、西登山道を経て由布院の駅に向かおう。最初はかすかに踏み跡があったが、樹林が切れて、突如姿を現す、異様な大きさの飯盛ヶ城への分岐で事切れる。
以後、西登山道は完全な新雪状態だった。分岐は由布岳と飯盛ヶ城の鞍部で、植生がなく、風の通り道になっていた。新雪に足を取られる上に、冷たい強風で難儀する。しかも、少し降ったところから始まる笹の小道は、笹の落葉と湿り気に加え、雪が潤滑剤の役割を果たして、異常なほどよく滑る。見晴らしは抜群の場所だが、足元が不安でそれどころでは無い。小股どころか、足幅位の足運びで恐る恐る歩く。作業用の舗装道路のような道を横切る(牧野道分岐)まで続く。
そこから樹林帯に入ると積雪は消え。濡れた落ち葉の滑りやすい道を快調に降り人里に至る。道中、湯布院がこれほど俗化した観光地だと知って、ビックリしながら駅へと向かった。
今度は鶴見岳まで縦走したい。(その前に久住でテン泊縦走)
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