青笹山・下十枚山【44.7】今季初アイゼン＆今回もワイルドな道になってしまいました。

2022年12月18日(日) [日帰り]

• GPS: 08:54
• 距離: 19.6km
• 登り: 1,677m
• 下り: 1,670m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:36
• 休憩: 0:18
• 合計: 8:54

距離 19.6km 登り 1,677m 下り 1,678m

5:41 スタート地点
7:59 8:00 細島峠
8:25 稜線出合い
8:43 うつろぎ山
8:48 8:49 青笹山
8:56 うつろぎ山
9:09 9:10 稜線出合い
9:30 9:35 細島峠
9:50 仏谷山
9:57 地蔵峠 安倍奥東山稜
10:01 旧地蔵峠
10:36 岩岳（南峰）
10:51 岩岳
11:16 11:17 下十枚山
11:39 岩岳
11:50 岩岳（南峰）
12:15 旧地蔵峠
12:22 地蔵峠 安倍奥東山稜
12:35 12:37 仏谷山
12:59 13:06 細島峠
14:35 ゴール地点

天候

晴れ。雲はやや多め。
稜線では風が強くて寒かったです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奥山温泉の少し先、林道ゲート手前の駐車場を利用。
トイレやポストはありませんでした。

コース状況／危険箇所等

【ゲート〜登山口】
ごく普通の林道です。
【細島峠入口（登山口）〜細島峠】
道は不明瞭。テープがあるのでそれを頼りに登ります。下の方は間隔が広めで、暗闇でヘッドランプの光が弱かったりすると探すのが大変かも。上の方は雪も積もっていてますます道が分からなくなりますが、テープの間隔は狭くなってくるので、安全に歩けそうなところを適当に。石や岩が多く、上に行くほど傾斜が厳しくなっていくので、足元にはご注意を。
【細島峠〜青笹山】
難しい所は無い稜線の道。お天気が良ければ気持ちよく歩くことができそうです。
【細島峠〜下十枚山】
こちらも稜線歩き。いくつかピークを越えますが、その前後では少し急な場所も出てきます。ロープ場も1ヶ所あり。雪が無ければ、そう難儀することもないと思います。

その他周辺情報

ゲートのすぐ近く、奥山温泉を帰りに利用しました。南部町民以外は900円。施設の規模の割には湯舟が広くて、ゆっくりできました。お湯もよかったです。食堂は14時で終了。

写真

12/18 5:42

3時に起きたのに、何をモタモタしていたのか、5：40のスタートに。暗いのでゲートくらいしか撮るものないですねぇ。

12/18 5:43

湿度が高いためか、この時期にしては暖かめ。ずいぶん長いこと通行止めになっている気がしますが、田代峠ルートはいつになったら通れるのでしょうね。

12/18 6:08

林道を30分ほど歩いていると、不意に現れるココが細島峠ルートの登山口となります。

12/18 6:08

パッと見、何もないただの斜面です。本当にここが登山道なのか疑念を抱いたまま、GPSも確認しつつ斜面に挑みます。

12/18 6:15

テープもありますが、間隔が遠すぎて見つけるのが大変。所々にあるケルンが、安心感と勇気をくれます。テープもケルンも、設置してくださった方々、ありがとうございます。

12/18 6:28

お、林道に出ました。さっきの林道がここまで伸びているのかな？道を渡って、反対側から再び斜面に取り付きます。

12/18 6:46

明るくはなってきたけど、三日月がまだ見えている。

12/18 6:52

樹の上はすっかり冬景色。

12/18 7:04

7時を過ぎて、ようやくお日様とご対面。おはようございます。

12/18 7:04

明るくなっても、「どこを歩けばいいの？」は変わらず。上の方では朝焼けが綺麗に雪を染めているようですが、ここからはチラッとしか見えず。残念です。

12/18 7:07

青空に雪の白がよく映えますね。キレイだな〜。

12/18 7:10

地面にも雪が目立つようになってきます。昨夜はそれほど降らなかったと思うけど、この先はどんな感じかな。

12/18 7:17

人以外の足跡がチラホラ。これは可愛い足跡。これ以上大きいのはご勘弁だな〜。

12/18 7:40

パウダースノーがよく滑って、踏ん張りが効かないのが辛くなってきます。

12/18 7:42

雪の下の状態が分からないので、探り探りに進みます。なのでペースが上がりません。枯葉の堆積や、グラグラする石などあるので、かなり気を使います。

12/18 8:00

お、ようやっと稜線に到着でしょうか。道なき道で、かなり疲弊してしまいましたが、少し楽になるかな。

12/18 8:00

細島峠に到着。ですが、静岡側からの風が急に強くなって、寒い(+_+)。

12/18 8:01

ずっと雪の道になりそうなので、軽アイゼン（4本爪）装着。雪に対する効果はなさそうですが、その下の岩、木の根に食い込むことを期待。

12/18 8:27

南西側が開けました。風が強くて寒いのでジッとはしていられないですが、良い景色ですね〜。

12/18 8:28

それほど険しい場所もなく、基本的には歩きやすい道。獣以外の足跡はないので私が一番乗りです♪

12/18 8:38

南アルプスの名峰たちは、ちょっと雲にかかってしまっている様子。

12/18 8:42

うつろぎ山は、名前に惹かれる山のトップ5に入りそう。

12/18 8:42

うつろぎ山は、ピークっぽい感じではなく、通過点といった感じ。

12/18 8:45

青笹山へのビクトリーロード？パウダースノーに足を取られてペースは上がりませんでしたが、道そのものはとても歩きやすかったです。

12/18 8:47

青笹山の山頂に到着。甲州百山と甲斐百山に名を連ねています。いつかコンプリート出来るのかしら。

12/18 8:48

山頂からの、南アルプス方面。山座同定はともかく、良い景色です。

12/18 8:48

1500m程度でもこの状況、あちらの山々は寒そうだなぁ。

12/18 8:49

山表もパシャリ。

12/18 8:49

富士山は木々の間。

12/18 8:50

ちょっと雲がかかってしまいました。

12/18 8:50

ここまで来る途中、海も見えていたのですが、山頂に着いた時にはこんな状態に…。

12/18 8:55

山頂を離れて、細島峠に戻る途中で雲が切れました。う〜みだ〜♪

12/18 8:57

う〜ん、自信はないけど、手前のは七面山のあたり、その向こうは長者ヶ岳などになるのかなぁ。

12/18 8:59

どこの山もみんな真っ白です。写真にすると良いお天気のようですが、とにかく冷たい風が強い。体が冷えてきます。

12/18 9:02

こんな急なところ、登ってきたっけ？は山あるあるですね。雪でペースも落ちてるし、風も強いしで、細島峠まで戻ったらそのまま下山しようか思案中。

12/18 9:49

そしていきなりの仏谷山。手がかじかんでしまい、手袋を一枚重ね、スマホ操作ができなくなったのでしばらく写真を撮りませんでした。とりあえず下十枚山まで行って、赤線を繋げるところまでは頑張ってみようと思います。ここは動物の足跡が多いです。

12/18 9:57

風の吹き込まない場所は歩きやすい。地蔵峠を通過。

12/18 10:12

岩岳に向かっての登りの途中、振り返ると駿河湾が見えました。キラキラしてます。

12/18 10:37

読めないけど、ここが岩岳かな？ピークっぽくはないです。

12/18 10:51

進行方向には嫌な色の雲。なんとかお天気もって欲しいところです。じっとしてられそうにない寒さなので、今日は歩きながら非常食をパクパクして食事代わりに。

12/18 11:09

下十枚山の手前で、再び振り返り。正面のピークが岩岳と思われます。

12/18 11:16

下十枚山に到着です。十枚山まで行きたかったけど、とりあえず過去の足跡とはここで繋がったので、引き返すことにします。長居は無用〜（凍ってしまう）。

12/18 11:16

いつもは標準コースタイム×0.8で計画を立てていますが、冬場は進みが悪いので、1.0のままくらいで計画を立てた方がよさそうです。

12/18 11:40

富士山は見えたり隠れたり。

12/18 11:40

自分の足跡しかありません。そして気温が上がってきたためか、アイゼンに雪団子が量産されるようになってきました。

12/18 11:45

この枝に、往路でも復路でも帽子を取られてしまいました。そういうの、よくないぞ！(# ゜Д゜)

12/18 11:49

なんだかすごいことになってます。

12/18 11:50

往路では気が付かなかった山票を発見。1652mと1682m、二つ書かれていますが、どうやら岩岳は双耳峰のようで、この場所は南峰で1652が正解のようです。北峰が1682。

12/18 11:56

深いぬかるみにはまってしまい、履き口近くまでドロドロに…靴の中まで入らなかったのは幸いでしたが…なんで凍っていないのさ。

12/18 12:02

地蔵峠に向かう下りの途中から。良い眺めです。

12/18 12:03

三保松原が見えているような…？

12/18 12:03

最後の登りがちょっと大変そうだけど、あそこを超えればあとは下りのみのはずです。ここらで親子4人組とすれ違いました。小さい子も頑張っていました。

12/18 12:20

地蔵峠。地図にない道があったので、どこにつながっているのかと思いましたが…

12/18 12:20

すぐそこにお地蔵さまがいらっしゃいました。

12/18 12:21

お地蔵様の視線の先には、駿河湾と伊豆半島。無事の下山をお願いしました。

12/18 12:22

地蔵峠から静岡側に下りる道にたくさんの足跡。先ほどの親子と思われます。

12/18 12:47

細島峠からの登りが一息ついたポイントに立派な木。夏などは木陰が気持ちよさそうです。

12/18 12:57

三度目の細島峠。ここから本格的な下山になります。風はほとんど吹かなくなりますが、傾斜の厳しさと道の悪さが心配。

12/18 13:04

全くあてにならない自分のトレース。それでも、無いよりはマシかな？

12/18 13:31

ほんとにもう、どこが道なのさ。

12/18 13:57

ずいぶん下って、もう雪も見えなくなりました。これは窯の跡かな？

12/18 13:58

林道交差。ここらまで下りてくると、傾斜も緩やかに。

12/18 13:59

かなり古くはなっていますが、昔は整備された登山道だったのですね。

12/18 14:00

踏み跡もハッキリしてきました。時間的にも問題ない感じで一安心。

12/18 14:02

ん？まっすぐ進めそうだけど…一応、道標に従って左折。

12/18 14:11

登山口まで下りてきました。中央に一段だけ、階段が残っています。その先はただの坂に見えますが、上の方に階段がわずかに残っていますね。

12/18 14:14

川で靴底を洗って通過〜。

12/18 14:28

林道に出たら急に風が。でも、稜線ほどの寒さはありません。

12/18 14:35

すっかり体が冷えてしまいました。この後、奥山温泉に入っていくことにしました。

12/18 14:35

ここ、温泉利用の方の駐車場だったのかな…？温泉施設の方にも舗装された駐車スペースありますが…。無断駐車だったらゴメンナサイ。
今日も無事に下りてくることができました。お疲れさまでした。

12/18 16:06

おまけ：帰りに、桜のような花が咲いているのを見かけました。

撮影機器：

moto g31(w) motorola

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ アイゼン（4本爪） 傘 ツェルト

感想

pumi3

こんにちは。硫黄泉に入ると数日間は体に臭いが染みついてしまう特異体質な pumi3　です。

まだ行ったことのない山を歩きつつ、赤線繋ぎもしたいと思って青笹山〜下十枚山へ。この辺りもヤマビル地帯ですので、今がチャンスとばかりに登ってきました。
前日は雨が降っていたので、上の方では雪が残っていることは想定していましたが、実際にはそれほど厚く積もってはおらず、せいぜい登山靴が半分埋まるくらい。ただ、サラサラのパウダースノーは傾斜のある所では踏ん張りが効かず、ちょっと怖かったです。
青笹山は、静岡側から登るか、田代峠から登るのが一般的なようですね。田代峠ルートが通れなくなってからは、細島峠ルートのレコも上がっていたものの、こんなに険しい道になるとは思っていませんでした。雪で路面の状態が把握できなかった、というのも大きいですが。
それでも稜線歩きについては、南アルプスの景色も海の景色もすごく良くて、歩きやすい部分も多く、暖かな日に歩いたらとても気持ちがよさそうでした。その頃にヤマビルが出ないと、なおいいのですが…（←梅雨時の七面山北参道で凝りている）。
それにしても、一週間経っただけで山の上は別世界。これからは完全に冬山ですね。いつも荷物はオーバー気味に持って歩いていて、今回ももっと重ね着などすることはできたのですが、装備を充実させるほどに動きにくくなるのが嫌で、いつもちょっと薄着気味。さすがに寒かったな〜。レインウェア出せばよかった（←面倒くさがり）。下山後すぐに温泉に入ることができて、こちらはまさに極楽でした。

コメント

SIM ♾ χ

お疲れ様です
この登山口あまり使う人いませんよね

pumi3

466さん　コメントありがとうございます。
少し前までは、手動入力でないと計画ルートを引けないルートだったと思います。
人の気配がなさ過ぎて、心細かったです。

ゲスト

こんばんは(^^)
青笹山への笹のビクトリーロードはとても気持ち良いですよね😄。ヒルが出なければほんと良いところなんですけどねー😅　18日は静岡の下界でもすごく風が強くて大変でした。事故なく無事に下山されて何よりです。

pumi3

ellyhgさん　コメントありがとうございます
見晴らしも良くて、ホントに気持ちのいい稜線歩きでした。ベストシーズンにヒルさえ出なければ…なんとも惜しいエリアです…。
風があるか無いかで、体感温度や歩きやすさはずいぶん変わりますよね。これからのシーズンは、もっと天気に注意を払わないといけないと感じました。夏と違って、動けなくなったら即、命の危険につながりそうなので、緊張感を持って歩かないとですね