【伊勢】高須ノ峰(798m) 御所覧場山(802m) 白猪山(819m)


- GPS
- 08:11
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,350m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:10
今回は「白猪山」から「高須ノ峰」への稜線を辿り、「仁柿峠」に降りるラインを引いた。峠は、櫛田川の左岸支流「仁柿川」の源流域だ。仁柿峠を西に越えると、局ヶ岳や大洞山を水源とする「雲出川」の水圏になる。
高須ノ峰へのメインルートは、かつては「白猪谷」ではなく「ズリ谷」を利用する登路と聞いていた。私は、仁柿峠に降りる尾根道に可能性を求めた。
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
<チャリデポ〜夏明の深田棚田〜白猪山>
チャリをデポするために、仁柿峠に向かう。深夜だったが、立川にかかる不動橋はすぐわかった。しかし、橋は吹きつける雪で、みるみる白くなっていく。寒さに震えながらチャリを降ろした。
深野棚田の駐車場まで車を降ろして仮眠。明るくなるのを待ち、宝泉寺から棚田を縫って歩く。まるで城壁の中だ。振り返ると、雪に包まれた局ヶ岳が見えた。
登山道に入る。矢下コース、都コースを合わせて、石尊大権現のある二ノ峰に立つ。その足で白猪山の山頂へ。朝熊ヶ岳・獅子ヶ岳・七洞岳・烏岳・総門岳・局ヶ岳・日出ヶ岳方面が開ける。
<御所覧場山〜小山〜高須ノ峰>
前日、東海地区は終日、強い雨にたたられた。この日の強風は織り込み済みだった。なのに、早朝の夏明が穏やかだったせいか、軽装でスタート。ウェアを徹底的にミスった。寒さに震えながら、御所覧場山の三角点にタッチ。
鉄塔が立つ広場でつかの間の展望を楽しむ。北側に鈴鹿の御在所岳・雨乞岳・綿向山、布引の経ヶ峰、松阪の堀坂山・矢頭山、室生の尼ヶ岳・大洞山、台高の三峰山とわずかに高見山のてっぺん。
小山を越えたあたりで、声がかかった。「わ〜 今日初めて人に会いました〜」。束の間の、さりげない会話に心がなごんだ。
そして高須ノ峰。あっけに取られるほど、何もない山頂。渋山のにおいがぷんぷん。時計をみやって下山開始。
<仁柿峠〜夏明>
途中、ズリ谷の源頭が迫る地点には、新設林道が這い上がってきた。これを辿れば、確実にしかも簡単に下山できそう。なのに、私は予定通り、尾根通しで仁柿峠へ。楽して勝ちに行けばいいのに、オレって何者?
尾根は執拗にアップダウンを繰り返し、じわじわ体力を奪う。最後はアセビのヤブ。獣道をたどって左手の沢身に降りた。左岸を選ぶと不動橋が見えてくる。小広場から祠へと上がればフィニッシュだ。
締めくくりはチャリに乗って、旬を外したダウンヒル。身体が芯まで冷えた。笑顔も凍った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する