広沢寺温泉起点の見城山・日向山周回コース（浄発願寺奥の院と日向薬師つき！）

2022年12月21日(水) [日帰り]

• GPS: 06:50
• 距離: 11.6km
• 登り: 849m
• 下り: 848m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:29
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:36

距離 11.6km 登り 849m 下り 864m

8:08 広沢寺温泉駐車場
8:56 9:05 見城
9:23 七曲峠
9:38 9:56 日向山
10:15 10:18 十字路
11:34 11:40 浄発願寺分岐
11:56 12:20 浄発願寺奥の院岩屋
12:44 12:45 一ノ沢橋（日向川）
13:16 日陰道分岐
13:23 13:24 日向薬師バス停
13:41 13:44 日向薬師
13:56 13:58 日向薬師 梅林
14:24 薬師林道展望台
14:40 七沢温泉
14:44 小林多喜二居住の離れ

標識、非常に分かりやすいです。
プラス、ガイドブック（ヤマケイアルペンガイド「丹沢」）の日向山のページを確認んしながら歩いたので、迷わず安心して歩けました。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

広沢寺温泉の無料駐車場に泊めて、登山開始

コース状況／危険箇所等

よく整備されています。ほんの少しだけ、台風の影響で荒れてしまった道がありますが、それほど危険ではありません。
奥の院を後にしたあと、少し山道を歩いてあとはアスファルトの道が長いです

その他周辺情報

広沢寺温泉にある有名な「玉翠楼」、日帰り入浴も一応やっているそうですが１時間だけなので、ちょっと無理かなぁと思って行きませんでした。
本当は、日帰りのお部屋利用で名物の猪鍋なんぞを頂いたら最高なのでしょうが、この日はソロだったので行きづらく、断念。

写真

12/21 7:55

広沢寺温泉にある無料駐車場。玉翠楼さんに上がっていく道のT字路のすぐそばにある

12/21 7:27

平日朝7寺過ぎで、ガラガラ。私の車一台のみ

12/21 7:27

駐車場にあるトイレ。外見はどことなくさえない（失礼）けれど、入ってびっくり。すごく清掃が行き届いていて清潔そのものです

12/21 7:34

駐車場は日没時にしまっちゃうらしい・・・。気をつけないとね

12/21 7:56

今日登る見城山と日向山はなぜか地図にない・・・。次回は鐘ヶ岳に行こう！

12/21 7:58

駐車場を出て左方向へ道を上がっていくとすぐにこの愛宕神社が左手に見えて来るので、この階段を登って登山道へ

12/21 8:03

なんとも小さな可愛い神社。ここの右側にある階段のような道を上がって登山開始

12/21 8:06

鹿よけの柵の掛け金を外して、入山

12/21 8:14

なんだか誰もいなくてし〜んとしているので、元気づけにクリスマスソングをBOSEのスピーカーで聴きながら歩こう

12/21 8:20

見城山は近いようです

12/21 8:37

入山してから約30分。街と山が見える

12/21 8:38

根っこ道を進めー

12/21 8:52

見城山頂上の手前からの展望

12/21 8:54

山頂直下2

12/21 8:58

着いたよー

12/21 8:59

みじょう、と読むのですね

12/21 9:00

その昔、物見の兵がこの山頂に常駐して異常事態に目を光らせていたということか

12/21 9:00

物見の兵もこの景色を見たのだなぁ。。。

12/21 9:06

山頂からわずかに来た道を戻り、この標識の大釜弁財天方向へ

12/21 9:14

ちょいと荒れております。数年前の台風の影響だね

12/21 9:18

亀石。見たかったけど、足が遅く、日没が心配なのでここは我慢してやり過ごす

12/21 9:20

七曲に来た。かっこいいな

12/21 9:20

ここから登り返し

12/21 9:24

いやいや、晩秋だわ。いい感じの枯れ具合

12/21 9:24

さ、どんどん進もう

12/21 9:37

程なく日向山に登頂。立派な石の祠。ナイスの森？　ナイス株式会社が買った森林ということか

12/21 9:55

紅葉もまだ残っている

12/21 9:55

さて、二つの山のピークを踏んだので、今日のお楽しみの「日向薬師」へと向かいましょう。あ、その前に浄発願寺跡（奥の院）に寄ります

12/21 10:01

ここからは下って鞍部へ向かう

12/21 10:03

モミの木。幹にはられている説明が興味深い。なるほど、都市化が進むと姿を消してしまう木なのだそうだ

12/21 10:06

いい道です

12/21 10:13

ザ・晩秋

12/21 10:13

ここを降りれば鞍部

12/21 10:16

ここ、間違えそうだった。日向薬師、と思っていたので登らずに左だと思ったのだけど、今日のコースは梅の木尾根方面、つまりこの階段を登るのじゃー

12/21 10:24

晩秋の景色に、椿の赤い花が色を添える

12/21 10:27

階段を上りきったらこの標識。三ノ沢・鍵掛方面へ

12/21 10:31

落葉しきった木々の中で、紅葉が一本残っていました

12/21 10:32

初秋の山も趣がある

12/21 10:34

さて、この道少々荒れているけれど、この道であっております

12/21 10:40

荒地を登ったらこの標識を奥の院方面へ

12/21 10:49

ここからは根っこ道となる

12/21 10:50

ほら〜。大きな岩にまとわりついちゃって。。。

12/21 10:51

クローズアップ

12/21 10:54

ひゃー。根っこだらけ

12/21 10:54

今日のコースの一番の難所かな。でも危険ではないのでご安心を

12/21 11:05

名もない峠に出る

12/21 11:05

ベンチ一基あり。ここが今日のコースで一番標高が高い場所

12/21 11:10

なかなかの眺め。右側に鐘ヶ岳、左は三つ峠山

12/21 11:17

まだまだ根っこ道は続く

12/21 11:24

根っこがやっとおとなしくなてきた・・・。歩きやすい尾根道

12/21 11:24

名無し峠その2。振り返ってこの風景。秦野の街だろうか・・・

12/21 11:34

いよいよ、奥の院へアプローチ！　この標識が見えたら・・・

12/21 11:36

ここまで歩いてきた尾根道を外れて、左の細い道へ進む

12/21 11:38

おっと、ここでもやんちゃなのはブナ様だ

12/21 11:38

クローズアップ！

12/21 11:40

奥の院への道。ちょっと雰囲気出てきた

12/21 11:41

晩秋なのに、ここは緑が美しい

12/21 11:44

奥の院、近し。どんなんだろう・・・ドキドキ

12/21 11:47

枯れ木も山の賑い

12/21 11:47

ここは一気に下る！

12/21 11:53

地を這うブナ様

12/21 12:14

浄発願寺跡、奥の院に来ました

12/21 12:14

石碑がとにかくたくさん並んでいる

12/21 12:15

山の斜面をくり抜いて作った岩屋

12/21 12:15

これが奥の院の岩屋

12/21 12:16

説明書きもあり。確かに浄土っぽい静かで穏やかな場所。かつては男子の駆け込み寺だったとは・・・

12/21 12:16

ここにいろんな人の生きた証が残っている

12/21 12:17

静かで誰もいない。清らかな場所

12/21 12:17

さて岩屋を去り、日向林道へ降りていく

12/21 12:25

すぐに鐘楼跡が現れる。やはりこの道は歴史満載だ・・・

12/21 12:25

これか・・・

12/21 12:25

そしてまた史跡

12/21 12:25

今度は子安地蔵の跡地

12/21 12:26

さらにちょっと下がるとこんなに美しい景色が・・・紅葉も結構残っている

12/21 12:27

確かにここは、この世の浄土ですね

12/21 12:28

ちょっと見えにくいけれど、階段があるのでそこを降りる

12/21 12:30

しばらく行くとまたこんな石碑がたくさん並んでいる。木の橋、渡るの意外と怖い（笑）

12/21 12:30

さっき岩屋があったのは奥の院。浄発願寺n本堂はここにあったそうだ

12/21 12:33

階段、落ち葉で滑るので慎重に

12/21 12:35

ここに降りてきた

12/21 12:36

ここからも石の祠が両脇に並ぶ、なんとも不思議な道

12/21 12:43

そしてここに降りてきた

12/21 12:45

地獄の王、閻魔を安置したお堂の跡・・・って！！！

12/21 12:46

今日の私が辿ったコースとは逆方向から、つまりここから奥の院へ行く人もいる

12/21 12:48

山を出ます。しばらくは右手に川を見下ろしながらの車道歩き

12/21 12:55

すると鷺が低空飛行してた！その瞬間をなんとかパチリ

12/21 12:56

ここに着地あそばれました

12/21 12:56

キャンプできるようです

12/21 12:58

日向薬師への道の途中にもお寺がいくつかある

12/21 13:05

こんな名所も・・・

12/21 13:05

伊勢原市、歴史力、すごい

12/21 13:08

現在の浄発願寺はここになったそうだ

12/21 13:24

そしてまたしばらく歩くと・・・

12/21 13:25

日向薬師への道が出てきます

12/21 13:28

ここが参道への入り口

12/21 13:31

お、見えてきたー

12/21 13:34

しばらく階段

12/21 13:37

階段を登って進めば

12/21 13:41

じゃーん。日向薬師です！　最近6年もの改修工事を終えたばかりだそう。

12/21 13:41

どーん！

12/21 14:15

日向薬師を過ぎてそのまま林道を歩き、七沢温泉の方へ進む。その林道から見た景色。悪くないね

12/21 14:26

あ！今朝の登りの時に、見城山へ行く途中に寄れなかった「亀石」がこんなところに！さっきは山道から外れて600mだったと思うけど、今度はもうすぐそこ！さっき立ち寄らなくてよかった

12/21 14:28

ものの1、2分で亀石スポットに着いた。本当、亀です！

12/21 14:38

亀石を過ぎて、七沢温泉へ

12/21 14:39

この辺はまだ紅葉が残ってますね

12/21 14:41

ふむふむ、七沢城址の説明

12/21 14:48

コースの最後は、作家の小林多喜二がある時期身を寄せていた隠れ家。階段をちょっと登るとひっそりとある。山レコのログはここで終了

12/21 14:50

小林多喜二はここに滞在しその後、当時軍国主義の日本政府の警察に連行され、拷問に合い、死んだと言う。切ない

12/21 14:50

とても綺麗に手入れされています。今にも小林多喜二がふらりと縁側に出てきそう

12/21 14:50

反射で私が写ってしまったけれど、ガラス戸の向こうは座卓。その上にお酒のお調子とお猪口が並べられている

12/21 14:50

見えたかな？　部屋の中の様子

12/21 14:50

ここは厠ですね

12/21 15:08

もうすぐ最初に車を止めた広沢寺温泉の駐車場。真正面は鐘ヶ岳。今度登ってみよう

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

装備

個人装備

アウター ソフトシェル ベスト Tシャツ インナー トレッキングタイツ アルパインライトパンツ スポルティバブーツ ソックス ソックス替え 膝サポーター（左右） かっさ ライトタオル x 2 エアクッション スリング フィンガーグローブ ネックゲーター キャップ 自分の眼鏡 スパッツ ダブルストック ポールのチップ入れ 熊鈴 x 2 BOSE モバイルスピーカー サーモボトル x 3 炭水化物 行動食 ファーストエイドキット ヘッドライト x 2 予備用乾電池 レインジャケット レインパンツ Mystery Ranch 40リッターパック Mountain Hardware サコッシュ お財布 Fitbit iPhone 充電器とケーブル 地図 ティッシュ 濡れティッシュ ゴミ入れプラスチックバッグ マスク

感想

こりす

普段は自然ばかりに目が行く私ですが、この日は珍しく歴史探訪。
歴史は苦手でそれほど興味はありませんが、昔の人の生きた痕跡が山に残っているのは、なんとも感慨深いです。
日本の山は、お城や戦さ、また宗教などと関係が深くて独特の雰囲気があるものが多いですが、このコースもその一つ。人間の暮らしの匂いのある山です。
晩秋の山の風景も素晴らしかったです。落葉し切った木の森に紅葉が少しさして、冬の訪れを感じました。低山ならではの魅力ですね