【蘭山への道(完結編)】ラスボスは他にいた!
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 07:46
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 584m
- 下り
- 576m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:46
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
※過去ログ
というわけで。
結論から言うと、ログを見て貰えば分かる通りついに完結しました。
一昨日、車を止めるところまで来てみて諦めたけど、なんとか今週中に登ってしまいたい。
天気予報を見ると木曜日は高気圧に包まれて絶好の機会。
電話しましたよね、各方面に。
「木曜の午後イチからの打ち合わせですけど、申し訳ありませんが夕方の5時に変更していただけませんか?」
関係者の皆さん、理由も聞かずに了承していただいてありがとうございました!
って、見てないだろうけど。
火曜に降った雪は思ったより積もって、再び新雪をラッセル 。
足首からスネくらい。
最初の時より良いものの、腿上げ運動はやはり消耗する。
それでも林道終点まで1時間40分と一番の記録。
ワカン歩きに慣れてきたかな。
コルまでの前回の道は一層の新雪ですっかり消えている。
それに、あのルートは良いとは言えなかった。
今回は別ルートで登ってみると、林道終点から約45分。
前回は1時間20分だったから大幅短縮。
やっぱりルート選びは重要ですね。
そしてコルからの北稜直登開始。
核心の密藪踏み抜き地獄。
ストックを畳んで、藪の木を掴みながら、体を持ち上げていく。
ところが、時々踏み抜くものの、今回は新雪の下で締まった雪がぐっと堪えてくれる。
踏み抜いて腰、胸の壁ができたら、とりあえず匍匐前進。
そして立ち上がると、再びスネから膝くらいの深さで歩ける。
この繰り返し。
暖かい日が続いて締まってきた雪が、その上に積もった新雪の重さでさらに締まっ他のかもしれない。
これは嬉しい誤算だった。
あとは藪との戦い。
まっすぐにこだわらず、少しずつ左に右にルートを選びながら、休み休み登っていくと、ついに蜜藪地帯を抜けた。
やや斜度が緩くなった林間を歩き、最後は膝下くらいのふかふかラッセル 。
そしてついに鐘突座790mに登頂。
少しずつ笑いがこみ上げてきて、やったー!と叫ぶ。
ここで船形山を眺めながら昼食。
のんびり休んで、いよいよ蘭山に出発。
蘭山まではふかふか雪の気持ち良いラッセル 。
蘭山の方が低いので、基本的には緩い下り。
そして登頂。
鐘突座ほどの感動はないものの、やっと来たという充実感が湧き上がる。
昨日、別ルートで登った人もいたようだ。足跡が残っていた。
次回はぜひ北ルートでどうぞ。
ここからは一旦戻って、鐘突座との中間くらいから伸びている別の尾根筋に乗る。
途中からはうっすらと足跡が残っていた。出羽守さんのかな?
歩きやすい尾根でこちらも気持ち良い。
尾根は少しずつ細くなっていく。
そして678のピークが見えてきた時、思わず「マジか・・」と声が出た。
ネットの情報で、岩場だとは聞いていた。
しかしこれほど切り立っていたとは・・・。
本当のラスボスはここにいた!
しばし悩む。
戦わずに引き返して、どこか降りやすいところから適当に降りるか・・・。
いや、それだと今までの苦労が水の泡のような感じがする。
慎重に進めば行けるはず。ただ怖いだけだ。
ストックを畳んで取り付く。
いやー、本当に怖かった。しかし、その怖さをしのぐ絶景。
仙台市街が一望できる。こんな場所があったとは・・・。
振り返ると船形山(これは写真を撮り忘れた)。
ラスボスを倒し、あとは急斜面を駆け下りる。
しかし、岩がゴロゴロする林なので踏み抜く、とにかく踏み抜く。
そして転がる。雪まみれ。
なので行けるところはヒップスライダーで滑り降りる。
止まったら別のルートを見つけて滑る。
そして先週偵察で歩いた林道に着いた。
今回はそれを横断。そのまま森を降る。
スキー場跡に出るはず。
程なくして予想通りスキー場跡の上の方に出た。
そういうわけで、ついに蘭山卒業です。
見てください、このログ。
蘭山とその周りの標高が書かれたピークを踏み、稜線を歩きました。
美しい。これがやりたかった。
この新雪で山神は我に試練を与えたと思ったけど、この天気と新雪で登りやくすなった核心部。
そしてふかふかの稜線歩き。
ありがとう、山神様。
さて、次はどこに行こうか。
っていうか、この天気なら蔵王とか栗駒に行った方が良かったのでは?
いやいや、蘭山には勉強させてもらいました。
思い出深い山になりましたよ。
蘭山への道(完)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する