2007年大晦日、滝子山、山梨百名山
- GPS
- 05:45
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 970m
- 下り
- 968m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2007年12月31日
滝子山
慌しい年末であるが、12月にもう一度山に登りたい。前から、頭に描いていた滝子山と小楢山のどちらにするか迷った。いずれにせよ、山梨百名山でもある。結局、滝子山にした。この山は、中央線の笹子駅や、初狩駅から登山道が敷かれているらしいが、マイカーで桜公園まで進入することにする。
この山は、大菩薩南嶺が終了する堂々たる山容という。中央線からもその秀麗な姿が見えるらしい。 自分では、これまで何度も中央線に乗っているが、確認したこともない。
今回は、予定していたルートのピストンを変更して、寂惝尾根を登り、予定していたルートを下ることにした。途中、稜線に出てから、道間違いをしてしまい、1時間ロスしてしまった。予定は予定で進めるべきであったという反省と、やはり周遊してよかったという満足感が交錯する。いずれにせよ、寂惝尾根を登り、周遊するとかなり変化のある登山が楽しめる山であると思う。
5:30起床。未だ暗い。
6:10自宅発。パンを購入してあるので、コンビニは不要だ。順調に国道20号線を笹子方面へ。笹子トンネルに入ることには、低いところに雪が見えていた。トンネルを越えたあたりや、橋には、融雪剤がまかれた跡もある。
笹子トンネルを通過し、笹子駅前も通過すると、わかりにくいが吉久保入り口があり、そこを入って、中央線のガードをくぐり、細い道を通って、中央道を渡ると桜公園に着く。桜公園に車を止めたのが、7:20。数台しか止められないが、一台も止まっていない。気温はー2度。
7:35桜公園発。
舗装された車道をまっすぐ進み、30分ほど歩いてから、登山道に入る予定であった。
ところが、ガイドブックで読んでいた、上部には岩稜帯があるという、寂惝尾根の入り口がすぐに見つかった。この尾根は、過去にも遭難の例があるらしく、少し怖かったが、そのままその寂惝尾根を登ることにした。
植林された登山道を進むと送電塔。その先は広葉樹林の気持ちの良い道。この寂惝尾根は、しかし、尾根をずーと進むので風をまともに受けることになる。
特に指導標もないこの寂惝尾根は、遭難も記録されており、下りには使用しないほうがよいといわれているらしい。
9:00岩稜帯へ。ここまで先行者がいないようだ。
標高でいうと1300から1550メートルくらいが、なかなかの岩稜となる。ストックをしまい、手足で登る。雪も900メートルくらいから、現れる。この岩稜帯では、手がかりのないような岩も幾つかあったので、雪がもっと積もり、それが凍結などしたらアウトであろう。それでも南側に登山道がつけられているので、ある程度雪は融けているのであろう。実際、風は強いがちょっと風を除けるようなところでは、暖かく、雪がよく融けていた。それにしても風が強く、いささか心細くなった。しかし、途中では、振り返れば、富士山が雪煙を巻き上げ、三つ峠山、本社ケ丸などが美しく映えていた。
10:00浜立尾根。ここで重大なミス。予定していたルートを変更して寂惝尾根を登ってきたので、寂惝尾根を紹介していた別のガイドブックのコピーをも持っていなかった。寂惝尾根を登っているときも稜線に出たら、左に曲がる、と大きな勘違いをしていた。寂惝尾根を登っているときにも左方面と考えていた。それで、浜立尾根を左に折れてしまった。先を見ると滝子山と思っていた山がやけに遠い。実は、浜立山であったのだ。誤りに気付いて、標高100メートルをアップダウンして下ったのを戻る。
11:00やっと本来は右に行くべきところに戻った。今度は、先行者がいる。滝子山山頂であった2名であったが、左に間違えてトレースがあったので、変なところに行くマニアもいるものだと思ったという。
さて、ここから、アップダウンを繰り返し、2つのピークを越えてやっと滝子山だ。軌道修正できてよかった。富士山は雲に隠れてしまった。
11:24滝子山山頂。途中から先行者になった男性2名がいた。その後、軽装の男性1名。さらに、成人の娘と両親の3名が続いた。
北を見れば、大谷丸、ハマイバ丸、大蔵高丸、黒岳、雁腹摺山などが大きい。南アルプスなどは時雨れているようだった。先行者となった男性2名が先に頂上を発った。
11:50滝子山頂上発。
今度は北側を巻いてゆく。かなりの雪だ。5CMくらいはあるだろう。積もったばかりのようだ。気持ちよく、下ってゆく。防火帯も下るが、本当に気持ちよい。途中、
初狩駅への分岐、大谷ケ丸への分岐や、大鹿山、大鹿峠への分岐を分ける。防火帯を過ぎると沢沿いの道であるが、なかなか良かった。ナメ滝など、多くの滝があり楽しませてくれた。新緑の頃はさぞ美しいことだろう。上部の雪は未だよいが、下降してくるとかなり融けている箇所もあった。
下山に使用した予定していたルートには、大月市の指道標が整備されていたので、やはり寂惝尾根より、こちらのほうが一般的であろう。
12:25作業小屋
12:35作業小屋発。
13:35道証地藏で林道に出合い。
13:52桜公園
途中から先行した2名はちょうど駐車場を出るところであった。
からだをぬぐって、着替え、14:15桜公園出発。
途中、大晦日で渋滞などするかと思ったが、それもなく、15:30には自宅についた。
フロに入ったら、左大腿部上部の左がすりむいていた。そういえば、浜立尾根の手前の急斜面。なんということもないのに、日当たりよく、雪融けでぐちゃぐちゃのところを滑って、打っていたのだ。出血はないが、すりむいていた。
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