鍬崎山(信州・越中名山ツアーPt.2:埋蔵金と北アの展望は!?)


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
独標手前の岩場登路、一番下の鎖場ボルト(結構重要…)が微妙に斜めになっており、体重をかける際は要注意!その他、コース中特段の危険・不明瞭箇所などなし。 |
写真
感想
ツアー二日目は今回のハイライト、黄金伝説で知られる鍬崎山です。ヤマレコの先人記録でも、いくつものピークを越え、長い道のりのタフなコースのようですので、往復とも文明の利器・ゴンドラのお世話になることに。
前夜、雷鳥バレーの家族旅行村で車中仮眠、ほろ酔いチュウハイが効いて熟睡です。前夜の雨も上がりすっきり快晴、朝5時前起床、富山名物・マス寿司朝食、着替えを済ませ、週末は登山者向け早朝営業のゴンドラで6時過ぎに山頂駅へ。(発券窓口で入山届け記入、往復券購入者は16:30の営業終了までに無事下りたかどうかチェックしているので、下山したら声がけして下さい、とのこと。)富山市街方面の展望が開け、山頂の大展望を期待させます。
瀬戸蔵山までは軽く1ピッチ、石の階段や各種案内板もあり、家族・学校向けハイキングコースの様相です。続く大品山まではそこそこのアップダウン、早くも息が上がってきますが、三角点のある展望台(山頂広場は少し先にあり)からは懐かしい大日2岳、毛勝三山のツーショットが青空に映え、元気回復です。居合わせた数組のシニアご夫婦のお一人に山頂写真をお願いし、ここから帰りの登り返しが思いやられる結構な下り。いよいよ目指す鍬崎山をターゲットに据え、道はハイキングモードから一転して本格的な登路に。笹は刈り払われ比較的歩きやすいものの、先の見えない樹林の道を黙々と登り、先ほどのシニア夫婦組と休憩のたびに抜きつ抜かれつしながら、最後の鎖+ボルトのあるプチ岩場をよじ登り、ようやく標高1750m弱の独標に到着。 このピークはもっと立派な名前を付けてあげて良いぐらいの好展望、目指す鍬崎山の尖った絶頂が目前に迫り、左には大日2岳の背後に鋭い剱の穂先が顔を覗かせます。ガスがだいぶ上がってきて、立山連峰が積雲に飲み込まれつつあるのが気になるものの、山頂での「薬師岳ドーン!」を楽しみに、最後の300m余の高度差を喘ぎながら登っていきます。
10時半過ぎ、ようやく多くのハイカーで賑わう鍬崎山頂に到着。今まで見えなかった北ア主稜は…と早速山向こうを見ると、青空いっぱいながら、雲また雲、残念ながら薬師岳は長大な頂稜の一端がチラッと見えただけでした(涙)。今ツアー随一の立派な山名標識で証拠写真撮影、おにぎり昼食・ココアで寛ぎながらガスが晴れるのを待つも、一瞬雲間から日が射したのみ。登りで前後したシニア夫妻はじめ居合わせたハイカー各位が一様に残念がる中、帰路の長い道のりを思い、名残惜しい山頂を後にします。
下山路は独標下りまでは順調ながら、予想通り大品山の地獄?の登り返しでバテバテ、山頂でフルーツゼリーのご褒美を自らに与え、気を取り直して瀬戸蔵山へ向かうも、往路は大したことないと思っていた登り返しでさらにヘロヘロ状態。それでも、回りでやおら増えてきた家族連れハイカー(観光客?)の前で、ヤマノボラーらしく少しは格好つけないと…と最後の気力を振りしぼり、目標の14時半前に何とかゴンドラ山頂駅に帰り着きました。いつしか山靴もスパッツも長旅で泥だらけ、乗り場入口に「汚れを落としてからご乗車を」と水道+ブラシが用意されていて、大変助かりました。さすが文明世界は便利で快適!
結局、佐々一成の埋蔵金の手がかりも、期待していた山頂展望も得られずでしたが、日帰りコースにしてはとても変化と手応えに富んでおり、朝の大日・毛勝方面の展望も含め、まずまず満足の充実した山行となりました。厳しいアップダウンにガッツリしごかれ、筋肉痛が少々心配てすが、明日も好天予報、糸魚川のビジネスホテルで態勢を立て直し、残る一峰にチャレンジです。
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