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Yamareco

記録ID: 511773
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

燧ケ岳、至仏山 〜 From 大清水 To 鳩待峠 〜

2014年09月15日(月) ~ 2014年09月16日(火)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
29.3km
登り
2,003m
下り
1,823m

コースタイム

一日目(15日)
一ノ瀬5:30→6:35三平下(尾瀬沼)6:40→6:55長蔵小屋7:00→10:20燧ケ岳山頂10:35→11:15ナデッ窪道への分岐11:20→13:05沼尻13:20→14:30見晴14:35→15:55至仏山荘
二日目(16日)
至仏山荘6:35→9:00至仏山山頂9:10→11:00鳩待峠
天候 一日目:くもり後晴れ
二日目:くもり後晴れ(至仏山山頂付近にいた時はガス)
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
☆大清水駐車場に自家用車を駐車
 駐車料金:500円/1日(下山後に大清水休憩所で支払い)
☆大清水→一ノ瀬:低公害車無料試験運行(7月12日〜9月19日) を利用
 人数が集まり次第出発する乗り合いタクシーのようなシステムらしいが、15分くらいしても自分以外誰も来なかったため、貸し切りで出発してくれました。
 無料 乗車時間:約20分
☆鳩待峠→戸倉:乗り合いタクシーを利用
 片道:930円 乗車時間:約30分
☆戸倉→大清水:路線バスを利用
 片道:610円(降車時に支払い) 乗車時間:(時刻表の時間では)12分
コース状況/
危険箇所等
【一ノ瀬→尾瀬沼】
 よく整備された登山道
【三平下→長英新道】
 よく整備された木道
【長英新道】
 (特に二合目までは)ぬかるみが気になる箇所が多数あります。降雨直後でもなかったので、今回はズボンや靴の汚れが気になる程度でしたが、雨の際や雨の直後は要注意かもしれません。木道を気楽に歩ける尾瀬のイメージとは程遠い道。標高低い場所には休憩できるような所なし。
【柴安堯∃撕直下】
 岩場をよじ登る箇所があります。岩場の経験があればあまり危険な感じはしないと思いますが、観光気分だと怖いかもしれません。
【ナデッ窪道】
 「山と高原の地図」に「難路」と記載されていることが納得の道。大きめの岩がごろごろしており、下りは足が短いと苦労する(腰や膝が丈夫でひょいひょい身軽に飛び降りれる場合はそれほど苦労はしないかも)。ぐらつく石、滑る岩や石も多くあり、足元不安定。足掛かりや手掛かりとなる場所が分かりにくい!休憩場所なし。さらに尾瀬沼近くはぬかるみも。
【沼尻(尾瀬沼)→見晴(尾瀬ヶ原)】
 木道と登山道が半々。登山道としてみると特に問題ない道。観光気分だと歩きにくい道。
【見晴→山ノ鼻(尾瀬ヶ原)】
 よく整備された木道
【山ノ鼻→至仏山】
 休憩場所も程よく設置されており、よく整備されていますが…。蛇紋岩はやはり滑りやすい。靴底が濡れていると滑りやすさ倍増ですが、濡れていなくても滑ります。濡れた(露出した)木の根を踏んでしまった時のような感じです。ソールが固い靴のほうが滑りやすいかもしれません。個人的には、「山と高原の地図」に「危険」マークがないことが不思議なくらい神経を使いました。足掛かり、手掛かりはしっかりあるので、ゆっくりと慎重に登れば、幾分安心できます。一方通行なので、すれ違いに気を使い、焦ることもありませんから。
【至仏山→鳩待峠】
 小至仏山直下までは滑りやすい蛇紋岩の要注意箇所多少あり(山ノ鼻からのルートよりは気になりませんでした)。
その他周辺情報 下山後、少し寄り道して、「花咲の湯」に入りました。
泉質云々に拘る温泉マニア向けのお湯ではありませんが、洗い場も綺麗で、風呂場が広々しているので、登山後に体を流すにはうってつけです。併設のレストランや大広間で食事をすることができるのですが、浴場併設の食堂で出される食事とは思えないほど美味しかったです。デザートとして食べたジェラートも美味しかった。冷水器等で湧水を飲むことができ、これがまた非常に美味しく、清涼飲料水等を飲む気になれないほどでした。
場所によっては木道が敷かれた感じのいい林を抜けていきます。
場所によっては木道が敷かれた感じのいい林を抜けていきます。
尾瀬沼休憩所
尾瀬沼と燧ケ岳
湖面が小波だっていて、湖面に上手く燧ケ岳が映しこまれず。
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尾瀬沼と燧ケ岳
湖面が小波だっていて、湖面に上手く燧ケ岳が映しこまれず。
尾瀬沼東岸の整備された木道
尾瀬沼東岸の整備された木道
相変わらず湖面の上の低い位置に雲がたなびいています。
相変わらず湖面の上の低い位置に雲がたなびいています。
大江湿原
魚(マス?)がいます。
尾瀬ヶ原にもこの魚がいましたが…。
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魚(マス?)がいます。
尾瀬ヶ原にもこの魚がいましたが…。
長英新道への分岐
観光客にとっては、天国と地獄への分岐かも。
長英新道への分岐
観光客にとっては、天国と地獄への分岐かも。
ぬかるみ地獄
長英新道は、このようなぬかるみ箇所が多数。
ぬかるみ地獄
長英新道は、このようなぬかるみ箇所が多数。
長英新道整備中
1合目から9合目までのプレートがあります。
1合目から9合目までのプレートがあります。
頂上が近づくとこの様な木の階段も登場します。
頂上が近づくとこの様な木の階段も登場します。
俎山頂が見えました。
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俎山頂が見えました。
日本一の山が幽かに。
思えば遠くに来たものです。
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日本一の山が幽かに。
思えば遠くに来たものです。
眼下に尾瀬沼。
俎瑤泙任△半し。
俎瑤泙任△半し。
俎直下の岩場。
柴安堯鋪ケ岳山頂)
36座目の百名山Get!
柴安堯鋪ケ岳山頂)
36座目の百名山Get!
柴安瑤らは至仏山と尾瀬ヶ原が一望できます。
柴安瑤らは至仏山と尾瀬ヶ原が一望できます。
尾瀬ヶ原アップ
見晴新道を降りられれば、近そうなんですが、見晴新道は荒れているそうで「通行止め」でした(山頂にはロープが張ってあるだけ。長英新道の分岐点には説明の張り紙がありました。)。
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尾瀬ヶ原アップ
見晴新道を降りられれば、近そうなんですが、見晴新道は荒れているそうで「通行止め」でした(山頂にはロープが張ってあるだけ。長英新道の分岐点には説明の張り紙がありました。)。
戻った俎瑤ら尾瀬沼
日光方面の山々も見えます。
戻った俎瑤ら尾瀬沼
日光方面の山々も見えます。
ここから、ナデッ窪道
尾瀬沼を眼下に高度を下げていくとは素敵な道じゃないか、とこの時は思ったのですが…。
ここから、ナデッ窪道
尾瀬沼を眼下に高度を下げていくとは素敵な道じゃないか、とこの時は思ったのですが…。
ナデッ窪道はこんな感じの岩がごろごろした道です。
一見、登り降りし甲斐のある岩道にも見えますが、この写真だけでは伝えられない嫌らしさがあります。
ナデッ窪道ファン(いるのか!?)や整備されている方には申し訳ないのですが、二度と通りたくない道No.1に輝きました。
ナデッ窪道はこんな感じの岩がごろごろした道です。
一見、登り降りし甲斐のある岩道にも見えますが、この写真だけでは伝えられない嫌らしさがあります。
ナデッ窪道ファン(いるのか!?)や整備されている方には申し訳ないのですが、二度と通りたくない道No.1に輝きました。
天国への帰還
奥の屋根は沼尻休憩所
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天国への帰還
奥の屋根は沼尻休憩所
燧ケ岳山頂付近は青空が見えます。
燧ケ岳山頂付近は青空が見えます。
白砂田代
尾瀬沼から尾瀬ヶ原への道はこの様なごつごつした石で組まれた登山道もあります。
尾瀬沼から尾瀬ヶ原への道はこの様なごつごつした石で組まれた登山道もあります。
でも、こんな感じのいい林の中の木道も歩きます。
でも、こんな感じのいい林の中の木道も歩きます。
見晴に到着。
いよいよ尾瀬ヶ原突入。
この時14:35過ぎ。
16時までに山小屋に着かないといけないので、時間がない!
いよいよ尾瀬ヶ原突入。
この時14:35過ぎ。
16時までに山小屋に着かないといけないので、時間がない!
至仏山を正面に気持ち良く尾瀬ヶ原を歩くつもりでしたが…。
でも、雰囲気最高!
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至仏山を正面に気持ち良く尾瀬ヶ原を歩くつもりでしたが…。
でも、雰囲気最高!
振り返って燧ケ岳
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振り返って燧ケ岳
ところどころに見える池塘も雰囲気あります。
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ところどころに見える池塘も雰囲気あります。
秋の気配が漂っています。
秋の気配が漂っています。
本日の宿までまだまだあります。
残り時間20分。
急がないと!
本日の宿までまだまだあります。
残り時間20分。
急がないと!
とは言いつつも、浮島なんかもある!と写真に収める。
平行とれていないし、構図も変。
とは言いつつも、浮島なんかもある!と写真に収める。
平行とれていないし、構図も変。
ようやく山ノ鼻。
ソールが固い靴のせいで、足が痛い!
ようやく山ノ鼻。
ソールが固い靴のせいで、足が痛い!
☆二日目スタート☆
☆二日目スタート☆
晴れ間も見えるし、厚い雲もあるし、なんだか不思議な天気。
晴れ間も見えるし、厚い雲もあるし、なんだか不思議な天気。
至仏山の山頂は雲に覆われています。
至仏山の山頂は雲に覆われています。
至仏山への登山口
奥に見える木の階段からスタートです。
至仏山への登山口
奥に見える木の階段からスタートです。
山ノ鼻から至仏山への登山道はご覧のようにしっかり整備されています。
登山口からしばらく木の階段や階段状に木枠等で組んだ登山道がメインでかなり疲れます。
山ノ鼻から至仏山への登山道はご覧のようにしっかり整備されています。
登山口からしばらく木の階段や階段状に木枠等で組んだ登山道がメインでかなり疲れます。
尾瀬ヶ原と燧ケ岳を振り返る。
蛇紋岩で形成された至仏山は森林限界が低い(←登山道途中にあった説明プレートの受け売り)ため、少し高度を上げると展望が効くようになります。
精神的にきつい道ですが、振り返るとこの様な絶景に癒されます。
尾瀬ヶ原と燧ケ岳を振り返る。
蛇紋岩で形成された至仏山は森林限界が低い(←登山道途中にあった説明プレートの受け売り)ため、少し高度を上げると展望が効くようになります。
精神的にきつい道ですが、振り返るとこの様な絶景に癒されます。
森林限界を超えるとこの様な岩場になります。
滑りやすい岩場なので、展望に気を取られて、足元をおろそかにするわけにはいきません。
森林限界を超えるとこの様な岩場になります。
滑りやすい岩場なので、展望に気を取られて、足元をおろそかにするわけにはいきません。
中間地点のプレート。
後から振り返ると、ここまでのほうが大変だった。
中間地点のプレート。
後から振り返ると、ここまでのほうが大変だった。
こんな岩場が続きます。
滑らない石ならガシガシ上るんですが、滑りやすいので足場を選びながら慎重に登ります。
こんな岩場が続きます。
滑らない石ならガシガシ上るんですが、滑りやすいので足場を選びながら慎重に登ります。
鎖がかかっているところも。
片足だけに体重が集中すると滑ります。
鎖がかかっているところも。
片足だけに体重が集中すると滑ります。
木の階段が出てくると、危険なエリアはほぼ終了です。
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木の階段が出てくると、危険なエリアはほぼ終了です。
標高があまり高くないため、酸欠気味になることもなく、軽快にスタスタ階段を登っていきます。
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標高があまり高くないため、酸欠気味になることもなく、軽快にスタスタ階段を登っていきます。
山頂は相変わらずガスに包まれている様子。
山頂は相変わらずガスに包まれている様子。
至仏山山頂に到着。
37座目の百名山Get!
ガスガスで展望なし。
至仏山山頂に到着。
37座目の百名山Get!
ガスガスで展望なし。
ガスが少し晴れて小至仏山の山頂が見えました。
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ガスが少し晴れて小至仏山の山頂が見えました。
小至仏山山頂
踏み磨かれてツルテカ。
見た目通り滑ります。
踏み磨かれてツルテカ。
見た目通り滑ります。
小至仏山を振り返る。
木道が現れると、危険な蛇紋岩エリアはほぼ終了です。
(登りは木道が終わると危険エリアに突入)
小至仏山を振り返る。
木道が現れると、危険な蛇紋岩エリアはほぼ終了です。
(登りは木道が終わると危険エリアに突入)
オヤマ沢田代
オヤマ沢の水場
オヤマ沢田代から鳩待峠間には距離が書かれた標識があります。
オヤマ沢田代から鳩待峠間には距離が書かれた標識があります。
鳩待峠到着!

感想

リハビリ登山最終回。
「15kgの荷物を背負って、山小屋に一泊してみよう!」
荷物を背負うから、万が一のことを考えて、人がたくさんいるエリアとして尾瀬を選択しました。
とはいえ、ある程度の荷物を背負って登り下りした場合どうなるのかを確認したかったため、尾瀬ヶ原はおまけでその両端にある燧ケ岳と至仏山の登頂をメインとしました。

今回の山行は、スマホを持っていくのを忘れたため、ルートは手書き、コースタイムはメモ書きした参考値です。

今回の山行は十二分に楽しめたかというと微妙です。

まずナデッ窪道。
これは苦行でしかありませんでした。
先週の甲斐駒登山でも痛感したのですが、体が固い今の自分の状態では、足場の確保が難しいため、大きめの岩がごろごろしている下りに時間がかかるのです。
しばらくは岩がごろごろした下山道を使用する際は大幅に時間がかかることを見込んだほうがよさそうです。
もちろん時間がかかるだけでなく、身体的な負担にもなり、精神的にかなり消耗しました。

そして、尾瀬ヶ原は早足で通過してしまったため、尾瀬ヶ原散策を楽しめなかったのも残念でした。
ナデッ窪道での苦戦に加え、燧ケ岳の山頂近辺の渋滞のせいですが(正確には計画が甘かっただけですが)。

それに、天気も快晴予報のはずが、くもりがちでしたし。

と不満タラタラですが、今回の山行は楽しむよりトレーニングと健康診断メインで行ったものなので、結果には満足しています。
ナデッ窪道の下り以外はCT以上で歩くことができ、背骨の異常も感じられませんでしたから。
リハビリ登山もこれで一応無事修了です。

尾瀬(尾瀬ヶ原と尾瀬沼)は雰囲気が良かったので、いつか再訪してゆっくりと楽しみたいです。

今回宿泊した至仏山荘は、風呂もあり、トイレも水洗(でしかもシャワートイレ付)で、さらに今回は宿泊客が少なかったことから個室貸し切りだったため、山小屋というよりペンションのようでした。

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