東山三十六峰(光明峰・恵日山・泉山・稲荷山)+大岩山・明智薮
- GPS
- 05:56
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 482m
- 下り
- 497m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
直接泉涌寺道に入る場合は「泉涌寺道」で下車。今回はモーニングサービスの店に立ち寄るため「東福寺」で降りた 帰路:京都市営地下鉄東西線 醍醐→京都市役所前 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●光明峰・恵日山・泉山のある山域について 泉涌寺周辺には天皇陵が多数存在し、その周りの山々が宮内庁管轄として、立ち入り禁止となっているようです。孝明天皇陵の周りは石柵で完全に囲まれていますが、広くその外周にも杭とロープの柵(内枠とする)、有刺鉄線の柵(外枠とする)と二重に柵が設けられています。それぞれ立ち入り禁止の表示が随所になされていますが、私有地などもあるからか、完全には囲い切れていないようです。 光明峰・恵日山・泉山は、この内枠と外枠に挟まれた区域にあります。 有刺鉄線の柵は、施錠されたゲートが数カ所に設置されていますが、とあるゲートのすぐ外側に明らかな山道が見られたので、隙間から出てみました。このとき、振り返ってみて初めて「立ち入り禁止」の文字を目にした次第です。 こうして、光明峰・恵日山・泉山へは、立ち入り禁止区域を敢えて侵すことのないうちに到達できることとなります。 ●光明峰 京都国際高校の左側の舗装路を進みます。舗装路の終点の右手から、山道に入ってすぐの所が左右に分かれています。右側の山道を少し進むと光明峰の尾根に向けて何となく踏み跡らしき物があります。すこし草が生い茂ったところを超えて、尾根に乗ると何となく山道らしきものがあります。山頂付近にはプレートなどはありませんでした。展望もありません。 ●恵日山 光明峰から恵日山に向けて尾根を進むと、すぐに倒木などで荒れていますが、右手に迂回ルートがあります。山頂に向けて西側からアプローチされているレコがありますが、地形図の破線ルートに沿ってぐるりと回って東側からアプローチすれば、困難無く到達できます。ここにはプレートがありました。展望はありません。 ●泉山 恵日山から有刺鉄線に沿って、地形図の破線ルートとして描かれている、快適な山道を進みます。テニスコートの辺りで分岐していますが、左手に進みます。山頂に向けての取り付きは案内はないものの、気をつけて見ていると分かります。取り付いてすぐに荒れていますが、迂回ルートがあり、テープにより誘導されています。木に巻かれたテープに泉山と書かれていました。こちらも展望はありません。 ●稲荷山・大岩山については京都一周トレイルなどの案内表示もあり、まったく問題ありません。明智藪は近くまで行くと案内表示あります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
前回の山行きで、東山三十六峰の粟田山・高台寺山・花山・清水山・清閑寺山・今熊野山と巡りましたが、これより南側はどうなっているのか気になりました。
泉涌寺の天皇陵の付近に、光明峰・恵日山・泉山があることがわかり、satsuki_ttjさんとyjinさんのレコから光明峰・恵日山には行けるようだが、泉山のレコが見当たりませんし、参考にしたページにも行けないとありました。
とりあえず、光明峰・恵日山に行き、泉山にできるだけ近付いて、行けない原因を探ろうとしましたが、なんと泉山まで到達できてしまいました。きっと柵で囲まれて行けないだろうと思っていたので、意外でした。
泉山に向かう途中のテニスコート辺りからは、funakoshi_yaさんのレコによると、北に抜けていくこともできそうでしたが、今回は引き返して、東山三十六峰の南端の稲荷山に向かいました。
最後はkumakumoがもう一度行ってみたいと言っていた大岩山を経て、明智光秀の終焉の地である、明智藪にも足を伸ばしてみました。明智光秀の首塚を訪れてから気になっていたところです。
東山三十六峰の北の方でも、まだ行ったことがない所がいくつかありましたので、今後の楽しみにしてます。
東山三十六峰はこちらのページを参考にしました
http://www.toshiomi.net/h36/h36main.htm
路線バスが今熊野で停車した際、車窓から停留所の地名表記が見え
た。ローマ字では「Imagumano」と書かれている。商店街のアーケー
ドには「いまくまの」とあったように思うが、地元ではこのように
発音されるのか、あるいは国際的なきまりや慣習でもあるのか……
などと考えているうちに東福寺バス停。お腹の内外に食料調達を終
えてから泉涌寺道へ。
鎌倉時代、承久の乱の後、天皇や皇族の多くがこの地に埋葬され、
菩提寺であった泉涌寺の内外にさまざまな御陵が存在する。ただし、
その陵墓は一般人が直接拝めるとは限らない。孝明天皇陵や泉山
(せんざん)の頂上と思われる辺りも、石柵で区切られた宮内庁敷地
内の奥。その方角を遠巻きに見て思いを馳せるほかない。
とりあえず、東山三十六峰に数えられている光明峰のピークをそれ
なりに特定し、恵日山(えにちやま)もプレートを確認。泉山には近
づけるところまで行ってみようと、張り巡らされた有刺鉄線に沿っ
て歩いた。鉄線のあちらは竹林。
ほどなくして発砲音が聞こえ、獣を追いやるような人の声も聞こえ
てきた。と、向こうから作業服の男性。犬を放って害獣(イノシシ)
駆除をしているという。泉山方面は、この先テニスコートのあると
ころから回れると聞いた。
こうして、期せずして泉山のピークに行き当たった。一本の木に、
「泉山1」と記したビニールテープが巻かれている(「泉山2」が
あるかどうかは不明)。
次は三十六峰の締め、稲荷山を通って大岩山へ。
実のところ、私にとってはこの大岩山が三十六峰に勝るとも劣らな
い楽しみだった。雑誌で例えるなら、三十六峰は不定期連載企画、
大岩山はさしずめ立春特別企画といったところ。
昨年の冬、初めて大岩山を訪ね、機会があればまた行きたいと思っ
ていた。行く道々で出会う、うら寂れた鳥居や祠や塚、池、竹林、
そうした諸々を含めた山全体が気に入ったのだ。
本日はどうも先を急ぐようで、車道から上って一足飛びに展望所、
あるいは本殿を省略して直接展望所へ……等々、随所で意外な選択
肢が提示される。伏見桃山城がよく見える展望所も素敵だが、ここ
は譲らず山道を上り、本殿にも立ち寄らせていただいた。
登り口の鳥居から竹林を抜けるとまた鳥居。ひと足ごとの寂滅為楽。
大岩山の山頂は、太陽光発電施設の敷地内で、立ち入りができない
ようになっている。登り口の由緒書きにあった「大岩・小岩」は確
認のしようがない。舗装道を挟んで展望所があるが、その下にはさ
らにソーラーパネルの海。
日本の国土には、これからますますお墓とソーラーパネルが増えて
いくのかなぁと、三界無安の心地で下る坂道。
天辺は知らで歩いて山をゆくその道々に何かあるらん
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