天狗岳
- GPS
- 07:08
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 938m
- 下り
- 933m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:03
天候 | 晴れ後くもり 黒百合ヒュッテ以降は強風&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○渋の湯〜中山峠は樹林帯でトレース明瞭。 ○中山峠〜東天狗岳は森林限界を越え東側が断崖の岩場ルート。強風時は転落注意。 ○東天狗岳〜西天狗岳は強風でトレースがほぼ消失。ガスの場合ルートロストに要注意。晴天時は問題ないと思われる。 |
その他周辺情報 | 渋の湯(直帰) 諏訪南IC前はるぴん(八ヶ岳PAのおばちゃん情報によると有名とのこと)(次回寄ろ) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
八ヶ岳は2週連続の2回目。今回初めて強風&ガスでホワイトアウトした雪山を経験した。登山開始前から予兆はあった。移動中の車から八ヶ岳を眺めると山頂辺りが広い範囲で帯状の雲に覆われていた。もしかしたらあれがLLPIのM店のIさんの言ってた荒天の兆しかもと思いつつ、取りあえずは黒百合ヒュッテまで行ってみて判断しようと登山を開始した。
高度を上げると木々の間から見える雲の流れとスピードに驚いた。そして黒百合ヒュッテに到着。天狗岳方面を見て愕然とした。雲が台風並みの速さで流れている。自分の常識で考えると、この状況で頂上を狙うのはリスクに感じた。が、そこに居る皆さん、20名は外にいたと思うが、誰ひとり撤退する様子がない。まじか!すごいな!と思った。皆さん淡々と準備を進めている。静けさを感じた。であれば自分もと完全防備の準備を開始した。キョロキョロ皆さんの立ち居ふるまいを見ながら、自分のすべきことをした。
気合いを入れ登頂を開始した。中山峠を越え断崖の傍を通過する辺りから強風で身体が持ってかれそうな状況になった。本当にやばそうなところは、ピッケルを雪面に差し四つん這いで進んだ。
途中、【ベテラン手練れと思ぼしきペア】にこの状況について意見を求めた。風速は15m位。氷の粒が飛んでないので条件としては悪くない。が、強風では姿勢を保つだけで体力が奪われる。下山に必要な体力を考えると、今回は無理をしない。東天狗岳で下山する。その判断力と考えの明瞭さに感動を覚えた。
そしてついに東天狗岳登頂。ガスってたが満足だった。そして誰からか歓声があがった。雲が切れほんの数分ではあったが、神々しいまでの絶景に出会うことができたのである。自分もウオォーと歓声をあげその瞬間を味わった。そこにいた皆が心を動かされた瞬間であった。その一瞬に西天狗岳が見えてしまったのである。
心理的障壁が一気に下がり、行くことに決めた。ベテランペアに西天狗岳へ向かおうと思うことを伝えお礼を述べた。ホワイトアウト状態のなか西天狗岳に向かい登頂。頂上は視界がなく真っ白だった。本日の目標が完遂でき大満足だった。西から東に戻る途中、これから西に向かうところの手練れペアに再会した。それほどまでにあの数分の景色は素晴らしかったんだなと思った。いい経験をした。
東天狗岳を経由し黒百合ヒュッテに到着した。その平穏さが天国のように感じた。いつもの昼メシを堪能してたら手練れのペアが話し掛けてくださった。今回の率直な感想と自分がどんなことを考えながらビビっていたかを述べ、私と手練れの方の帽子がモンベルの色違いのお揃ですねと述べると、互いに大笑いした。
八ヶ岳に来ればまた会えますねとお別れした。
(後日記載。【手練れペア】の方がレコをアップされてた。あのときあの場所にリーダーの方とkurumiazukiさんがいてくださったことに感謝です)
【備忘録】
山頂-4℃、強風推定15m/s
下レイアリング : 薄手ベース+中厚パンツ+ソフトシェル+ゲイター→山頂で寒さ感じず
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