根本山ー生藤山ー市道山ー臼杵山ー戸倉城山ー日の出山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 42.5km
- 登り
- 2,433m
- 下り
- 2,276m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:つるつる温泉〜JR武蔵五日市駅(西東京バス) |
感想
このところ、めっきり涼しくなってきたので、長い距離を歩いてみたい。前から行ってみたかった「つるつる温泉」をゴールに決めて、ルートを色々考えたら、今回のルートになった。ほぼフルマラソンの距離だが、半分は道路歩きだからなんとかなりそうだ。
スタートは藤野駅。6時台から歩き出せるのがありがたい。
まずは、根本山に向かう。山梨県一周で、この辺が県境から外れてしまっていて気になっていたところで、なるべく山梨県の県境に沿って歩く。
住宅街を入り、地形図を頼りに根本山に登ろうと、病院の右手に回りこんだ。しかし、取り付けそうなところが見つからない。病院まで戻って左手の墓地から登ってみると、笹が刈られた道があり、すぐに山頂に着いた。東屋のようなものがある。山名標も展望もない。ジメジメした林の中で、あまり人が来ている感じがない。
山頂から林道のような太さの道が北に延びている。そこを進むと「工業団地→」と書かれた道標があり、それに従って下ってみると、林道上に草が生い茂ってちょっとした藪こぎだ。ここは、ほとんど歩かれていないようだ。
団地に降り、生藤山の登山口までは車道を進む。今日はカラッと晴れて、とても気持ちがいい。
生藤山の登り口になっている石楯尾神社の左の道に入る。途中、登山道を見落とし、かなり上まで林道で登ってしまう。この林道は猿が多く、数十匹も目撃。80度くらいある林道の法面をスルスルと登っていく姿を感心しながら眺める。
登山道に入り、佐野峠まで杉林を登っていく。道はとてもよい。峠からの道は更に良くなり、順調に三国山に到着。富士山を確認するも、少し雲に隠れ、腰回りしか見えない。
すぐ先の生藤山で休憩する。ここは、私の初めての山行で登った山で、思い出深い山だ。やけに狭い山頂だなと感じたことを思い出す。
その先、快適な尾根道が続く。今日は、平日ということもあって、今のところ誰にも遭遇しない。
醍醐山を過ぎると、歩いたことのないルートに入った。ここは、ハセツネのコースになっているからだろうか、数人のトレランの人とすれ違う。みんなとても速い。自分も少し走ってみようと思って、小走りで進んでみる。しかし、しばらく走って登りに差し掛かったところで、足が攣った。やはり、慣れないことはするものではないと、歩くことに。
市道山に着くと、東側に街が見渡せて景色がいい。秋の風に吹かれながら、休憩する。
ここが20kmくらいで、今日の行程の約半分だ。それほど疲れはないけれど、さっき攣った足が気になる。休みながら、ザックから2枚目の地形図を取り出す。最近は、登山地図はほとんど見なくなってしまい、専ら、1/25000地形図ばかり使っている。
臼杵山までの道もルートに心配なところはない。ただ、アップダウンが多く、急に疲れが出てきた。まだかまだかと思って登ると、ようやく臼杵山だ。ここからも眺めがいい。
山頂の切り株に座っておにぎりを食べる。靴を脱ごうと、膝を曲げたら、思いっきり足が攣った。今日は、距離が長く、少しオーバーペースで来てしまったのがいけなかったようだ。
計画より1時間近く早く着いたので、ここからは、ペースを落としていくことに。荷田子に降りる分岐を見送り、戸倉城山に向かう。私の登山地図では破線ルートになっているけれど、実際は、一般登山道と変わらない。
戸倉城山の山頂直下には、トイレまであり、ハイキングで良く登られている山のようだ。山頂からは、街がすぐ近くに見下ろせて、今日一番の眺め。山頂で、昼寝をしている人がいて、とても気持ちよさそう。
ここから十里木に下山する。道標完備で道もよい。
車道に降りると、雲ひとつない天気で、日差しを直に受ける。ただ、もう夏の日差しの強さはなく、風はひんやりとして気持ちがよい。
ここから日の出山の登山口まで7kmほど、また車道歩きだ。
小さな小学校や、マス釣りを楽しむ親子を眺めながら、のんびりと歩く。防災無線のスピーカーから、認知症の老人を見かけなかったかという放送がされている。こんな大音量で流したら、都会なら騒音問題になりそうだけれど、田舎を歩いていると、よく耳にする。
七代の滝まで延びている林道に入り、暫く行くと、日の出山の登山口がある。下山してきた登山者に、今から登るの?と声をかけられる。時刻は、既に15時近い。
薄暗い植林のスギ林の中を登っていく。足はかなりくたびれてしまったが、この道は、異様に九十九折られていて、なだらかで助かる。
この道は、地形図では、黄色で塗られている。黄色は県道を表すはずだから、この登山道は県道なのだろうか。
のろのろと登っていくと、空が見えてきて、ひと登りで、稜線に出た。そこからは遊歩道のような太い道だ。日の出山までも近い。
日の出山に着くと、日は傾いて夕日のようになっている。相変わらず、ここからの眺めはいい。
一人だけの山頂をしばらく満喫して、楽しみにしていた温泉に向かうことに。
温泉美人が描かれた道標に導かれながら、下っていく。道は、もう林道と言っても良い太さで何の心配もない。
つるつる温泉に到着すると、期待通り、人が少ない。温泉は、貸し切りに近い状態で、露天風呂やサウナなど楽しんだ。名前の通り、肌がつるつるになりそうな湯質だ。湯船の中で、念入りに足をもみほぐす。
大広間もガラガラで、バスが来るまで、1時間ほどゆったりと寛ぐことができた。ここは、土日はとても混みそうだから、やはり平日の登山はいい。
今回の山行は、距離が長く、足はもう限界近く疲れたけれど、秋晴れの中、静かな山旅が満喫できた。
温泉を出ると、変な形のバスが待っていた。
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