極上の紅葉・燕岳（中房ピストン）

2014年09月26日(金) ~ 2014年09月27日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,454m
• 下り: 1,461m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 2:20
• 合計: 9:40

6:00 中房温泉登山口
6:30 6:40 第一ベンチ
7:10 7:20 第二ベンチ
8:00 第三ベンチ
8:50 9:00 富士見ベンチ
9:40 10:00 合戦小屋
11:40 12:30 燕山荘
13:20 13:40 蛙岩の手前www
14:20 14:30 燕山荘
15:10 15:20 燕岳頂上
15:40 燕山荘

2日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:10

7:20 燕山荘
8:10 8:20 合戦小屋
8:40 富士見ベンチ
9:10 第三ベンチ
9:40 第二ベンチ
10:00 第一ベンチ
10:30 ゴール地点

行きは合戦小屋から先でばててしまい5分おきに休むくらいにペースダウン。あとは写真撮り撮りのんびり登りました。
帰りは晴天土曜日で登り大渋滞が発生していたので、休む間もなく人が登ってない区間は全速力で降りたので足に豆ができました。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

第二駐車場に駐車。
金曜日午前5時半はスカスカ。
土曜日下山後は満杯で路駐もあり。

コース状況／危険箇所等

特になし。
台風通過後で若干土や岩がぬかるんでいましたが注意していれば滑りません。

写真

9/26 5:48

日の出後、雲が茜色に染まりだしました。

9/26 7:17

7時過ぎくらいから登山道にも日差しが入ってくるようになりました。
松に朝露がついてそれが太陽光で輝いて本当にきれいでした。

9/26 7:19

第2ベンチから富士山が見えるのは事前にチェック済みでしたので、木の間から必死に探したら富士山の頭が見えました！ヽ（o⌒▽⌒o）ノ

9/26 8:46

第3ベンチを過ぎたあたりから花崗岩の登山道が少し出てきます。でも、整備されてるので初心者でも大丈夫でした。

9/26 8:48

このあたりから一気に景色が色づいてきてました。

9/26 8:51

朝露を含んだナナカマド。急登の途中でしんどいのですが、視線をあげてみるとこんな発見もありました。とてもきれいです。

9/26 9:12

富士見ベンチを超えてから青空が頭上に見えてきます。見上げると錦色の紅葉たちが歓迎してくれてました！

9/26 9:18

青い空、ナナカマドの赤、オレンジ、ダケカンバの黄色、松の緑。
まさに錦秋の紅葉です。

9/26 9:26

そして樹木の間から垣間見えた常念山脈？飛騨山脈？が・・・Σ(￣□￣ノ)ノ
思わず歓声が漏れました。

9/26 9:28

大天生岳と大天荘が見えました。

9/26 9:34

もうなんだか紅葉がすごすぎて、少し歩いちゃ写真撮りで立ち止まりほとんど前に進めませんwww。

9/26 9:38

そして登山道が開けて合戦小屋とその先の紅葉が見えたときの感動、高揚感は言い表せません。

9/26 9:42

ここで念願のコーヒータイムにしました。
朝コンビニで山専ボトルにお湯をいただいてきたのです。

9/26 9:45

外で飲む淹れたてのコーヒーがこれほどおいしいとは〜。

9/26 10:00

合戦小屋からいよいよ燕山荘を目指します。

9/26 10:11

少しガスってきましたが、この一面の黄色、赤！

9/26 10:14

極上の紅葉に殆ど前に進めませんw

9/26 10:25

三角点があるところから見る紅葉フレームの中の紅葉した山！

9/26 10:26

青空にそびえる燕山荘が見えてきましたよ〜！

9/26 10:27

そして花崗岩の山脈がいよいよ眼前に！

9/26 10:27

その場に一緒にいた方たちもみんな笑顔で、交代で写真を撮りあいこしました。

9/26 10:33

最初はこの真ん中のとがった山が憧れの槍様かと勘違いしたのです。案外小さいなwと。

9/26 10:50

振り返ると眼下はものすごい雲海＼(◎∠◎)／カメラで撮れる角度なんて60度くらいしかないですが残りの300度分を想像してみてください。

9/26 10:50

どこから見ても富士山がそびえてみえます。日本一のランドマークですね。

9/26 10:56

ガスってた視界が開けて・・・
！Σ（￣口￣；；あ、あれは！

9/26 10:55

さっきの勘違いしたのとはまるで存在感が違いました！
槍様。
初対面でございます。よもや自分の目で見れるとは・・・感無量です。

9/26 11:11

唯一の鎖場。
かなりの高度感です。私は高所恐怖症のはずだったのに怖くない・・・

9/26 11:22

でも、もうばてばてで鎖場を通り過ぎたあたりでへたりこんでしまいました。これがシャリばてというものでしょうか？胸焼けしてましたが無理矢理おにぎりとアミノ酸ゼリー、チョコとラムネを押し込みました。

9/26 11:37

元気を出して進むと紅葉と雲海が楽しめました。

9/26 11:44

そして！階段を登りきると、憧れの飛騨山脈が！

9/26 11:45

雄大すぎます。

9/26 12:06

とりあえず燕山荘にチェックイン。
ご飯チケットと記念のしおりをいただきました。

9/26 12:10

明るくて清潔でとてもきれいな山荘です。

9/26 12:30

お昼はこれまたあこがれだったカップヌードル。
山専ボトルのお湯でも食べごろでいただけました〜。
ただのカップヌードルなのにどうしてこんなにおいしいのでしょうw

9/26 12:41

お昼の後は蛙岩を目指します。プチ縦走気分。

9/26 12:44

真っ赤な紅葉です〜。なんという木なのでしょうか。

9/26 12:52

振り返ってみると燕山荘がそびえていました

9/26 12:53

目の前には紅葉の常念山脈と槍様、そして憧れの穂高が・・・

9/26 12:54

東の方には富士山。

9/26 13:00

大天井岳から常念岳へ続く紅葉の尾根道。

9/26 13:07

振り返ると燕岳まで続く紅葉の尾根道。
よもや私が北アルプスの表銀座を歩けるとは・・・と感無量です。

9/26 13:18

燕山荘と燕岳を一緒にパチリ。

9/26 13:19

ところで蛙岩はどこですか？これ蛙っぽくない？

9/26 13:25

なんだか地図で見てもよくわからないのでさっき通り過ぎたのが蛙岩だろうと勝手に納得し休憩。帰ってから調べたらこの先に見えている岩がホンモノの蛙岩のようですw

9/26 13:29

ここで槍様と穂高をみながらコーヒータイム。

9/26 13:29

富士山も見えます〜

9/26 13:29

もちろん燕岳も！

9/26 13:35

大天井岳と大天荘。来年はあそこまでいけるかなぁ。

9/26 13:37

槍様の紅葉もすごそうです。そして下の方にあるのは雪渓なのでしょうか・・・。

9/26 14:03

蛙岩から引き返して燕岳頂上をめざします。久々の自撮。

9/26 14:13

燕山荘の前の山男さん。お約束ですねw

9/26 14:31

まっすぐに流れる雲がすごくきれいでした〜

9/26 14:36

燕岳山頂に続く団体さんの渋滞・・・。

9/26 14:45

あちこちに迷路のような岩をくぐり抜ける道があって迷いましたw

9/26 14:52

花崗岩の上で。

9/26 14:57

これまたすごい高度感が味わえます。でも、怖くない・・・。あれ？高所恐怖症治った？

9/26 14:59

メガネ岩から覗く燕山荘。

9/26 15:03

燕岳から常念岳まで続く縦走路。こんな景色が眺められるとは感慨深いです。

9/26 15:11

燕岳の上からは立山や剣岳も見えました。

9/26 15:18

燕岳頂上2763mヽ（o⌒▽⌒o）ノ

9/26 15:32

燕山荘に戻っていたらライチョウさんにも出会えました

9/26 15:34

雲がますますすごいことになって、更にさっきまで雲で隠れていた一連の穂高がその姿を現してくれました。つД｀)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜

9/26 15:38

極上の天気。極上の紅葉。極上の巻層雲。

9/26 15:43

槍様を食べるいるか岩。
そして奥にはドラゴンのような雲が山を這っているではありませんか。

9/26 15:51

燕山荘に戻ったら、もちろん黄色い泡をいただきましゅ。
まずは燕岳と( ^_^)／q□☆□p＼(^_^ ) カンパァーイ！

9/26 15:51

槍様と( ^^)/ロ≧☆チン！≦ロ＼(^^ )

9/26 15:59

このときは隠れちゃってましたが富士山とも・・・。ってもうカラですよwww

9/26 17:01

夕ご飯は17時の回でした。チーズ入りハンバーグのチーズがとろっとろでおいしかった〜！山の上でこんなご飯が食べられるとは超贅沢です。

9/26 17:20

急いで夕食を終えて夕陽の撮影に。

9/26 17:31

ほんのりピンクに染まる燕岳

9/26 17:32

雲海を染める夕日

9/26 17:42

焼けはまぁまぁかな。

9/26 17:50

空がうっすら茜色に染まりました。

9/26 18:41

夜のとばりが降りてきたら、満点の星空を。

9/26 18:50

ちょっと下が切れて残念ですが、槍様と燕山荘の明かりと満点の星空と天の川。広角の明るいレンズがほしー！

9/27 5:35

朝日を待つ瞬間。

9/27 5:37

私はご来光よりモルゲンロート狙いでした。

9/27 5:46

ご来光が雲に阻まれて一番の朝日が届かず・・・。

9/27 5:47

これが精いっぱいの赤でしたが、赤く燃える山肌に感激でした。

9/27 5:49

ご来光はみんながいなくなってから撮りましたよw

9/27 5:52

雲海を染める朝日がきれいでした。

9/27 6:03

朝ごはんは6時の回。スクランブルエッグがふわふわでとってもおいしかったー。普段朝ごはんはがっつり食べられない私でも完食！

9/27 6:58

拡大すると槍様の頂上に人が写ってました。

9/27 7:00

昨日にもましてすごい雲海です。飛行機上からでなく生で見られるとは・・・。

9/27 7:02

燕山荘。とてもすばらしい山荘でした。年間満足度ランキング1位もうなづけます。

9/27 7:06

なごりおしいのですが、最後に槍様、そして憧れの穂高連峰と常念山脈にお別れを告げて・・・

9/27 7:32

名残惜しい・・・

9/27 8:27

途中でナナカマド越しの光芒が！

9/27 8:28

朝日にすかして見る染まりかけのナナカマド、とてもきれいでした。

9/27 8:32

今年は残暑がなかったので葉枯れがなく紅葉がとてもきれい。燕山荘のオーナーさんも今年は10年ぶりくらいの極上の紅葉だといわれてたそうです。しかもブログを見たら、前日の台風通過後ガスが晴れたらいきなりこの極上の紅葉だったというので本当にすばらしいときに行けたのだと思いました。

9/27 9:01

下山は晴天土曜日ということもあって登り大渋滞。渋滞待ち3〜5分は当たり前。その合間を縫って駆け下りなければいつまでたっても下山できないくらい・・・。

撮影機器：

NIKON 1 V1 NIKON CORPORATION

NIKON D5200 NIKON CORPORATION

SBM303SH SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 三脚

感想

ヒトミン

金曜日の5時半頃駐車場に着。平日なので駐車場はスカスカでした。
合戦小屋の手前まで急登の樹木帯を歩くのでしんどかったです。
合戦小屋から先は見晴らしも紅葉も楽しめたので気分も楽になります。
自分の山登りはやっぱり絶景を見に行くという楽しみがないと頑張れないようです。
途中鎖場では結構な高度感があったのですが、持ち前の高所恐怖症で足がすくむこともなく、鎖場の直後の岩でばててへたり込みました。エネルギー不足か水分不足だったのか、とにかく食べるものを胃に詰め込み少し休むとまた歩き出せました。
休憩場所では水、塩分チャージのラムネ、チョコなどを食べていたのですが、それ以上にエネルギーが消費されていたようでもっと食べないとダメだなぁと反省。
そのあとは燕山荘もみえていたし、紅葉もきれいだったのでなんとか登れました。
今回は初めて三脚を持って登ったのですが、初めは左側に寄せてパッキングしていたので登りだしてすぐバランスが悪いことが気がかりに。第一ベンチでパッキングをしなおしたのですが、今度は背中側に防寒服をはさんでいたのでザックが後ろにひっぱられる感があり、第二ベンチでやっとザックの真ん中、背中側に這わす形で三脚を配置して気にならず登ることができました。パッキングも大事ですね。ただ重くていつもより腰に負担がかかっている感があったのでもっと腹筋背筋をつけなければ。
蛙岩の場所が結局地図を見るだけではわからずあと一歩のところであきらめてしまったので事前に画像をネットで調べるなどが必要だと思いました。あと登った山から見える山の名前も調べておきたいと思いました。
夜は外は冷えましたが山荘の中は快適。星を撮るためにミッドレイヤー、ダウン、フリースと3重に装備していけば問題なかったです。
下山は晴天土曜日で登り大渋滞が発生していたので、休む間もなく人が登ってない区間は全速力で降りなければ下までたどり着けない勢いでした。

今回、ご来光の光が足りず、モルゲンロートはいまいちでしたが一度この目で見たいと思っていたことがほとんどかなった初北アルプスとなりました。富士山に登った時は辛さで何のために登ったんだろうと下山してからもやもやしてましたが、今回の登山で山の楽しさにとりこになりました。日を同じくして御嶽山では大きな災害が起こり、こんなときに山の記事もどうかと思いましたが、同じ山に登る者として、生と死は紙一重。今回は無事に生きて帰れたことに感謝して、御嶽山の災害で被害に遭われた方のご回復をお祈りするとともに、安否が確認できない方のご無事が一日も早く確認できますように。そして、お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。