記録ID: 52110
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積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
安達太良山(あだたら高原スキー場−五葉松平−安達太良山−くろがね小屋−あだたら高原スキー場/日帰り)
2009年11月28日(土) [日帰り]
- GPS
- 05:36
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 801m
- 下り
- 803m
コースタイム
あだたら高原スキー場9:37−11:00薬師岳(ゴンドラ終点)11:07−11:35仙女平(表登山口)分岐11:42−12:26安達太良山頂12:50−13:13峰の辻13:23−13:45くろがね小屋13:56−14:13勢至平分岐14:13−15:13あだたら高原スキー場
天候 | 曇り時々雨時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
先週、3連休に安達太良山に入られた方の記録を目にして、8年振りの安達太良山に出かけました。 曇りがち、ちょうど前線が通過中ということもあって、やや微妙な天気でしたが、前線も抜けて回復基調だろうということもあり、出発です。 朝方はやや霧雨もぱらついていたのですが、登山口では比較的気温も高かったので、さほど難儀することもないかと思われました。 【あだたら高原スキー場へのアプローチ】 東北道二本松ICからR459で岳温泉方面へ。 岳温泉街で県道386号線を折れて終点があだたら高原スキー場です。 二本松ICから20分ほどの道のりです。 ルート沿い、岳温泉に24時間のコンビニ(ファミリーマート)があり、買い出しも便利です。 駐車場には5時頃に到着、しばし仮眠しましたが、到着は一番乗り、8時過ぎくらいからパラリパラリと登山者の車がやってきて、9時半の出発時には10台ほどの車がやってきました。 駐車場は終日無料、スキーシーズンでなければ十分な駐車スペースだと思います。 【あだたら高原スキー場〜五葉松平経由安達太良山頂へ】 平成21年は11月23日でゴンドラ(あだたらエクスプレス)のグリーンシーズンの運行は終了しましたので、徒歩で登り始めます。 スキー場からは、麓から見上げてゲレンデの右側に伸びている砂利敷きの林道を歩き始めます。 10分ほど登ったところで勢至平方面と五葉松平方面との分岐になります。 五葉松平方面へはスキー場のゲレンデ(シリウスコース)を登り始めることになります。 シーズン直前で、ブルドーザーによる地ならしがされていて、朝方の小雨と相まってややぬかるんで、とても滑りやすい嫌らしい登りからスタートです。 ただ、斜度もさほどでもなく、このゲレンデ歩きは30分ほどで終わります。 ゲレンデ最上部からは左手に樹林を登り始めます。 この辺りからゴンドラ終点駅にあたる薬師岳展望台辺りが望めますが、下から見上げた感じでは全く雪もなく、1週間前の記録で白くなっていたところも、ここ数日の暖かさですっかり融けてしまったようです。 樹林帯もじき終えて五葉松に植生がかわると間もなくゴンドラ終点である薬師岳展望台に到着します。 薬師岳のピーク(1322m)自体はここから少し離れたところになるはずですが、「薬師岳」の標識が立てられていて、開けた平地にベンチも設置されていて、最初の休憩には持って来いです。 休憩もそこそこに登山道に歩を進めます。 シーズンにはここからゴンドラで登ってきた軽装者も歩き始めるので、木道や砂利敷きと道がとても整備されていてハイキングコースのようです。 左手から表登山道を合流すると、やや斜度を増してガレ場的な道になりますが、それでも無雪期にはスニーカーで歩けるような道ではあります。 徐々に雪を踏むところも増え、やがて完全な雪道歩きになります。 暖かかったここ数日で表面が融けて再度凍ったようで、雪も締っていて所々氷化していました。 とはいえ、傾斜も厳しくないのでほとんどの踏み跡がノーアイゼンでしたが、今シーズンのアイゼンの出し初めとばかりにせっかくなので12本爪アイゼンを装着しました。 実際は、この斜度なら厳冬期でも6本爪程度でも十分と思われます。 山頂ではいわゆる安達太良山の乳首下に山頂標識が設置されています。 山頂は風の通り道で雪もさほど付いていないのですが、うかうかするとバランスを崩すくらいの強風が吹いています。 滑落するような危険個所はありませんが、突風での転倒にはご注意ください。 せっかくなので乳首に登ってきました。 鎖が何箇所か付いていますが、危険な岩登りというほどのことはありません。 あっという間に小さな祠と石碑が建てられているピークに到着します。 風も強く、ガスで周囲の視界も全くなく記念写真(証拠写真)だけ撮ってそそくさと下山しました。 【安達太良山頂〜くろがね小屋経由あだたら高原スキー場へ下山】 山頂直下から峰の辻方面へ山腹をトラバース気味に降りていきます。 峰の辻辺りまでは雪道歩きですが、さほどの斜度でないのでアイゼンを付けている踏み跡はありませんでしたが、ここまでは装着したまま下山しました。 雪も踏まれて凍りついていたので、アイゼンがあると快適な下山ができます。 雪もほぼ消えた峰の辻の広場でアイゼンを外しました。 ここからの下りは粘土質の赤土なので、濡れていると泥化してかなり滑りやすいように思います。 開けた斜面を下りるとじきに眼下にくろがね小屋があらわれます。 通年営業で温泉もあるとのことで、午後からもこの小屋を目指して登ってくる方もおられました。 くろがね小屋から勢至平までは、ほぼ平らな整備された林道歩きです。 くろがね小屋への物資搬入に、ここを車が通るようです。 勢至平付近からは、安達太良山のピークがはっきり望めました。 前線も過ぎて急速に雲が取れてきたようで、乳首の突起もはっきりです。 勢至平を過ぎると下りの傾斜を増し、林道は九十九折れの道になりますが、ここをショートカットする形で旧道(登下山道)がつけられています。 標識にも記載されていますが、この旧道は距離はかなり短いのですが、滑りやすい泥状の道であり、滑りやすい時期には林道(馬車道と記載されていました)をおすすめします・・・とのことです。 晩秋期は落ち葉がちょうどいい滑りどめでありクッションになって転ぶことなく降りてきましたが、夏の雨の後などは林道の方が歩きやすいかもしれません。 急な下りの終わりが烏川橋になります。 烏川という沢にかけられた橋で、ここまで来ればスキー場の駐車場まで10分足らずです。 沢に降りて、泥だらけになった靴底やストックをジャブジャブと洗わせていただき下山しました。 【下山後の温泉】 15時の下山時には、車がかなり減っていました。 五葉松平経由で登った方は前後で2組位しか見えませんでしたし、山頂付近の踏み跡も新しいものは少なかったので、山頂を踏まずに帰ったのでしょうか・・・。 温泉は、駐車場端にあるあだたら高原富士急ホテルの日帰り温泉を利用しました。 大人800円/人(ゴンドラ乗車の方は200円off)です。 他に入浴者はおらず、貸し切りです。 シャワーの水圧がやや弱く、温まりが悪いのが玉にきずですが、お湯自体は白濁した硫黄臭のする源泉掛け流しで、相当ポイントが高いお湯です。 内湯の熱さ、冷たい外気で適度に湯温が下がった露天風呂の温かさも絶妙で、ぜひまた利用したいお風呂です。 |
写真
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この記録に関連する登山ルート
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
奥岳登山口から安達太良山・鉄山を経て、くろがね小屋・勢至平・あだたら渓谷 経由 奥岳登山口
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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