杓子岳 2350mまで
- GPS
- 08:42
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,525m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
天候 | 晴れ。1800あたりから風が強かったが、弱まる予報だった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
晴天予報なので長めの山に行きたい。スキーバムのかなこさんに連絡し行先を相談。いろいろ案が出たが、かねてより行きたかった杓子にしてもらった。北東ルンゼか北面から大雪渓、様子見て東面マイナールンゼを考えていた。
林道を2時45分頃に出発。脳はまったく起き上がろうとせず、瞑想に近い感じで長走沢出合あたりまで来ていたと思う。以前2月にJP手前まで来たときは長走沢から尾根に乗り上げたが、カチカチのトラバースで難儀したのを思い出しTomahawkさんたちの記録を参考にもう一つ北の沢から乗り上げることにした。途中2回ほど大きなワッフ音を聞いた。それほど急ではないが雪崩ないとはいえない斜度で気持ち悪い。
それでも尾根を使って進むと少しずつあたりが白んで小蓮華とその南斜面がくっきりと見えてきた。写真ではうまく映らなかったがモルゲンロートも見えた。同時に風も強まってきた。昼頃に弱まる予報だがどうだろう。固く急な尾根を登り、ここらで担ぎかなというところで山頂からの北斜面が見えてきた。この場所ですでにカチカチで、アイゼンを履いたりしながら時間を潰したがなかなか風がおさまらない。斜面もおそらくあの標高では緩むこともないだろうと思いここでドロップすることに決めた。
滑走準備中かなこさんのシールが風で飛ばされてしまった。1つは見つかったがもう一つが見当たらず、私は長走沢方面を、かなこさんは大雪渓寄りの方を探しながら降りることにする。長走沢はデブリがあるもののその隙間の雪は悪くなく、ロケーションを楽しみながら滑走できた。大きな尾根と青空に囲まれて、必ずまた来ようと思った。残念ながらシールは見つからず猿倉でかなこさんを待つ。後で聞いたが八方は風がなかったらしい。もう少し粘るべきだったのかもしれないが、わからない。下は陽気でとにかく平和だった。
なかなか予定が合わずご一緒できてなかったonestoneさんと。
onestoneさん宅にて前泊させていただき、1:30起床。2:40には出発できてしまうこのローカル感。遠くから来てる皆さん、すみません!!!
林道をひたすら歩く。onestoneさんは歩くのも早い、そして眠い。
半自動運転で猿倉荘までたどり着く。
長走沢の下部の林道のデブリ地帯を越えていく辺りで、ワッフ音らしきものが。
んーーーーーー、と思いつつももう少し進んでみる。
その後沢を詰めていくのだが、1550m辺りで2度目のワッフ音。
とりあえず沢は嫌な感じがするので、なるべく早めに尾根に乗り上げる。
その後は陽も出てきて、モルゲンが綺麗。斜面はカチカチ系なのでクトーもつけて登っていく。カチカチ系はキックターンも怖い。2350m辺りで細尾根になってきたので、シートラにチェンジ。チェンジしていざ歩き出そうとするとすごい風になってきた。一応風は弱まる予報ではあったので、少し待ってみるもあまり緩まない。
電波が入ったので、八方のリフト状況を確認すると全部動いている。八方はそんなに風強くないのか、、、。
この強風の中待ち続けるのも、シートラして風に煽られるのもかなり難しそう&杓子の北東面のシュカブラが目に入ってしまい、あれは登っても硬いやつだ〜〜となり、ここで帰りましょうか、と。
シートラ装備解除して、滑走に切り替えている辺りで私がシールを風で飛ばしてしまった。私のミス。この日は登り返しがなかったからいいものの、山でシールをなくすなんて命に関わることで、かなり落ち込む。一枚は見つけられたけどもう一枚は見つからず、、、。斜面は期待してなかったものの結構よくって、探しながらであんまり滑走に集中できなかったので残念。
大雪渓側を降りてみたけれど最後の最後まで見つからす、そのまま猿倉荘へ。
大雪渓側から降りると猿倉荘まで少し登り返しがあるので、ログの長走沢を降りた方がいいと思います。
ワッフ音がした時の状況判断(ピットをあの場で掘った方が良かったのか、でもかなり下部だし、日射も入る前だからいいか〜と思ったりした)や、風待ち、時間でいつまで待つか、など、経験していかなければわからないなぁと思った山行でした。
もうすこし粘っていればいけたかも知れないし、いけなかったかも知れないし、怪我してたかも知れないし。難しいですね。
また、いつか杓子も行きたいです。onestoneさんありがとうございました!これに懲りずに、またよろしくお願いします。
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