カナダ・Grand Sentinel再訪、Lake Louise
コースタイム
11:30 sentinel pass
12:30 取付き
14:20 撤収
15:00 sentinel pass
16:20 moraine lake
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
前に一度登ったGrand Sentinelだったが、自分の力でもう一度登りたいと思っていたところ、登山学校の仲間で四人パーティを組むことができた。が、当日になって怪我の具合が悪化したメンバーが一人離脱し、急きょ三人で行くことに。 朝、予定通り、現地へ出発したもののいよいよMoraine Lakeの駐車場が近づいた頃、目的のエリアは四人グループ規制(クマよけのため、四人以上のパーティでないと通行できない)地域であり、我々は三人であることを思い出す。。。
Moraine Lakeは、すでに雪がうっすら積もっていたので、この時点でやめてもよかったのですが、行くことに。Larch Valleyの唐松(Larchは日本語で唐松)の色づきが気になり、また、ここはハイキングだけでも良い場所なので、登れなくても良いだろう、との考えだった。しばらく待つとメンバーが揃ったので、出発。見知らぬ三人と六人パーティを組んでしばらく歩いたが、歩くのが遅い人がいるので、どうしてもペースが上がらなかった。
Sentinel Passに着いたのが12時前。そこからGrand Sentinelまでは雪が多く、踏み跡がないガレ場のため、歩くのは結構大変だった。トラバースの悪い箇所があり、今思えばこの時点で引き返しても良かったのだが、「せっかく来たので」登ることにする。
1P目、5.6、ありがたくリードさせて頂きました。本当なら簡単なはずだが、あらゆるホールド、スタンスに雪や氷がついていて、悪い。最初素手で登っていたが、途中テンションをもらい、手袋を履いて登る。トップアウト、ロープ引上げ、ビレイ・オン。登っている間は手が冷たかったが、ビレイ中に身体が温まり、やる気が出てきた。それに2P目以降は、雪が少ない。「次は誰がリードするんだ?」と思っていたが、登ってきた二人は、「もう下りよう」と言う。どうやら下でだいぶ風に吹かれたようだ。やむなく多数決で敗退が決定。
下りの懸垂はスムーズだったが、下からロープを引く際、滑り止めのために結んでおいたノットがあるのを忘れて引いてしまった。当然ロープが支点に引っかかり下りてこない。。。仕方なくもう一本のロープでもう一度登り、下ろした。。。痛恨のミス。そこからはなぜか吹雪に見舞われ、Sentinel Passを越えるまで、真冬のような環境だった。
この日、フリーのマルチをしたいのなら、明らかにベターな場所があったが、個人的には楽しかったので、満足。他の二人はどう感じていたのだろうか、明日聞いてみようと思う。一番の問題は、やはり懸垂でのミス。これがロープ一本しかないマルチでの出来事だったら結構シャレにならない。懸垂下降での末端、二本で結ぶとひっかかる、一本ずつ結ぶとその存在を忘れて引いてしまう、結ばないと最悪すっぽ抜けで大惨事になるかも知れない。
自分なりの解決法を見つけなくては、、、
動画です↓
カナディアン・ロッキーにも雪が降り始めましたね。
日本でも、今年は大雪山の初冠雪が9月16日。例年なら、それは一度解けるのに、22日にまた、まとまった降雪。もう、根雪になるでしょう。
これから、講習内容も雪や氷を対象としたものが多くなるのでしょうか。
ロープ・ワークは「習うより慣れろ」と言われています。自然や物理的な状況、またクライアントの心身の状態に応じた適切な対応が取れるようになるまでは、場数を踏んでポケットの中身を充実させていかなければなりませんね。ポケットが十分にいっぱいになった時に、素敵なエンブレムを頂けるのでしょう。
楽しんで頑張ってください。
mizuki
9月の雪が根雪になるのは稀なことですね!
ニペソツに行ってらしたんですか。
道民ながら山に目覚めたのが遅いため、
北海道の山はあまり登ってません、、、
外国人が憧れる「NISEKO」の良さも知らないんですよね。
春には日本に帰るつもりなので、帰ったらまた日本の山を楽しみます!
登山学校は、これからいよいよ雪と氷のセクションに入っていきます。
まず、明日から氷河歩き、レスキュー、アルパインが始まり、
その後、4泊5日のExpedition(場所は不明)、
8日間のWilderneess First Aid、氷河スキー、
6泊7日のアイス、
最後はロジャースパスで雪崩講習5泊6日で、12月1日に終わります。
そうですね、楽しみながら場数を踏みたいと思います。
安全を守りながら、冒険を楽しみます
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