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記録ID: 524430
全員に公開
ハイキング
栗駒・早池峰

【須川作戦】須川岳(栗駒山)(須川コース産沼経由〜須川コース昭和湖経由)【丙15.9】

2014年10月05日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 宮城県
 - 拍手
GPS
03:41
距離
8.9km
登り
559m
下り
549m

コースタイム

日帰り
山行
3:14
休憩
0:28
合計
3:42
8:57
8
須川岳登山口(須川温泉)
9:05
4
名残ヶ原/賽の硯分岐
9:09
9:17
6
9:23
18
9:41
29
10:10
10:11
32
産沼
10:43
10:47
15
11:02
11:03
40
11:43
11:45
2
11:47
11:57
8
12:05
5
12:10
12:12
7
12:19
20
賽の硯
12:39
須川岳登山口(須川温泉)
天候 麓は晴れていたが山頂は雲。雲が陵線を越えて、こちらに降りてくるのがわかる。戻ってみたら麓も曇っていた。
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
須川高原温泉駐車場
コース状況/
危険箇所等
前日までの雨のため、所々水溜りや泥濘。最短コースは大渋滞。
その他周辺情報 登山口に600円で入れるところあり。
まつるべ温泉かみくらを発つ。
2014年10月05日 08:21撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 8:21
まつるべ温泉かみくらを発つ。
色鮮やかな紅葉に期待も膨らむ。
2014年10月05日 08:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 8:58
色鮮やかな紅葉に期待も膨らむ。
温泉前の登山口を出発。
2014年10月05日 09:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:00
温泉前の登山口を出発。
硫黄臭が立ち込める中、上っていく。太陽に期待。
2014年10月05日 09:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:01
硫黄臭が立ち込める中、上っていく。太陽に期待。
2014年10月05日 09:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:03
岩を越えて草叢へ。
2014年10月05日 09:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:03
岩を越えて草叢へ。
雲は多いが薄い。
2014年10月05日 09:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:07
雲は多いが薄い。
前日までの雨で水が結構残っている。
2014年10月05日 09:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:08
前日までの雨で水が結構残っている。
賽の硯方面分岐
2014年10月05日 09:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:08
賽の硯方面分岐
2014年10月05日 09:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:10
穴から湯気が噴出している!道にこんなのがあって大丈夫なのかしら?
2014年10月05日 09:12撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:12
穴から湯気が噴出している!道にこんなのがあって大丈夫なのかしら?
名残ヶ原
2014年10月05日 09:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:13
名残ヶ原
名残ヶ原の紅葉
2014年10月05日 09:15撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:15
名残ヶ原の紅葉
剣岳と紅葉
2014年10月05日 09:17撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 9:17
剣岳と紅葉
こちらは東栗駒山かな。
2014年10月05日 09:17撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 9:17
こちらは東栗駒山かな。
肝心の主峰はどうも・・・。
2014年10月05日 09:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:18
肝心の主峰はどうも・・・。
2014年10月05日 09:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
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行列の末尾につく。
2014年10月05日 09:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 9:23
行列の末尾につく。
2014年10月05日 09:25撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:25
名残ヶ原を過ぎた辺りが紅葉の色づき濃し。
2014年10月05日 09:25撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:25
名残ヶ原を過ぎた辺りが紅葉の色づき濃し。
苔花台
2014年10月05日 09:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:26
苔花台
産沼経由のコースに入ると人がいなくなった。
2014年10月05日 09:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 9:28
産沼経由のコースに入ると人がいなくなった。
周りに人がいると落ち着かないが、このコースは落ち着いて紅葉を楽しめる。
2014年10月05日 09:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
2
10/5 9:29
周りに人がいると落ち着かないが、このコースは落ち着いて紅葉を楽しめる。
道は極端に細い。
2014年10月05日 09:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:30
道は極端に細い。
斑状の紅葉
2014年10月05日 09:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:34
斑状の紅葉
笊森の辺りかな?
2014年10月05日 09:35撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:35
笊森の辺りかな?
とっても綺麗。
2014年10月05日 09:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 9:36
とっても綺麗。
2014年10月05日 09:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 9:37
炎立つような紅葉
2014年10月05日 09:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:39
炎立つような紅葉
グッチョグチョ
2014年10月05日 09:41撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:41
グッチョグチョ
須川岳を正面にロックオン。
2014年10月05日 09:42撮影 by  DSC-WX200, SONY
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須川岳を正面にロックオン。
2014年10月05日 09:43撮影 by  DSC-WX200, SONY
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紅葉のトンネル
2014年10月05日 09:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:44
紅葉のトンネル
三途の川
2014年10月05日 09:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:44
三途の川
いよいよ高度を上げ始める。
2014年10月05日 09:49撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:49
いよいよ高度を上げ始める。
一応、太陽が薄っすらと見えるが、
2014年10月05日 09:55撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:55
一応、太陽が薄っすらと見えるが、
山の向こうから雲が急速に斜面を流れ落ちてくる。こりゃあ今回も晴れは期待できないな。
2014年10月05日 09:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 9:57
山の向こうから雲が急速に斜面を流れ落ちてくる。こりゃあ今回も晴れは期待できないな。
紅葉が無くなってしまった。
2014年10月05日 10:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:10
紅葉が無くなってしまった。
その代わり、展望が開けてくる。
2014年10月05日 10:12撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:12
その代わり、展望が開けてくる。
産沼
2014年10月05日 10:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:13
産沼
産沼周辺の紅葉
2014年10月05日 10:15撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 10:15
産沼周辺の紅葉
左奥の天空の城は何という山だろう?
2014年10月05日 10:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:19
左奥の天空の城は何という山だろう?
お、あれはチョーカイ山!(と、近くの人が言っていたのでわかった。)
2014年10月05日 10:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:23
お、あれはチョーカイ山!(と、近くの人が言っていたのでわかった。)
山頂に近づくにつれ茂ってくる。
2014年10月05日 10:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:32
山頂に近づくにつれ茂ってくる。
賑やかな歓談の声が聞こえてきた。
2014年10月05日 10:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:45
賑やかな歓談の声が聞こえてきた。
須川岳到着。
2014年10月05日 10:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 10:46
須川岳到着。
前日同様、何も見えない。
2014年10月05日 10:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:47
前日同様、何も見えない。
うわっ、天気の割りに沢山来ているな。
2014年10月05日 10:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:47
うわっ、天気の割りに沢山来ているな。
この天気では東栗駒山に進んでも展望が期待できないため、早々に天狗平経由で降りることにする。
2014年10月05日 10:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:53
この天気では東栗駒山に進んでも展望が期待できないため、早々に天狗平経由で降りることにする。
木道が複線で渡してある。
2014年10月05日 10:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:53
木道が複線で渡してある。
風は前日と逆方向。硫黄臭さは無し。
2014年10月05日 10:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 10:58
風は前日と逆方向。硫黄臭さは無し。
岩陰で強風をやり過ごす。
2014年10月05日 11:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:01
岩陰で強風をやり過ごす。
二日目の天狗平
2014年10月05日 11:05撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:05
二日目の天狗平
水溜りに気をつけながら降りていく。
2014年10月05日 11:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:11
水溜りに気をつけながら降りていく。
こちらのルートの方が上まで色づいているようだ。
2014年10月05日 11:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 11:16
こちらのルートの方が上まで色づいているようだ。
道幅は往路の倍くらい。
2014年10月05日 11:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:28
道幅は往路の倍くらい。
2014年10月05日 11:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:30
2014年10月05日 11:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:31
2014年10月05日 11:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:31
昭和湖への下り、傾斜がきつくなり、皆の歩みが慎重になる。
2014年10月05日 11:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:34
昭和湖への下り、傾斜がきつくなり、皆の歩みが慎重になる。
左奥の小屋はトイレらしい。
2014年10月05日 11:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:46
左奥の小屋はトイレらしい。
昭和湖
2014年10月05日 11:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 11:46
昭和湖
昭和湖付近の色づき
2014年10月05日 11:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:46
昭和湖付近の色づき
地獄谷
2014年10月05日 11:51撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:51
地獄谷
地獄谷付近の紅葉
2014年10月05日 11:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 11:58
地獄谷付近の紅葉
地獄谷の紅葉を振り返る。
2014年10月05日 11:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 11:58
地獄谷の紅葉を振り返る。
皆で沢を渡る。
2014年10月05日 11:59撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 11:59
皆で沢を渡る。
渡渉点付近の紅葉
2014年10月05日 12:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:00
渡渉点付近の紅葉
2014年10月05日 12:03撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 12:03
2014年10月05日 12:04撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:04
2014年10月05日 12:04撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 12:04
特殊効果を付けてみると色鮮やかになるが、
2014年10月05日 12:05撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 12:05
特殊効果を付けてみると色鮮やかになるが、
こちらの方が実感に近い。
2014年10月05日 12:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 12:07
こちらの方が実感に近い。
2014年10月05日 12:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 12:07
苔花台に戻る。
2014年10月05日 12:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:08
苔花台に戻る。
再びの名残ヶ原
2014年10月05日 12:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
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10/5 12:13
再びの名残ヶ原
確かに名残惜しい。
2014年10月05日 12:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:13
確かに名残惜しい。
往路とは別ルートで帰る。
2014年10月05日 12:15撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:15
往路とは別ルートで帰る。
こちらは比較的人少なめ。
2014年10月05日 12:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:19
こちらは比較的人少なめ。
カメラを構える人、多数あり。
2014年10月05日 12:21撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:21
カメラを構える人、多数あり。
もう完全に曇ってしまった。
2014年10月05日 12:22撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 12:22
もう完全に曇ってしまった。
賽の硯
2014年10月05日 12:22撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:22
賽の硯
曇天下でもなお鮮やかな紅葉
2014年10月05日 12:23撮影 by  DSC-WX200, SONY
2
10/5 12:23
曇天下でもなお鮮やかな紅葉
彼方此方に火山活動による隆起がある。
2014年10月05日 12:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:26
彼方此方に火山活動による隆起がある。
火山の荒々しい姿が見えてくる。
2014年10月05日 12:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:26
火山の荒々しい姿が見えてくる。
荒涼たる白い世界に映える紅葉
2014年10月05日 12:27撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:27
荒涼たる白い世界に映える紅葉
2014年10月05日 12:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:32
2014年10月05日 12:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:37
2014年10月05日 12:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:38
登山口の巨岩が見えてきた。
2014年10月05日 12:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:40
登山口の巨岩が見えてきた。
駐車場に帰還。
2014年10月05日 12:41撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 12:41
駐車場に帰還。
初めて秋田県に踏み跡を残した。
2014年10月05日 12:43撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 12:43
初めて秋田県に踏み跡を残した。
ぶなの恵み
2014年10月05日 13:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 13:13
ぶなの恵み
これは岩手宮城内陸地震のものだが、東日本大震災もいずれ・・・。
2014年10月05日 13:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
10/5 13:13
これは岩手宮城内陸地震のものだが、東日本大震災もいずれ・・・。
帰途、塩竈神社に参拝。
2014年10月05日 15:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 15:32
帰途、塩竈神社に参拝。
神社前から塩釜港を望む。
2014年10月05日 15:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 15:33
神社前から塩釜港を望む。
岩沼の竹駒神社に参拝して今回の旅の締めとする。
2014年10月05日 16:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
10/5 16:18
岩沼の竹駒神社に参拝して今回の旅の締めとする。
撮影機器:

感想

今回は、一日目を宮城県側から、二日目を岩手県側からアプローチすることとしていた。そのため、本山行記録では、栗駒山ではなく須川岳と呼称する。

一日目は結局曇天メインとなってしまったが、二日目はどうだろうか。天気予報では台風の動きが意外と早いようで、台風の影響が出始めているようだ。午後には雨が降り始めるようだし、予定を大幅に端折って、須川岳から東栗駒山まで進出し、天狗平経由で戻ることとする。
須川温泉口までの十数kmを車で走っていくと、着かないうちから硫黄の匂いがプンプンする。これは強烈だぜぇと思いながら着いてみると、バスは停まっているは、人は此処彼処に歩いているは、車は大量に停まっているはの大盛況。一瞬、駐車場が埋まってしまっているのではないかと思ったほどだが、駐車場は十分に広かった。

【須川登山口〜苔花台】
温泉・足湯・巨岩が登山口にある。硫黄臭さが、ほのかどころでなく濃く漂い、どうしてもその空気を吸わないといけないのが辛い。吸った硫黄ガスを浅い呼吸ですぐに吐き出しながら、ガスの薄い所へ早々に移動する。途中、道に穴が空いて、そこから蒸気が噴出している箇所があり、あらまあびっくり、これ大丈夫かしら?と恐る恐る通り抜ける。そこを過ぎれば間もなく名残ヶ原だ。
この頃になるとガス臭さも無くなり長閑な紅葉散歩になる。と同時に、広々とした名残ヶ原の向こうに山頂部分が完全に雲に覆われた須川岳が見える。う〜む、これは。しかもよくよく見ると、山頂付近の雲が物凄い勢いで斜面を下ってくるではないか。昼過ぎまでは持つかと思ったが、天気の読みが甘かったかな。
名残ヶ原を過ぎると道が狭くなり、一方、紅葉も綺麗なので行列ができ始める。この状態がしばらく続くのかなと思ったが、苔花台分岐を産沼方面に渡ると、途端に人がいなくなった。

【苔花台〜須川岳】
以降は、しばらく一人で歩く。東側の展望が開けた後、紅葉は無くなって緑の低木の間の狭い一本道をずっと歩くこととなる。ふと振り返ると鳥海山等の高めの山々を見ることができ、慰めとなる。産沼を過ぎていよいよ山頂へ。頂に近づくにつれ茂みが酷くなるが、賑やかしく聞こえる人の声を頼りに突破、山頂に到着する。
霧が立ち込めた山頂に着いてみれば、紅葉の用に色鮮やかな黄色や赤のお召し物を着た何十人もの人達で賑わっており、こんな天候でもこんなに人が来るのかと驚いた。山頂からは前日と同様、白いものしか見えない。ただ、風は前日に比べると3分の1くらいの強さだろうか。とにかくこういう状況では東栗駒山に赴いても山肌の紅葉は期待できないと早々に下山することとする。

【須川岳から昭和湖を経て下山】
前日と同様、天狗平〜須川岳間の陵線を歩く。前日に比べれば大したことはないが、それでも強い風が吹く。幸い、風向きは反対側でガス臭くはない。陵線を降りると白い世界の中に早くも茶色く色づいた山地が姿を現す。降りていくほど、黄色や赤など色は多彩となり、地面が濡れて皆慎重に下ることもあって、ゆっくりと紅葉を楽しむ。白濁した昭和湖を経てからは地獄谷のような荒々しい山の姿や沢の渡渉もあり、道に変化があって飽きることなし。最後に剣岳の、いかにも火山といった感じの麓を経、少しばかり秋田県内に足跡を残して駐車場に戻る。

【総括】
今年もまた無事に東北3県を歩ききることができた。山頂付近で雨に降られたのは数年前の両神山以来だが、栗駒・須川は霧中の山歩きもたまには良いものだと思わせる山だった。晴れていればさぞかし色鮮やかな世界が広がるであろうことを思えば、来年の紅葉こそはと思う。天候により旅程を大幅に縮小したこともあるので、次来る時は、沢沿いから岩の山稜、湿原から藪道に至るまで縦横に歩きつくしてみたい。その際は秋田側から大日作戦として歩を進めることもあろう。

〜おしまい〜

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ハイキング 栗駒・早池峰 [日帰り]
秣岳登山口〜栗駒山〜須川温泉口
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 栗駒・早池峰 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

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