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Yamareco

記録ID: 5278485
全員に公開
沢登り
白馬・鹿島槍・五竜

【過去記録】黒部川 上の廊下遡行

1997年08月13日(水) ~ 1997年08月17日(日)
情報量の目安: B
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
カエル🐸 その他2人
GPS
102:40
距離
63.2km
登り
3,453m
下り
3,459m

コースタイム

1日目
山行
7:20
休憩
1:50
合計
9:10
7:20
170
10:10
12:00
120
14:00
150
東沢出合
16:30
熊ノ沢出合
2日目
山行
10:00
休憩
0:00
合計
10:00
7:00
600
宿泊地
17:00
金作沢出合
3日目
山行
10:30
休憩
0:00
合計
10:30
6:00
630
宿泊地
16:30
薬師沢出合
4日目
山行
13:00
休憩
0:00
合計
13:00
7:00
270
宿泊地
11:30
130
13:40
200
17:00
180
20:00
岩小屋
5日目
山行
6:40
休憩
2:00
合計
8:40
5:20
70
宿泊地
6:30
110
東沢出合
8:20
10:20
220
天候 だいたい晴れ
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
30年前のコース状況を書いてもね。。。
始発のトロリーバスに乗り、黒部湖畔の気の遠くなる道を歩き、平の渡は2時間待たされ、夕方に奥黒部ヒュッテ到着。
湖岸の道は平らなものを予想していたが、嫌がらせのようにアップダウンの連続でした。
初日は少しだけ進み、河原でビバーク
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始発のトロリーバスに乗り、黒部湖畔の気の遠くなる道を歩き、平の渡は2時間待たされ、夕方に奥黒部ヒュッテ到着。
湖岸の道は平らなものを予想していたが、嫌がらせのようにアップダウンの連続でした。
初日は少しだけ進み、河原でビバーク
上の黒ビンガ付近かな?
直接登る滝はありませんが、流れ込む滝は、見事なものがあります。
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上の黒ビンガ付近かな?
直接登る滝はありませんが、流れ込む滝は、見事なものがあります。
結構、水量が多かったです。
条件の良いところでスクラム渡渉、ほとんどはザイルを使った際どい渡渉になりました。
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結構、水量が多かったです。
条件の良いところでスクラム渡渉、ほとんどはザイルを使った際どい渡渉になりました。
2日目のビバーク地にて
そこらに生えているフキで、きゃらぶきを作りました。
釣りもしましたが、素人ばかりなのでボーズでした。
2
2日目のビバーク地にて
そこらに生えているフキで、きゃらぶきを作りました。
釣りもしましたが、素人ばかりなのでボーズでした。
あまり滝はありません。
とにかく渡渉と泳ぎの連続です。
メチャクチャ水が冷たい❗️
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あまり滝はありません。
とにかく渡渉と泳ぎの連続です。
メチャクチャ水が冷たい❗️
スケールのでかいゴルジュにこの水量❗️
渡渉は命懸けです‼️
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スケールのでかいゴルジュにこの水量❗️
渡渉は命懸けです‼️
北アルプスのド真ん中です。
何かあってもエスケープルートはありません。
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北アルプスのド真ん中です。
何かあってもエスケープルートはありません。
薬師沢に近づいてきました。
3日目は薬師沢付近でビバーク。例によって我々は釣れませんでしたが、近くのパーティーより釣れすぎたという事で、イワナ3匹をお裾分け頂きました。薬師沢小屋でビールも調達し、至福の夜となりました。
翌朝、同行の一人は用事があるので薬師沢より折立に下山しました。
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薬師沢に近づいてきました。
3日目は薬師沢付近でビバーク。例によって我々は釣れませんでしたが、近くのパーティーより釣れすぎたという事で、イワナ3匹をお裾分け頂きました。薬師沢小屋でビールも調達し、至福の夜となりました。
翌朝、同行の一人は用事があるので薬師沢より折立に下山しました。
黒部の源流、最初の1滴です。やりました。
重戦車のような同行者の渡渉にずいぶん助けられました。
さて、遡行は終わりましたが、ここは北アルプスのど真ん中。どこに下山するにも、あと2日かかります。
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黒部の源流、最初の1滴です。やりました。
重戦車のような同行者の渡渉にずいぶん助けられました。
さて、遡行は終わりましたが、ここは北アルプスのど真ん中。どこに下山するにも、あと2日かかります。
滅多に来れない赤牛岳
この辺り、頭痛で絶不調でした。
すでに時間は17:00、奥黒部ヒュッテまでコースタイムは5時間、絶望的な気持ちで下ります。
滅多に来れない赤牛岳
この辺り、頭痛で絶不調でした。
すでに時間は17:00、奥黒部ヒュッテまでコースタイムは5時間、絶望的な気持ちで下ります。
20時過ぎ、4畳半くらいの何とか2人が横になれる岩小屋があり、ビバークしました。
もうバテバテで、行動食を軽くつまみ泥の様に寝ました。
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20時過ぎ、4畳半くらいの何とか2人が横になれる岩小屋があり、ビバークしました。
もうバテバテで、行動食を軽くつまみ泥の様に寝ました。
2023年04月29日 12:33撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:33
2023年04月29日 12:33撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:33
2023年04月29日 12:33撮影 by  iPhone 8, Apple
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2023年04月29日 12:33撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:33
2023年04月29日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:34
2023年04月29日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:34
2023年04月29日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:34
2023年04月29日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:34
2023年04月29日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 12:34
2023年04月29日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 12:34
撮影機器:

感想

上の廊下は、沢登りをする者にとって誰もが憧れるところでしょう。滝はほとんどないですが長い流域と豊富な水量を誇る第一級の沢です。

ここは、たぶん私の今までの登山経歴の中でもNo.1と言って過言ではありません。おそらくこの頃が気力・体力共にピークだったと思います。

さて山行では水量は多く、特に前半は渡渉に苦労しました。スクラムで渡れるところは良い方で、だいたいはロープを使った際どい渡渉になりました。途中の渡渉の際にはセカンドが川に流されてしまい、ロープで何とか止めたけど一歩間違えば事故(はっきり言うと死亡事故)になるところでした。
あとで知りましたが、今年は水量が多く私たちが入渓する前の8/12以前に入ったパーティーは全て敗退し、今年初めて行けたのは8/13に入渓したパーティーだそうです。つまり我々は、その本当にギリギリのタイミングで遡行できました。
また特に3日目は泳ぎで突破しないといけないところも多く、とにかく水が冷たくて、これも大変でした。
お盆期間なので沢に入っているパーティもそれなりにおり、渡渉ポイントでは渋滞することもありました。
それでも5日間、終始天気も良く最高の山行になりました。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

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