若山(太閤道)鉄塔共和国
- GPS
- 05:27
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 768m
- 下り
- 758m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
往路:水無瀬(みなせ) 帰路:上牧(かんまき) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●太閤道は、案内表示もあり、よく整備されており安心して歩くことができます。 ●太閤道に対して、上り下りする今回のルートは、ほぼ巡視路であるために問題なく通行できます。倒木などもほとんどありませんし、急なところはつづら折れになっているか、プラ階段が設置されています。ただし、案内表示はありませんし、麓辺りは地形図に記載されていない竹林の作業道が交錯していますので、どの方向に進めばよいのか結構判断が難しいところがあります。 |
その他周辺情報 | ●阪急水無瀬駅近くには、コンビニがあります。 ●改札を出たところにパン屋「Pao」と水無瀬駅から島本駅に向かい最初の信号を左に行くとパン屋「CoCo BAKERY」が早朝から営業しています。 ●太閤道上にはトイレはありません。展望スペースがいくつかあり、その周辺にはベンチやテーブルが設置されています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
梅田行きの阪急京都線に乗っていると、大山崎駅を過ぎた辺りから、若山(太閤道)の斜面にずらりと並ぶ鉄塔が眼に入ります。その数はざっと数えて20本以上。中には紅白の巨大な鉄塔も。
以前から、気になっていて、いつか巡ってみたいと思っていましたが、あまりの数の多さに二の足を踏んでいました。季節も良くなって来ましたので、思い切って探索してきました。
地形図を見ると、どうやら5つの系統が入り交じっています。最低でも太閤道までの上り下りを2回は行わなければなりませんが、これで網羅できるのか確信が持てませんでした。結果的には、阪急電車から見えている分は、ほぼ巡ることができました。とても気になっていた紅白の巨大な3本の鉄塔が繋がっていることも解りました。
根っからの理系の人間ですので、人工的な造形美には惹かれるのは性なのでしょうか。特にカテナリーを描く送電線の美しさ。高校数学レベルの積分計算により、簡単に長さが求まってしまうことにも神秘性を感じます。
最終的に、全部で25本の鉄塔を巡ることができ、とても満足しました。眺めの良いところが多く、水無瀬駅近くのパン屋「CoCo BAKERY」のパンとカップラーメンを食べながら景色も堪能しました。鉄塔に興味がなくても、気軽に訪れることのできるよい山だと改めて思いました。
スキー場のリフトのように、鉄塔から鉄塔へと送電線にぶら下がり、
スルスルと移動できればどんなに楽だろう? そうはいかないとこ
ろが、この鉄塔巡りの値打ちというものだ。
鉄塔はだいたい見晴らしの良い尾根等に設置されているが、鉄塔から
鉄塔までは急斜面や渡渉を挟んでいることが多い。それでも、今回は
比較的コンパクトな面積の中に鉄塔が密集しており、たったの5時間
程度で25基制覇と相成った。
次の鉄塔は……と斜面を見据えると、山のところどころに白っぽい染
み。山でも桜の開花が始まっているのだ。
ときおり送電線を見上げながら鉄塔への道筋を確認するが、足元に目
を落とせば、早春の小さな花々が見つかることもある。
芽吹きのシーズンであるが、特筆しておきたいのは棘樹「もわもわ」
のこと。これは、今月初めに如意ヶ嶽で見たのと同じ類だと思うが、
初対面はちょうど昨年の今頃。天王山で出会い、「もわもわ」と勝手
に命名した(2022.3.19.)。いまも正確な名前は知らないが、おそらく
イバラの類なのだろう。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=4089925&pid=2c1571c407de274f3c7ac99d26d5785e
ミツマタを見に行った先で、この棘だらけの枝の塊が、心と頭に大い
なる跡を残していた。
一年ぶりに出会った「もわもわ」。なんだか懐かしい。懐かしいけど
痛い。痛いけど綺麗。やがて長い眠りにつくとき、周りをこの「もわ
もわ」で覆ってもらうと素敵かも。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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街中でもよく見かけたナワシロイチゴによく似ているので、山の中のそれもナワシロイチゴだと認識してました。
この山行記録を読み、ふと疑問が湧きました。あれとこれは別物なのではないか、と。
改めて調べると、お馴染みさんの植物なのになかなか正解に辿り着けない。しかしたぶんニガイチゴだろうと思います。
花が咲けば判明します。葉は株ごとの変異が大きく、あてにならないのです。
もちろん実もなります。食べられます。味は極上とは言えないけど(去年6月に食べてる)、まあまあいけます。
妄想扱いされても仕方のない「もわもわ」に注目していただいて、
誠にありがとうございます。
先日、待望の花を見ることができ、ようやく真相が判明しました。
おっしゃるとおりイチゴでした!
さぞかし美しい花でも咲くのであろうかと訝っていましたが、実が
なるのであれば、棘だらけでも納得です。子どもは大事。
まさに、葉や棘の様子からあれこれ画像検索してもなかなか行き当
たらなかった正解に、花の様子からいとも簡単にたどり着けてしま
いました。正式名称は「ナガバモミジイチゴ」で、どうやら西日本
限定らしいです。
件の発見レコは一両日中に公開予定でございます。
この度の示唆・ご教授、本当にありがとうございました。
ハズレてましたか!残念。
あれだけ各地で群生してるものを、わからないままにはしておけず、正解を見つけようとしましたが…。
これで、あちこちの記録に書いた名前を訂正できます。ありがとう。
こちらこそ、ありがとうございました。
そもそも花を見ることがなければ、ちょっと調べたぐらいではわからず
今後も勝手な命名でごまかし続けるところでした。ゴール地点の見える
ところまで funakoshi_ya さんに導いていただいたようなものですよ。
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