悪沢岳
- GPS
- 29:17
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,353m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:43
天候 | ◆10/11 晴れ ◆10/12 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新静岡IC 05:00 畑薙臨時駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★新静岡IC→畑薙臨時駐車場 新静岡ICから安倍街道を北上し井川に向かう。 車道の幅は次第に狭くなり、ワインディングロードが続く。 井川ダムの直前、土砂崩れのため大きな石に妨げられ先に進めないトラックが立ち往生。 ドライバーさんから「乗用車ならすり抜けられる」と先を譲ってもらう。 ★畑薙臨時駐車場→椹島 定刻より30分早い7:30発のバスに乗車して椹島を目指す。 林道を走るマイクロバスは上下左右に大きく揺れる。 突然「バァーン」という大きな音ともに左最後部座席横のガラスが割れて粉々に。 どうやら落石が当たった模様。 「ケガ人はいませんか」 「大丈夫です」 バスは止まることなく進み続け(!!)、椹島に到着。 |
写真
感想
★計画
7月下旬、南アルプスを縦走した。
途中、体調がすぐれず、登頂を断念したのが悪沢岳だ。
リベンジを果たすべく赤石岳と併せて2泊の周回を計画したが、台風19号の接近に伴い1泊に短縮した上、椹島からのピストンに変更した。
★千枚小屋へ
椹島を出発し、滝見橋から登山道が始まる。
吊り橋は中央に進むにつれて上下に揺れだす。
トラバース道を進むと九十九折れの急登が待ち構えている。
その急登の入り口で「0/7 標高1100m」の看板が現れた。
この「七分の標識」は約200m置きに設けられ、樹木や登山道の解説が簡単に記されている。
中には「残念ながらまだ急登が続きます」などと語り掛けるような、登山者を励ますようなものも見受けられる。
豊かな樹林帯の中を1500m登るこのコースは、岩頭見晴しと見晴台以外はこれといった眺望はない。
高度が上がるにつれて、ミズナラ、ブナ、シラビソ、ダケカンバと植生が変わる。
「7/7 標高2500m」には「千枚小屋まであとわずか。息を整えてゆっくり歩いてください」とある。
指示どおりのんびり登りつめた。
★千枚小屋
木々の間から小屋の建物が見えるとすぐに樹林を抜け開放的に空が広がる。
小屋の庭先から富士山が目に飛び込んでくる。
それまで2か所から見えるわずかな眺望だけだったので感動も大きい。
千枚小屋は「小屋」とは言えない立派な建物で、しかも内装も外装もキレイ。
受付を済ませ庭に出ると小屋の男性スタッフ3人が天秤棒で大きな丸太を運んでいる。
到着時に見た時から5mほどしか進んでいない。
見かねて手伝うことに。
丸太の重みが肩にのしかかる。
数m運んで台座に乗せた。
あとはニスを塗れば完成という。
庭を見渡すとベンチがたくさん設置してある。
スタッフさんによると「オブジェだ」とか「宿泊定員100人が同時に座れるように」とか冗談を言い合っている。
そんな会話の中に入れるのが何だかうれしかった。
夕食まで時間があったのでテン場や自炊小屋(百枚小屋)を見て回った。
百枚小屋の裏に回り込むと赤石岳がどっしりとした山容を見せてくれた。
★悪沢岳
千枚岳、丸山を経て悪沢岳に到着する。
南アルプスのど真ん中、天空の大展望台。
荒川中岳から赤石岳に延びる稜線、重量感のある塩見岳。
その先に頭をのぞかせる仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥岳。
この光景が見たかった。
岩に腰を下ろし東西南北向きを変えながら1時間半、その景色を目に焼き付けた。
縦走の時に無理をして登ってきたら時間的にも気持ち的にも余裕がなく、じっくり眺めることができなかったかもしれない。
3か月遅れで登頂を果たし、遠くの峰々を目にしてその時の記憶が鮮明によみがえってきた。
少し暖かい秋の風が緩く吹き、一瞬、あの時の夏を感じた。
滝見橋の池のコバルトブルーが素敵ですねぇ〜
雲もまた風情があって雄大な景色に花を添えてますね
ああ!行きてぇ〜(笑
時間がほしいよぅ
会社からは山を控えるように言われてるし・・(^^;
白馬以来、嫁は山を少しは理解してくれたようなんですが・・
中々、物事、うまくいかないです
複数日程で縦走できる方がうらやましいです
でわでわ
南アもいいですねぇ〜
いつもコメントありがとうございます。
拙レコをご覧になって「行きてぇ〜」とは最高の褒め言葉です
南アに魅せられてしまい北アになかなか行けないのが目下の悩みです。
一般には北アの方が人気が高いのですが、アマノジャクなので南アに足を運んでしまうのです。
そして今週末も・・・飽きずに南アに行ってきます
こんにちは!
早くも悪沢リベンジされましたね。
台風の関係で日程短縮を余儀なくされたようですが、今年のやり残しを今年のうちに片付けてしまうとは…恐れ入りました
ベンチ設営のお手伝いまでされてしまうのがまた、LArcさんらしいというか何というか
結局今年は真っ白な聖岳で南アは終了なのですが(いや、深南部に行っているし安倍奥も南アのカテゴリだった…)3,000m峰の山行記録は目に毒ですねぇ (笑)
まぁでも、そろそろ雪が降ってきましたので登る標高を下げていきます、はい
イケメンなんですからヨダレ垂らさないでください!ファンが泣きますよ
目に毒なレコにもかかわらずお読みいただきありがとうございます。
未練がましく行ってきました。。。ワルサーP38(ルパン三世?)じゃなくて悪沢岳。
山頂から「ふぅ〜じこちゃん」じゃなかった富士山も大迫力に迫ってました。
台風が心配でピストンにしましたが、赤石岳と併せて周回したかったのが本音です。
そろそろ雪が降る季節・・・でも、まだ行けるかな、と企んでいるのです。
次のレコも目に毒かもしれません。
LArcさん、こんばんは
落石があたっても走り抜けるバス
登山口までも、登山口からも、奥深い南ア
初夏の縦走で、断念した悪沢岳
来年に持ち越さず、しみじみと、
秋のソラの下、大展望を1時間半、
小屋のスタッフさんの仲間入り、
一度お会いしただけですが、
なんだかすごーーーーーーーく 、LArcさんらしいなぁて思っちゃいました。
いつか、LArcベンチに座って至福の時間を過ごしたいです
7月とは打って変わって、の〜んびり行ってきました。
女々しいですよね 諦めが悪いですよね・・・
でも行ってよかったです!
山頂から南を眺めて光石でお会いしたことや易老岳までお話しながら歩いたことを思い出していました。
千枚小屋のスタッフさんは心温かく、優しい気持ちにさせてくれますので、自然とお手伝いをしました。
LArcベンチの名称は・・・千枚小屋非公認ですが、富士山の眺めは抜群です。
是非一度、いえ二度三度と足を運ぶ価値はありますので、ねぎまさんも是非!
コメントをいただきありがとうございました。
しょっぱなから、落石バスにビビりましたが…
(でもみなさんご無事だったようなので、笑えた )
悪沢岳、登頂できてよかったですね。しかも青空
南アの中心地ですし、東西南北3000m級がおみごと!!
それと、いつか千枚小屋に行ったら、
LArcベンチに座らせてもらいますね
LArcベンチは女性0円、男性1000円で座れます
毎度ありがとうございます。(←コメントに?いえいえ席料にです )
今年一番熱いスポットは南アですよ〜〜(*´ω`*)
落石バスはホントビックリしました
でもドライバーさん曰く「こんなことは滅多にない」とおっしゃっていますので
あまり心配しなくてもよさそうです。
待てよ・・・宝くじ買ったら当たるのかも?
心配された天気にも恵まれ、山頂から見える峰々は名峰ばかり!
また南アを惚れ直した山行になりました。
南アーーーーーぁあ〜〜!
美しい ホント、美しいです…。
秋色の南アの深い森の色と大気の色が、あまりに綺麗で
キュンキュンですよ
すべての写真が、どストライクに胸に響きます。
やはり、南アは良いですね…
ああ、行きたい!
定員全員分の椅子!素敵です。
また、人と山の深い暖かさに触れたいです。
ホント、快晴の見事な登頂おめでとう!ですね
コメントありがとうございます。
秋色ですよね。
夏とは違っていて静けさと寂しさが混在する南アでした。
壮大な景色に変わりはなく雄大な山容に目を奪われ根が生えたように山頂に居続けました。
積み残しの悪沢岳を踏破して夏の縦走をやり遂げた気持ちになりました。
遅コメで…申し訳ありません
ゾクゾク するお山です…
いつか、必ず…行くどーっ‼︎
リベンジ 大成功っすね
わたくしも燃えてきたですーっ(((o(*゚▽゚*)o)))
コメントいただきありがとうございます。
南アルプスの中央部、南北に連なる峰々は本当にゾクゾク します
ワタシの中である種の中毒の症状があるようで、何度でも見てみたい、いつまでも見ていたい、そんな景色でした。
燃えてきたプリマさん!おヤマは逃げませんから、「いつか必ず」の思いはきっとかなうでしょう。
レコを楽しみにしてます!!
自分は前日の10日にこのマイクロで椹島へ行きましたが、未舗装とはいえあまりのゆれっぷりと崩落ぶりに閉口しました。12日の下山時のマイクロバスの運ちゃんが、昨日落石があってねぇ…、なんて言ってましたが、まさかマイクロそのものに激突とは思いませんでした。その時点で心が折れそうですが良くいかれましたね。立派です。
入山が1日違うので道中ではお会いしていないともいますが、下山時のバスは時間的に同じようですので、13時すぎに数人千枚方向から下山された方の中にいらっしゃったのかな?
マイクロ 無事でよかったです。
はじめまして、コメントをいただきありがとうございます。
椹島までの林道は、ドライバーさんがいくら慎重に運転していても揺れが大きかったですね。
落石の直撃を受けた時、バスは満員でしたが、大事に至らなくて幸いでした。
それに誰一人心が折れたりしていませんでした。
みんな写真を撮りまくっていましたし、ドライバーさんとも落石談義。
乗客の皆さんは、バスを乗り継いで二軒小屋や赤石岳、そして悪沢岳に出発していきました。
帰りのバスはご一緒だったかもしれませんね。
遅まきながら、拝読いたしました。
夏の縦走の心残りを年内に解消できましたね
しかも快晴で、南アの中心で北部も南部もまるっと見通せる最高の眺望ですね。
自分が訪れた山を別の山から眺める…何と感慨深いことでしょう
バスによる時間の制約がなければ、何時間でも過ごせそうです。
是非ともご一緒してみたかったです…
台風の影響で予定が短縮になってしまいましたが、赤石岳と併せて周回できたらさらに充実した山行になりそうですね。
来シーズンが待ち遠しいです。
そして、LArcベンチで美味しいコーヒー飲んでまったりしたいです
それにしても落石が直撃とは…台風の影響が少なからず出ていたのかもしれませんね
ご無事で何よりでした。
こんにちは!
めっちゃ遅れました。すみません〜
今年の夏の一大冒険、南アルプス縦走。
その時の心残りを取りに行く・・・って。
結局、二度おいしかったじゃん♪な山旅になりましたね
今回は体調も天候も恵まれて、夏の冒険の締めくくりに実にふさわしい
いい旅でしたね〜
ベンチを運ぶお手伝いをされているのが、とてもLArcさんらしくて笑えました。
どんだけ重たいもの好き〜(笑)
優しさなのか趣味なのかMなのか、どれだかわからなくなってきましたね
重たいもの大好きな弩Mのワタクシ、スタッフさんより肩が高かったのでお役に立てたようです。
その悪沢岳、二度おいしいと言えばそうなのです!
「撤退は次に行く口実」とばかりに7月の時は『わざと』とっておいたのです!!
・・・すみません、負け惜しみであります。
どうにも気になって、ワタシの中では縦走が終わっていない感じがしていました。
で、心残りをクリアしに行ってきたのであります。
行ったはいいのですが、ますます強まるおもい。
次はあっちの山からと地図を広げ、さらにカレンダーとにらめっこ。。。
「なにも山頂でしなくてもイイものを・・・」と笑ってやってください。
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