鷹ノ巣山（バリルート万歳！！ 巳ノ戸尾根→鷹ノ巣尾根→ヤケト尾根・日原方面周回）

2014年10月18日(土) [日帰り]

• GPS: 06:02
• 距離: 16.4km
• 登り: 1,992m
• 下り: 1,980m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:44
• 休憩: 0:18
• 合計: 6:02

距離 16.4km 登り 1,992m 下り 1,988m

7:38 日原鍾乳洞バス停
7:43 日原観光公衆トイレ
7:50 7:53 中日原バス停
9:17 9:18 八丁山(巳ノ戸山)
9:45 お伊勢山
9:48 鞘口ノクビレ
10:20 ヒルメシクイノタワ
10:39 10:40 鷹ノ巣山
10:53 10:54 鷹巣山避難小屋
10:57 11:01 水場（鷹ノ巣山避難小屋）
11:05 鷹巣山避難小屋
11:29 11:34 日蔭名栗山(日陰名栗峰)
11:59 マワシコミ
13:13 13:16 八丁橋
13:40 日原鍾乳洞バス停
13:40 ゴール地点

天候

雲のある晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日原渓流釣場そばの駐車スペースを利用

コース状況／危険箇所等

◆駐車スペース→登山口→（巳ノ戸尾根）→八丁山→（鷹ノ巣尾根)→鷹ノ巣山
日原渓流釣場そばの駐車スペースから、車道を東日原方面に戻り、稲村岩尾根の登山口を進む。巳ノ戸橋を渡り、少し登った道標のある場所が巳ノ戸尾根への分岐点。作業道から尾根筋に至り、あとはケモノ除け柵に沿って歩く。尾根部分のみの岩場を越えると、八丁山。そこからヒルメシクイノタワまでが鷹ノ巣尾根。八丁山から一旦下り、登り返す。途中、広めの尾根を登り続けるが、踏み跡が少ないため、要注意。木の根の出た急勾配の場所を登ると、稲村岩尾根と合流するヒルメシクイノタワに至る。その後、一般登山道を標高差約170m上がれば、鷹ノ巣山。

◆鷹ノ巣山→日陰名栗山→ヤケト尾根→林道→八丁橋→駐車スペース
日陰名栗山までは石尾根なので、快適な尾根歩き。ヤケト尾根入口は、日陰名栗山から鷹ノ巣山方面に少し戻った、トラロープのある場所になる。尾根筋を探しながら歩くも、当初は、ヤブ漕ぎで、テープもほとんどなく、地図と現状を見比べながら慎重に歩く。ツメ跡のある樹木多数あり、熊除け鈴は必携。広い尾根、幾つもの尾根分かれとなっている上、踏み跡もはっきりしない。標高1200m位になると、ようやく踏み跡がはっきりしてくるが、川に近づくにつれ、登山道は狭く、荒れ放題の道を九十九折りに下って行く。ここは、滑りやすく、滑落すると、谷底に一直線（御臨終）となるので、要注意。橋を超えると、登り返し、しばらく歩けば林道に出る。あとは、道なりに林道を進めば、終わり。

写真

10/18 7:38

周回コースなので、東日原から先、日原鍾乳洞と日原渓流釣場分岐路近くに駐車する。ここがスタート。

10/18 7:46

東日原方面に車道を戻る。途中、稲村岩がカッコ良く見える。

10/18 7:53

車道から、いよいよ登山口。橋は下がった場所にある。

10/18 7:58

巳の戸橋を超えて、登りが始まる。ほとんんど、登りっぱなしのルート。

10/18 7:58

水量は豊富。透明度バツグン。

10/18 8:07

稲村岩尾根を進み、道標がある場所が巳ノ戸尾根への分岐場所。作業道となっているので、最初は、分かりやすい。

10/18 8:15

植樹帯とおもいきや、竹林が出てくる。

10/18 8:19

平らな場所？人工的な雰囲気・・

10/18 8:20

大きな、お釜があった。

10/18 8:21

作業道をしばらく歩き、傾斜が緩くなったあたりで、作業道から分かれ、尾根に向けて、道なき道を歩き出す。

10/18 8:33

尾根に出た。踏み跡もかろうじてあるので、間違いなさそう。

10/18 8:33

高い場所を探しながら、登って行く。

10/18 8:35

展望はないが、ここらへんは歩きやすい。

10/18 8:38

見晴らしの良い場所に出た。左に稲村岩、右に続くのが稲村岩尾根。向うにあるのが、石尾根かな？

10/18 8:47

幹に付いているのは、センサー。ケモノ対策なんだろうな？

10/18 9:09

尾根の上の部分だけ、岩場となる。

10/18 9:10

岩場になると、樹木がなくなるので、展望が一気に開ける。鷹ノ巣方面。

10/18 9:11

こっちは、雲取から続く長沢背稜方面。

10/18 9:11

このとがった尾根の上を歩かないと、落ちる。

10/18 9:11

登山口から、1時間18分。まだまだ、鷹ノ巣は遠い。巻く感じで尾根がつながっているので、しかたない。

10/18 9:12

細い尾根のてっぺんを繋いで歩く。

10/18 9:14

狭い、危ない。マイナールート。

10/18 9:18

少し広い場所に出た。ここが八丁山。

10/18 9:18

お手製の山名板。ここは標高1280m。鷹ノ巣山までの標高差は、あと456m。

10/18 9:18

八丁山頂上全景。もちろん、人影など全くなし。

10/18 9:30

狭い狭い道。

10/18 9:31

紅葉が進み、ときどき、赤い色の葉が。天目山方面を撮影。

10/18 9:31

少し、右に振って、もう一枚。長沢背稜全景。酉谷山と三つドッケあたりかな？

10/18 9:33

悪路の極み。

10/18 9:48

下った鞍部になんか看板が・・通行禁止の先は・・

10/18 9:48

通行禁止の先は、石尾根上にある「巳ノ戸の大クビレ」に向かう道らしい。私は、ヒルメシクイノタワの方に向かう。

10/18 10:16

ときどき振り返ると、急坂を実感する。

10/18 10:16

稲村岩尾根合流直前部分は、スゴイ勾配。木の根が階段代わりとなる。

10/18 10:18

ヒルメシクイノタワに到着。

10/18 10:18

道標に手書きで「ヒルメシクイノタワ」とある。ここで、本日初めて2人の登山者と出合う。鷹ノ巣山まであと少し。

10/18 10:39

一気に登って、鷹ノ巣山到着。駐車スペースからちょうど3時間。稲村岩尾根を歩くより、遠回りとなったが、興味深いルートであった。

10/18 10:39

遠くに、大岳山や御前山が見える。

10/18 10:39

富士山は、雲の中。

10/18 10:40

石尾根を雲取山方面に進む。今日は、石尾根は少しだけ歩く。

10/18 10:41

落ち葉が沢山。

10/18 10:42

本日歩く最後のピーク、日陰名栗山が見える。

10/18 10:45

紅葉を真近に見ながら歩く。

10/18 10:46

キレイ。

10/18 10:49

写真では、紅葉の美しさが出ない。榧ノ木（かやのき）尾根。

10/18 10:53

鷹ノ巣山の避難小屋

10/18 10:56

小屋から浅間尾根沿いに、300m歩くと。水場がある。

10/18 10:56

水量は十分。

10/18 11:08

戻って、再び石尾根を歩く。

10/18 11:20

石尾根上部は、防火帯機能を持たせるため、広くなっている。

10/18 11:24

日陰名栗山そば。

10/18 11:25

左端が鷹ノ巣山。榧ノ木（かやのき）尾根の奥に、奥多摩三山が並んで、うすく見える。

10/18 11:26

そこで、奥多摩三山をアップしてみた。

10/18 11:29

登り返しはなかなかツライが、あと少し。

10/18 11:30

日陰名栗山に到着。鷹ノ巣山から約50分。水場に寄り道したので、そんなもん。

10/18 11:30

日陰名栗山から雲取山方面を撮影。

10/18 11:30

奥が雲取山だと思う。七つ石は、手前の高丸山で隠れているということか・・・

10/18 11:34

ちっちぃけど、重厚感あり。

10/18 11:37

日陰名栗山から少し戻って、名残惜しい鷹ノ巣山を最後に一枚撮影。

10/18 11:38

ヤケト尾根入口。トラロープが目印。バリエーションルートだから・・。

10/18 11:46

いきなり、ヤブ漕ぎの洗礼。

10/18 12:01

あちこちの幹には、爪跡が・・・。ラジオの音量を最大MAXにする。

10/18 12:09

踏み跡なんて、見当たらない。

10/18 12:25

広い尾根でここら辺は、下草がないが、どこが登山ルートなのか、全く分からない。尾根筋を慎重に選んで進む。

10/18 12:31

ヤケト尾根は、なかなか面白い。

10/18 12:36

やわらかい土で足には優しいが、精神的には良くない。

10/18 12:39

川が見えてくると、ようやく、登山道が出てくるが、その分、滑落の危険大となる。

10/18 12:40

北斜面だから、湿気があるのだろう・・

10/18 12:41

北側正面の天目山方面。だいぶ下ってきた。

10/18 12:42

荒れていて、やわらかくて、狭くて、命の危険を感じる。北アルプスの登山道より危ないかも？

10/18 12:50

滑れば、下を流れる沢に間違いなく落ちる。

10/18 12:52

日原林道沿いの川がすぐそこ。橋は・・・

10/18 12:52

左を向いたら、橋発見。

10/18 12:53

ほとんど利用されない、橋。

10/18 12:53

苔ですべすべ。ここで沢に落ちたら、シャレにならん。

10/18 12:53

沢はキレイ。

10/18 12:59

林道が見えてきた。その手前に看板。

10/18 12:59

看板を見れば、通行禁止の表示。ヤケト尾根は、ワイルドだった。

10/18 12:59

ヤケト尾根登山口は、通行禁止の看板以外、一切の表示はない。

10/18 12:59

あとは、林道を約40分あるくだけ。

10/18 13:12

天目山登山口そばのゲート。

10/18 13:13

天目山登山口。道標がリニューアルされていた。

10/18 13:16

八丁橋そばの駐車スペース。5，6台は停められる。

10/18 13:40

日原鍾乳洞分岐まで戻ってきた。

10/18 13:41

このそばに駐車していた。おしまい。

撮影機器：

EX-ZR200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

MUSICA001

当初は、鳩ノ巣に車を停め、電車とバスで川乗橋から鳥屋戸尾根、エビ小屋山南稜を歩く予定だったが、寝坊して出発が遅れてしまった。
仕方なく、川乗橋付近に駐車しようとしたが、渓流釣場の駐車場は、有料で1000円もする。その値段なら駅前に停めればよかったが、後の祭り。こういうときは、「縁がなかった」と思って、行き先を変更することにしている。

で、急遽、以前から考えていた、巳ノ戸尾根→鷹ノ巣尾根で鷹ノ巣山に行き、ヤケト尾根を下る周回コースを歩くことにした。
案の定、この尾根部分に、登山者は皆無で、静かなハイキングが楽しめた。多少、滑落、道迷いなど、危険性の高い場所ではあったが・・・。

コメント

borav64m

むちゃくちゃ速いですね。
ヤケト尾根は昨年の２月に登りで使いましたが、くじけて途中の平地で雪の上にテントを張ってしまいました。おかげで翌早朝には無音で空を飛ぶフクロウと立ち枯れを叩くキツツキを見ることができました。確かに川周辺では滑落したら怪我ではすまされないと思いました。しかし速いですね。私ならこの季節でも１泊２日です。

MUSICA001

Re: むちゃくちゃ速いですね。
borav64mさん、コメントありがとうございます。
ヤケト尾根を登られたとのこと、それは大変だったのではなかったと推察します。
あそこで、テント泊する勇気は、私にはありません。動物の痕跡だらけでした。

奥多摩のバリエーションルートって、楽しいですよね。
それだけ、多くの尾根道があるということなんだと思います。
おススメのルートがあったら、教えてください。レコを参考にしたいと思います。

borav64m

Re[2]: むちゃくちゃ速いですね。
ムジカさんの記録を閲覧させて頂きました。
写真を拝見してもトレラン並みですね。
こんなに速く歩けたら世界が広がるでしょうね。
私はまだ記録を掲載したことがありませんが、私ほど遅い記録保持者もいないので
今度載せてみようかと思います。

４年前に知床岳に行った時に羆の恐怖を味わってから、本州の山では怖いものなしです。

お勧めは奥多摩ではタワ尾根〜酉谷山〜矢岳〜武州中川
山の神尾根〜六石山〜イソツネ山〜境橋
尾瀬では至仏岳〜平ヶ岳が積雪期はスキーで簡単にいけますが、夏でガスっていると
ススヶ峰の下りで悩みました。

東京交響楽団と言えば熊谷弘が芥川也寸志の「宿命」を演奏したところですね。
いいですね。

ムジカさんは頭の中で「アメリカ」あたりを回しながら歩かれているのでしょうか。
わたしは「ペールギュント」です。（笑）

MUSICA001

Re[3]: むちゃくちゃ速いですね。
borav64m さん、おススメコース情報、さっそくありがとうございます。

タワ尾根は、下りでは使ったことはあるのですが、登りも楽しそうですね。
クルマ利用派なので、突き抜けるコースが選択できないのが弱いところです。
山ノ神尾根、私も注目し始めていたところです。イソツネ山ですね。
ぜひ、歩いてみたいです。
ありがとございました。

borav64m さんは、行動範囲の広さとともに、豊富なバリエーションの持ち主とお見受けしました。
特に、平ヶ岳は、林道から日帰りピストンはしたことありますが、
至仏からだとスゴイ距離があるのではありませんか？尊敬します。
私は、平ヶ岳には、もうこりごりしています。

クラシック音楽にも造詣が深いのですね。マエストロ小泉和裕が大好きなんです。
ちなみに、私の頭の中は、ブラームスのヴァイオリンコンチェルトがグルグルしています。
今週末は、日本音楽コンクールバイオリン部門の本選、楽しみです。

borav64m さんのレコ登録、楽しみにしています。

なお、私の歩行速度は、結果としてそうなっているだけで、
タイムが短いのは、休まないで、タラタラ歩いていることによるものです。