鍋倉山
- GPS
- 04:52
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 754m
- 下り
- 759m
コースタイム
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道に上がるまでのところは雪が切れていて板を外す必要があったが、林道沿いに歩けば雪切れはなし。それ以外のところはスキーをするには積雪は十分。雪質はざらめ。 |
写真
感想
温井の除雪最終点付近には6時頃到着。気温1℃。快晴予報の土曜日なので先客がいるかと思ったが、今日一番乗りだった。支度をしている間も誰も来ず、ひょっとして既に賞味期限切れか?と思った。6:26に行動開始しても相変わらず誰もいない。が林道を少し上がったあたりで振り返ると何台かクルマが到着していた。少なくとも我々だけではないようだ。クネクネの林道を歩くが既に雪が切れている箇所があったり、雪が繋がっていても枝が立ち上がっていたりして通過に難儀した。快適に通過するにはやはり時期としては既に遅いのだろう。アスファルト道路まで上がるとその後は雪もしっかり残っていて快適な歩行ができた。雪は残っていてスキーをする分には不足していないが、やはり雪は汚れていた。既に4月だし、もう新雪が降る季節でもないのでこれは致し方ない。天気は予報どおり快晴。しかも無風でこれも予報どおり。今日は寒さ対策よりも暑さ対策と思っていたが、そのとおりになった。夏用の帽子に、シャツも無雪期のものを着てきたので、通気性もありその点は快適だった。林道と途中で離れて鍋倉山と黒倉山の鞍部付近を目指しつつ進む。クルマが全然駐まっていなかったので、山中で見かける人も誰もいない。ここまで貸し切り。Zさんは寝不足の上谷川岳で負傷したため、歩き出しはペースが悪かったが、悪いなりに進めるようになってきたのか、いつの間にかペースが戻っていた。それでも寝不足と暑さで辛そうなので、行けるところまでとした。
残雪の斜面を進むとお待ちかねのぶなのゾーンに入る。これを見に来た。これを見たかった。残雪も歩き出しのところは汚れていたが、標高が上がるに連れてきれいになってきた。新雪のパウダーとは比べものにはならないが、標高の低いところのドロドロの雪よりはずっときれいだった。ぶなの森は周りをみながらゆっくり歩くのがちょうど良いと思う。今日はZさんがヘロヘロだったため時折止まって待ちながらだった。あちこち眺めたり写真を撮ったりすることができた。雪質もざらめなので、シール登高で緊張する場面もなく、気楽に歩くことができた。鍋倉山と黒倉山の鞍部付近に登り上げれば遠くまで見渡せるかと思ったが、この時期恒例の春霞のため遠望は効かなかった。水蒸気と花粉のせいだろうか。自分は少し巻き気味に鞍部に乗り上げたが、つぼ足アイゼンのZさんは途中から斜面を直登し始めた。どちらが先に上がれるかと思ったが、やはりへろへろよりは自分のほうが速く、稜線で少し待つことに。稜線に上がったところでZさんはなにやらアイゼンの調整をし始めた。先に進んで良いとのことなので、そのとおりにさせてもらう。最後鞍部から少し進んで無事鍋倉山の山頂に到着。9:21だった。出発からは3時間弱。ずいぶん時間をかけたので、後発に追い抜かれたかと思ったが、山頂には誰もいなくて無人だった。貸し切り。これで遠くまで見えたらなお良かったが、こればかりは致し方ない。座って今日最初の大休止。持参したたい焼きを食べていると少し遅れてZさんが山頂まで上がってきた。寝不足でふらふらでも山頂まで到達するあたりはさすが。相変わらずモチベーションが高い。ただやはりくたびれたようで、ひとしきり山頂からの眺めを見た後は、座り込むどころか寝転んでいた。天気は相変わらずの快晴。しかも山頂に至っても無風なので、確かに昼寝でもしたくなるような陽気だった。山頂からは辛うじて妙高山などが見えたが、それも霞んでいた。もっとはっきり周囲の山々を見たければ、やはりもう少し寒い時期に訪問する必要があるのだろう。
山頂にて休憩しつつ下りの準備をする。自分はスキーなので念のためジャケットを着てヘルメットとゴーグルまで付けるが、Zさんは下りもつぼ足アイゼンなので軽装のまま。下りでも暑いと思うので、ジャケットは確かに要らないだろう。支度が終わった9:51に下山開始。山頂付近には30分ほど滞在したが、結局この間誰も上がってくる人はいなかった。下りはお待ちかねのざらめ滑走。登りで確認した限り凍結箇所はなく、自分の技量でも楽しめそうだったが、やはり楽しく快適だった。つぼ足のZさんを待つので時折止まって足を休めつつ進む。山頂に近い、標高の高い所が今日はやはり快適で、特にぶなの森の中は日射が遮られるためか、滑らない雪質にもなっておらず楽しく下ることができた。やはりぶなの森のスキーは楽しいと再認識した。森を下っていると登りのスキーヤーと続々すれ違うようになる。自分たちの出発が早かっただけで、やはりまだこれだけの残雪があれば登ってくる人は多いようだ。見かけた限りでは、多くの人がスキーやボードで来ていて、普通の登山の人は少数派だった。ぶなの森を抜けると日射と雪面からの照り返しが強く、暑く感じるようになった。しかも傾斜が緩くなるのでスキーではあまり進まない。つぼ足のZさんとペースがあまり変わらない。それでも林道に至ればさすがにスキーのほうが速いので、適当なところで先行させてもらうことにした。が、先に進むとは言ったものの、林道の斜度が緩くて案外進まない。漕ぐのを繰り返して何とか進み11:11に行動終了。クルマは10台ほどに増えていた。少ししてZさんも到着。緩い林道だとつぼ足とあまり変わりなかった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する