白沢峠から大菩薩嶺へ 多摩水源界西南編
- GPS
- 07:18
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,939m
- 下り
- 2,048m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:59
天候 | 晴れ (大菩薩到着時には南側は雲に覆われていました) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車は、地元始発5時14分発ー伊勢崎線・武蔵野線・立川から中央線に乗りついで塩山8:12着。 西沢渓谷行きのバス始発8:30に乗車して白沢橋にて9:20下車(1030円)停車場所は乾徳山登山口と西沢渓谷のみ。白沢橋は運転手さんにあらかじめ依頼しておきました。 帰り 大菩薩の湯バス停より乗車し塩山へ300円也。時刻表だと私が乗れそうだったのが、16:40と19:05のみ。何とか間に合いそうだったので最後の下りは頑張り、温泉は15分のみの入浴でしたが16:40に間に合いました。 塩山からは各駅停車で立川まで戻ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図24 大菩薩嶺 全体を通して危険箇所はありませんでした。 ●白沢橋〜白沢峠 白沢橋からは沢沿いに林道を歩きます。途中左手に白沢峠のマークがあるところから登山道になり、急坂を登ることになります。 白沢峠には名物の廃トラックがあります。いつ頃、誰がこんなところに乗り捨てたのでしょうか。 ●白沢峠〜倉掛山〜藤谷ノ頭〜柳沢ノ頭〜柳沢峠 倉掛山までは防火帯を登りで歩きやすいです。樹林に囲まれてますが、斜面では奥多摩方面の山々がきれいに見えます。 倉掛山からは大菩薩方面の展望もよく、富士山も遠望できます。ゲートまでは防火帯を歩くため道は明瞭です。ゲートを通ると林道への道と藤谷ノ頭へ正面にまっすぐ歩く道があります。 ●柳沢峠〜丸川峠〜大菩薩嶺 柳沢峠には広い駐車場があり、お店・トイレがあります。ちょうど鞍部になっているため展望はありません。お店ではうどんやそば、ソフトクリームが飲食できます。自販機もあり。 柳沢峠からはしばらく緩やかな登りです。登山道は明瞭です。樹林帯で展望はありませんが、南アに負けない苔のきれいな場所がところどころあります。途中何か所か峠名が記載された道標があります。 丸川峠から大菩薩は人気ルートだけあり、踏み後明瞭です。樹林帯で山頂まで登山道からの展望がないのが残念です。 ●大菩薩嶺〜裂石 山頂から5分ほどで展望が開け雷岩があります。ここから福ちゃん荘に下る登山道は結構急斜面です。時間があれば大菩薩峠への稜線歩きを楽しんだほうがよいかと思います(今回みたいに展望がない時は別ですが…)。 |
その他周辺情報 | ●温泉 登山口から10分位降った場所にある大菩薩の湯にて汗を流しました。610円也。 貴重品ロッカー、ドライヤー有り 休憩室、自販機、食事、土産物売店有。 |
写真
感想
以前はピークを踏むことを楽しみに山を歩くことが多かったのですが、最近はそれもいいけど、稜線を繋ぐ充実感に目覚め、マップを見ながらどこを繋ごうかを計画するのが楽しみになっています。
その中で多摩水源界を歩くのが最近のテーマに1つ。多摩水源界とは、奥多摩を囲む山域でこの峰から流れたしずくが沢となり奥多摩湖になる流域です。既に何回かに分けて日帰り、避難小屋泊、小屋泊と何度か歩いていますが、西側は取り付きづらいルートでいつ行こうかタイミングを見計らっていました。予定していなかったのですが、天気も良かった為前日に計画してチャレンジしました。
今回のルートでは、登り始めが9:20と遅く、秋の日が短くなってきている時期では行動時間が短くなり若干心配だった。まーいざとなれば柳沢峠、丸川峠とエスケープのルートがあるので、気分的には楽。最初の登り始め、林道が終わったあたりから急坂となるが、ここでコースタイムを短縮できるかが後々の行程の目安となるのでガンガン歩く。コースタイムの約半分で白沢峠に到着。この峠の廃トラックは2度目となるが印象に残る景色だ。
これで大分時間が読めた。このペースなら大菩薩まで届くだろうと休憩もそこそこに出発。白沢峠からは防火帯歩きとなるがこの辺の標高は紅葉が見ごろ。しかも防火帯であるため所々展望が利くのは気持ちよい。しばらく歩くと倉掛山のピークに到着。ここを目指すパーティー1組と単独1名とお会いした。マイナーな山だと思っていたが、奥多摩の山々や富士山の展望がありなかなか良い。また、今回の目標の大菩薩嶺もこのアングルで見るのは初めてで嬉しい。
ここからは紅葉を楽しみながらも早いピッチで歩く。ゲートでは林道へのコースと三窪高原へのルートがあるがせっかくなので高原方面をチョイスした。この高原はつつじが有名のようなので、初夏に来てみたい山になる。展望台からはなかなか良い景色だ(残念ながら雲で富士は見えず)。
柳沢峠では自販機に売店。今回は時間が無いので食堂で食べる時間も持たず、炭酸飲料で喉を潤し、行動食の羊羹とレーズン、柿ピーでエネルギーを補充し出発。柳沢峠から丸川峠まではいくつかの峠を越えるが、ここでは誰にも会わなかった。展望は全く無いが、見事な苔の地帯が複数有り癒される登山道だった。コースもそれほど急ではないので快調に飛ばす。思いの早く丸川峠に着いたので、予定通り大菩薩への急坂へ足を進めた。
さすがに人気の山とあって頂上から丸川峠に下りてくるパーティーには数組あった。それでも時間帯的には、既に下山している人が多いだろう。山頂まで休みなく頑張り、ピークにたどり着いた時には1組いたのみで静かなものだった。雷岩で休憩。ガスで展望が無い中コースタイムを計算していると、ギリギリ16:40塩山行きのバスに乗れるかもしれないという事実が見えてきた。富士を見る稜線歩きなら大菩薩峠まで行こうと思っていたが、ガスで展望が無いので1本早く下山できる方を優先して、大急ぎで出発。上日川峠でバス待ちの方が多数いたがやはり温泉で汗を流したいワイは裂石まで歩いて下った。なんとか20分前に大菩薩の湯に到着して、そそくさと汗だけは流しビールを買って停留所へと急ぐ。ギリギリセーフで今回の計画も達成。
多摩水源界もこれで後は大菩薩と三頭山の稜線を残すのみとなりました。残りは2回に分けて歩きたいと思いますが、今年中に出来るか他の山との兼ね合いを見て決めようと思います。山は逃げませんし。
●多摩水源界の歩いたルート
北東部:奥多摩縦走 長沢背稜を歩く (さわらびの湯〜棒ノ折〜蕎麦粒山〜一杯水避難小屋〜天目山〜酉谷山〜雲取山〜飛龍山〜熊倉山〜丹波)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-366562.html
北西部:飛龍山から笠取山 将監小屋で待ち合わせのはずが・・・ (丹波〜飛龍山〜竜喰山〜将監小屋〜唐松尾山〜笠取山〜白沢峠)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-477454.html
西南部
今回のルートである白沢峠〜大菩薩嶺
南部
奥多摩三山縦走 天気に恵まずも体力的に満足できたコース(御岳山〜御前山〜三頭山)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-254448.html
東部
棒ノ折山〜高水山〜青梅丘陵縦走
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-347605.html
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