大旗山(↗黒岩尾根、↘鶴者峠、伊太祁曽神社から反時計回り)【高野、和歌山県】
- GPS
- 04:15
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 331m
- 下り
- 334m
コースタイム
伊太祁曽神社参詣 917/924 ― 和田川沿いにて「竹の里みかんの里ハイキングコース」から分岐 947 ― 観音寺集落で旧道へ 1006 ― 観音寺への分岐点(A) 1008 ― 山道への分岐(B) 1015 ― 沢奥で諦め 1037 ―(B) 1050 ― (A) 1056 ― 観音寺 1100/1111 ― 電力保線道と離合 1126 ― 宝光寺跡 1138/1146 ― 道を疑い斜面に取り付く 1150 ― 鶴者峠への道に合流 (C) 1157 ― 大旗山 1201/1220 ― 鞍部で黒岩道分岐 1226 ― 鶴者峠 1237 ― 山道から作業道へ 1247 ― 県道138号横断 1315 ― 伊太祁曽神社 1333
●行動時間 04:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山=加太港)…友ヶ島フェリー休航を確認 (加太港=伊太祁曽神社) 伊太祁曽神社―観音寺―黒岩道―大旗山―鶴者峠―大河内―伊太祁曽神社 (伊太祁曽神社=和歌山) ●登山口へのアクセス ○伊太祁曽神社 ・和歌山市内から県道13号で、あるいは阪和道「和歌山南IC」から県道13号で近づくことができる。西から来た場合には、「伊太祁曽駅北」交差点を右折するとすぐに伊太祁曽駅前駐車場がある。駐車場から神社までは徒歩約5分。料金は200円 ・鉄道の場合には、JR和歌山駅から「和歌山電鐵」の電車に乗り換え、「伊太祁曽駅」へ。昼間は概ね30分に一本、320円 (2023.4現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○伊太祁曽神社〜観音寺 ・舗装された小径を行く。途中までは、「竹の里みかんの里ハイキングコース」の標示に沿って進む ・和田川にぶつかるところで、同ハイキングコースは左手へ通れるが、大旗山へ行くならば右へと進む。その後も舗装された車道を進む ・観音寺集落の入口付近で現道から旧道へと入る。入って200mもなく現れる山側への分岐点で左折。道奥には観音寺があり、突き当たる ○観音寺〜黒岩道〜大旗山 ・観音寺の前庭で左へと180°折り返し、つづら折りを登っていく。しばらくは農業車の轍もある作業道。竹林などを見ながら緩く登る。「火の用心」看板のある電力保線道と離合する地点からは、水平道が続き、やがて宝光寺跡に至る。宝光寺跡を左手に見ながら再び登りに。道なりに進むと尾根の鶴者峠への道に合流する。登り側に進めば山頂 ・途中にはテープ等の誘導はない。道は不明瞭だが、踏み跡としては確認できる程度 ・何よりも倒木が多数放置されており、歩きにくくかつ道迷いも引き起こしやすい ○大旗山〜鶴者峠〜奥の池 ・山頂から先ほどの道を進み、そのまま道なりに下降すると鶴者峠。途中にはテープ誘導があるが、こちらにも倒木は多数ある ・鶴者峠からも倒木の目立つ道を進む。奥の池が見えてくると、ようやく光が差すような竹林になり、奥の池の脇を進むとやがて道は舗装路へと変わる ○奥の池〜伊太祁曽神社 ・お勧めハイキングコースは、途中右折し大谷峠から大池遊園に向かうようになっているが、その分岐点を右折せず、直進すると伊太祁曽神社前へと続いている ・途中集落を抜ける旧道をうまく繋ぐと短絡的に進むことができる (いずれの記述も2023.4現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・伊太祁曽駅北交差点付近にあるコンビニまで、県道13号沿いには多数ある ・飲食店も和歌山市街方面には多数ある ●日帰り温泉 ・和歌山市内には、花山温泉、紀三井寺付近、市街など複数の日帰り入浴施設がある。海南市にもある (いずれの記述も2023.4現在) |
写真
感想
今日は会社のハイキングメンバーで友ヶ島を目指していた。ところが、あいにくにも強風予想のために舟は全便欠航。致し方なくPlanBに変更することにした。
大旗山はそんな由縁で選んだのだが、事前の情報収集不足は否めない。さしあたり伊太祁曽神社〜歩き出してみたものの、ガイドブックでは逆の大池遊園から歩くことを見込んでいた。
伊太祁曽神社に参拝し、神社正面を出たところにある「竹の里みかんの里ハイキングコース」といううハイキング標示に従い出発。しばらくはこのコース指示のお世話になる。歩くのは小径ながらクルマも通る程度のもので、集団で歩いていると、時折クルマをかわさなければいけない。里山歩きならではの光景だ。やがて道は竹林へと進む。新緑というわけにはいかず、枯れた葉や色づきの悪いものが目につき、まだきれいさは感じない。
抜けてしばらくは車道歩き。大旗山への登山口として目指してきた観音寺集落にさしかかり、左斜め前方へと分岐する旧道に進む。
山側への分岐をいくつかやり過ごし、集落を過ぎたところでいよいよ大旗山を目指して左折する。
この道は最初のうちこそ順調に高度を上げていくのだが、畑への出入り者が尽きた頃から荒れ始め、程なく渓流崩れと倒木により前途が途絶してしまった。あとほんの少しのことで上部の水平道にたどり着けるのではないかと思ったが、今日は単独行ではないので、無理はしないことにした。
ここでヤマレコの記録を探ると、過去の実績を持つのは、この道ではなく、最初の分岐点〜から山へと入る道だったようだ。やむなく撤退してそこまで引き返す。途中でバイクのおっちゃんが道教えるよと言って追い越していったが、こちらを待つ様子は全くない。どこへ行ったかも判らないまま、最初の分岐を曲がって山へと進む。
すると先ほどのバイクのおっちゃんが傍らの畑にいる。この先の道がいかにややこしいかを何度も繰り返す。さすがに三度も聞かされると、粗方覚えてしまった。それを頭に置きつつも、すぐ先の観音寺で小休止。ガイドに出てくる観音寺はここのようだ。頼りにしていた国土地理院地図にはお寺マークがない。これでは見落とすわけだ。
お寺の前で折り返すようにジグザグの作業道を登っていく。たけのこの目立つ竹林を横目に登りが一段落した頃に電力保線道と離合。あちらはこちらの道など知らぬ程でせっしてまた別の方向へと登っていく。こちらは殆ど水平の道を進んでいく。やがて、先ほど撤退を決めた道の先との合流点付近となるが、やはり、そちら方面には踏み跡らしき痕跡は全く見当たらない。登り直してよかったと思う。
ほどなく宝光寺跡と思しき平地に出る。今は遺構もなく、平地も大木に占有されてしまっている。ふと見ると、灯籠の残骸なのか、下降された石がいくつか見える。
見渡したのちにさらに先へ。ほどなく山頂付近と思うところで道は見当違いへと巻き始める。怪訝に思い、道なき斜面を直接登る。斜めに登っていくと、鶴者峠からの道と思しき道に合流。それを伝って山頂へとたどり着いた。
山頂には白いきれいな山名標がある。しかし、一体は草ぼうぼうで、このままだと夏頃には山名標も隠れるほどに育っているかもしれない。
眺めのないその広場を後にして、来た道を戻る。ロスタイムが大きいので、最短コースで伊太祁曽に戻ろうという考えだ。
先ほど合流した地点よりもさらに下ると、黒岩を分岐する標示が現れた。どうやら先ほどの登り道が巻き始めたのは正解で、ここで合流するようにできていたようだ。無理に駆け上がることはなかった。
鶴者峠への下りはテープもある。先ほどの怪しい山道とは大違いだ。しかし、倒木放置は同様で、それは鶴者峠を過ぎてからも続いていた。
竹林の隙間から奥の池が見えるようになり、池も過ぎようかという頃、道は作業道のようになった。そこからは、作業道、舗装路、県道を経て伊太祁曽へと戻ることができた。
予習不足とはいえ、低山だからとなめていたらとんでもなかった。低山だからこそ、足跡を確認して生きた道を行かないと危険だなぁと改めて思った。
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