雲取山(奥多摩駅発丹波山温泉着)
- GPS
- 33:32
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 3,007m
- 下り
- 2,741m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:35
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 9:39
天候 | ◆10/25 晴れ ◆10/26 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●電車 04:47 立川駅 06:00 奥多摩駅 ◆復路 ●バス 15:47 丹波山温泉BS 16:45 奥多摩駅BS ※10/1で時刻表改正< http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/hiking_okutama20141001.pdf > ●電車 16:57 奥多摩駅 17:56 立川駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■奥多摩駅→六ツ石山 駅から国道411号線を右折し、信号の先の右手にtime'sというコンビニの脇を登る。 舗装路から羽黒三田神社表参道の指導標に従い一旦登山道を登り出し、神社を経由して再び舗装路に出て再度登山道入り口に至る。 九十九折りに登り坂を進み、石尾根縦走路に出て杉の植林帯を進み、分岐で進路を左にとると広い山頂の六ツ石山に到着する。 ■六ツ石山→鷹ノ巣山 六ツ石山山頂から石尾根縦走路に戻り、鷹ノ巣山を目指す。 始めは日当たりの良い、なだらかな登山道が続き、水根山山頂直下は、勾配が急な広い登山道が伸びている。 水根山山頂を過ぎると倉戸山・水根との分岐を経て、鷹ノ巣山が見え始め、徐々に勾配がきつくなり鷹巣山に到着する。 振り返ると防火帯の登山道の先に、水根山、六ツ石山が望める。 鷹ノ巣山山頂も広く、南から東に渡って開けている。 ■鷹ノ巣山→雲取山 鷹ノ巣山山頂から西に延びる勾配が急な登山道を下ると鷹ノ巣山避難小屋に至る。 避難小屋からしばらく進むと日陰名栗山を通る登山道と山頂を経由しない巻き道に分岐する。 巻き道は南に面し、傾斜はほとんどない登山道を歩ける。 七ツ石小屋との分岐、傷みの激しい七ツ石神社を経て七ツ石山山頂に至る。 七ツ石山山頂からは、ブナ坂やその先に延びるヨモギノ頭、雲取山が望める。 七ツ石山からブナ坂を経由してヨモギノ頭まで広い防火帯の登山道が延びている。 ヘリポートの先には、テントサイトがあり、更に進むと右に奥多摩小屋がある。 小雲取山手前の急登を過ぎると雲取山避難小屋が見えだし、ケルンを登山道右側に見て、最後の登りで避難小屋に至り、右に50mほど進むと雲取山山頂に到着する。 ■雲取山→禿岩 雲取山から西に延びる稜線が奥秩父主脈縦走路と呼ばれている。 雲取山避難小屋から九十九折りの細い急勾配の下り坂が始まる。 道がなだらかになり、三条ダルミ、ぽっかりと開けた狼平、北天のタルを経て飛龍山への分岐と続き、その先に飛龍権現の分岐に至る。 飛龍権現からさらに進むと禿岩に到着する。 ■禿岩→丹波 飛龍権現まで戻り岩場の急傾斜を下る。 傾斜が緩くなり、前飛龍を過ぎると再び傾斜がきつくなる。 その後はゆるゆると樹林帯の中を下りサオラ峠に至る。 丹波天平(たばでんでいろ)に向かう登山道と別れて九十九折りの植林帯を下り、畑に出くわす。 農作業用の舗装路をたどって集落を抜け、国道411号線を東進すれば道の駅たばやまの駐車場を示す看板があり、その先に丹波山温泉のめこい湯に到着する。 |
その他周辺情報 | ◆日帰り入浴 丹波山温泉・のめこい湯 http://www.nomekoiyu.com/onsen/ |
写真
装備
個人装備 |
標準的なテント装備
|
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感想
★計画
「石尾根を歩きたい」と思い奥多摩駅から雲取山を目指すことに。
また、奥秩父の紅葉も見ごろを迎えているころで、静かにのんびりと紅葉が見られるスポットとして飛龍山の先、禿岩へも足を延ばすことにしました。
★石尾根
石尾根は、そのほとんどは樹林帯の中です。
木漏れ日の中の登山道は、程よく風が抜けて気持ちがいい。
数日前に降った雨が土の香り乗せて湿った空気となって立ち昇ってきます。
鷹巣山まではたった一人の登山者にしか会わず、静かに山歩きを楽しめました。
鷹巣山山頂手前で富士山が姿を現し、登山道の脇にはススキが風でたなびき秋を感じさせます。
少し雪を頂いた富士山とマッチした見事な光景でした。
日陰名栗山や高丸山のピークは巻き、高低差のない南面の登山道を快調に進みます。
ブナ坂から人通りが多くなり、急に賑わいだします。
奥多摩小屋では13時前だというのに5張ほどのテントが立ち並んでいます。
この様子だと雲取山荘のテン場も混雑しそうだ、とペースを上げて小雲取越え。
締めくくりとして雲取山避難小屋脇から石尾根を見下ろしたいところでしたが、明朝に譲ることとし先を急ぎました。
★テン場
「混雑するから詰めて張ってください」
雲取山荘で受付をすると山荘スタッフさんから告げられました。
思ったとおりお客さんが多そうです。
小屋の先、登山道と平行に整備されたテン場に向かいます。
小屋に近い場所で、4人組の若者の隣に陣取らせてもらいました。
設営を終えるとテント内でゴロリと横に。。。ちょっと疲れました。
4人組は楽しそうにハリーポッターの話をしている。
(そうそうドラコ・マルフォイが・・・)
(魔法の呪文は・・・)
いつの間にか眠ってしまったようです。
気付けば16時半。
2時間ほど眠ったことになります。
クラリネットの音色だろうか、どこからともなく聞こえてくるのをBGMに一人夕食の支度を整え、胃袋を満たしました。
★石尾根を見下ろす
2日目は時間に余裕があるのでゆっくりと6時に出発しました。
まずは雲取山避難小屋脇からの石尾根見下ろしです。
七ツ石山や鷹巣山の山並み、行き交う登山者を眺めます。
気温は10℃と暖かい。
カラマツの葉が黄色く色づき、輝いて見えます。
この時期、この時刻ならではの光景を飽きずに見て過ごしました。
★禿岩
石尾根見下ろしは、また近いうちにと、今度は禿岩に向かいます。
禿岩は東西に走る登山道から南に突出した岩場です。
禿岩に到着すると先客が2人いましたが、すぐに、ワタシと入れ替わりで発ってしまったので禿岩を独占できました。
赤や黄色、黄緑のモザイク模様が眼下に広がっています。
遠く甲武信ヶ岳まで奥秩父主脈が連なり、八ヶ岳や南アルプスも横たわっています。
この夏、訪れた山々を眺めながらその時見た光景や思い出が鮮明に蘇えってきました。
錦の色鮮やかな奥秩父の大地を見下ろして2時間過ごしました。
遠くの峰々を目で追いながら「また行こう」と言い残して禿岩を後にしました。
★暦
東京(東京都)
2014年10月25日(土)
日の出 5:56
日南中時 11:25
日の入り 16:54
月の出 6:56
月南中時 12:25
月の入り 17:50
正午月齢 1.2
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
LArc さん、こんばんは。
雲取で一泊して、飛龍山・禿岩など回って丹波山へ下るコース、ブナ坂から雲取山への賑やかなルートを除いて、静かに紅葉を楽しめるこの時期のゴールデンコースですね。
奥秩父の山々の紅葉、石尾根のカラマツなど、綺麗な写真が沢山並んでいてとても良いです。
いつもコメントありがとうございます。
正に黄金色に輝く ゴールデンコース でした。
携帯で撮影したので色味があまりよくないのですが、本当はもっと鮮やかで
気持ちがアガル情景でした。
まだしばらくは楽しめそうなので、ぜひ足を運んでご覧いただければ、
期待を裏切らない光景を目にすることができると思います。
LArcさん、はじまして。
サオラ峠からの下りの途中、追い越して行かれた方では?サオラ峠の写真に、飛龍から抜きつ抜かれつの御夫婦?が写っていたので時間を見てみました…。靴擦れが痛く、シューズの紐を調整していた所で挨拶をした者です。そして禿岩にお一人で居られた方はたぶん…帰りのバスも同じだった様です。私は留浦で降りるので前の方に座ってました。
LArc…?何故か記憶にあるヤマレコネーム…私のマイページ、ユーザーメニューのお気に入りの中に、「奥秩父主脈一気縦走〜」のレコの保存がありました(笑)。
(初心者の私が言うのは烏滸がましいですが)行かれている山域が少し似ているようです。また何処かですれ違いたいですね…今後とも、素敵な山旅を 。
はじめまして!そして、サオラ峠から九十九折りの下り道ではお先に失礼いたしました。
青ザック&大きな青マット・・・ワタクシでございます。
休憩しているようには見えなかったので、大丈夫かな、と思ったのですが、靴擦れでしたか。
お声掛けせずにごめんなさい。
絆創膏かテーピングがすぐに出たのでお渡しすればよかったですね。
このコース、奥多摩駅から禿岩まではお気に入り登録いただいた奥秩父主脈一気縦走と同じなのです。
その時のことも思い出しながら禿岩から甲武信ヶ岳を眺めていました。
山域が似ているのでしたら、またお目にかかれそうですね。
お会いできるのを楽しみにしています。
石尾根も、雲取界隈も、秋ですねー。
そして、テン場の縦列テント、絵になってます
そして、禿岩に2時間!!
きっと、ゆっくりとした時の流れだったのでしょうね。
山で山を振り返る。なかなかステキな時間ですね
ちなみにタバスキーは、ゆるキャラになっているのでしょうか!?
やる気なさそうなお出迎えが、なかなかです
いつもコメントありがとうございます。
燃えてましたねぇ〜奥多摩!
秋真っ盛りでした。
そんなイイ時期なので雲取山荘は小屋もテン場もたくさんの方が泊まっていました。
大好きな雲取山がこんなにたくさんの方々から愛されているというのもウレシイものです。
標高約1600m〜1700mが 紅葉の盛りで、見下ろせるポイントからは秋色パッチワークが見事でした。
特に禿岩は奥秩父の大地が眼下に広がっている絶好の場所なのです。
タバスキーは、人が入るゆるキャラになっているようです。
http://matome.naver.jp/odai/2137730539928601601/2137730629928827303
丹波山村の電柱には黄色のタバスキーを中心にレアなピンクもいるようですので、
訪れた時には見上げてみてください。
こんにちは。
今年もまた雲取山の季節が巡ってきましたね〜
そろそろ行きたいなぁ、と、自分も思っていたところでした。
石尾根までの道も紅葉が始まって、さぞかし綺麗なことでしょう\(^o^)/
素早く行動できると、個々での時間もゆっくり取れていいですねぇ。
禿岩で2時間はうらやましい、でも、寒くなかったですか??(笑)
私も好きな場所なのですが、そこまでのアップダウンが鬼だったなぁ…(>_<)
と、二の足を踏んでいますσ(^_^;)
いつもコメントいただきありがとうございます。
禿岩はイイ場所なのですが、行き着くまでが大変ですね(´・ω・`)
雲取山からでも結構距離がありますし、おっしゃるとおりアップダウンも。。。
奥多摩小屋のヘリポート越しに見えるギザギザの稜線を見ると、誰でも二の足を踏んでしまいます。
しかーし、シーズンインした今は別です。
虎穴に入らずんば虎子を得ず
≒アップダウンを進まねばキレイな景色を見れず・・・by LArc
さぁ!行きましょう!カエル君のお供させてください!
すんごい長ぁ〜いコースですねーっ
秋の素敵な2日間… まるで、ライムスパークリング飲料のよぅな…爽やかな山行ですっ(((o(*゚▽゚*)o)))
わたくしはまだ雲取山に行ったコトないし、奥多摩初心者でありますが…このコース、すんごく歩きたいですっ\(//∇//)\ ホレたっ
体力つけねばーっo(^_-)O
お山ごはん、すっごーくうまそっ
かまきりくんは…りょりょ、えんりょ…
いつもコメントを寄せていただきありがとうございます。
長距離って・・・ トラックの運転手さんじゃないんですけど。。。
それにライムスパークリングって・・・そんなオシャレな飲み物に例えられたの
初めてで・・・ (*´ω`*)どうしましょ。
東京都民の心のオアシス=奥多摩。。。東京都最高峰=雲取山。。。
アルプスの華やかさはありませんが、程ほど感がなんとも癒されます。
山ごはんはおはずかしい・・・あんなマルビ(←死語!!)なものでよろしければ、
いつでも雲取山をご案内いたします。
カマキリくんも一緒に
こんばんわ
関西からは遠い遠いお山ですが・・
猫につけたUSBメモリーで有名な山ですよね
そんなにニャンコがうろうろして、防犯カメラが監視しているのかしら(大笑
すみません・・そのお山の知識が無くて
でも晩秋の登山道がしっとりとした感じでいいですね
また、どこかでお会いできればいいのにね でわでわ
いつもコメントを頂戴しありがとうございます。
さすがウエダさん!雲取山は PC遠隔操作事件の犯人が山頂の三角点の台座にUSBを埋めたと警察が臨場した舞台なのをご存じなのですね。
台座の下の土は今でもえぐられて無残な姿でした。
そんな暗い過去?を持つ雲取山ですが、今はしっとりイイ感じの晩秋に染まっていました。
普段、無機質なコンクリートに囲まれた生活をしているので、やわらかく鮮やかな景色に飢えているのかもしれません。
また訪れたいものです。
相変わらずなロング&タフな山行ですね。
テント泊デビュー時にバテバテだった身としては、とても追随できそうにありません。
奥多摩エリアもだいぶ色付いてきましたね
そして相変わらず開放感抜群の石尾根。
コーヒーを飲みながら何時間も眺めていたくなります。
ああ、行きたくなってきました。
そして、雲取山の西に続くは未踏の縦走路…
飛龍山も行きたいですが、是非とも禿岩からの景色を眺めてみたいです
ピンクのタバスキーも探してみます
いつもコメントありがとうございます。
今回はワタシもバテバテでした。
奥多摩小屋からペースを上げたせいかもしれません。
テント設営後にフーッと眠ってしまいました。
未踏の縦走路は、静かでイイですよ♪
秋は景色も良くオススメです!
LArcさん、こんばんは。
LArcさんは奥多摩駅から石尾根を登っていたのですね、テント装備は重いのに、更に細かいアップダウンもあるので、本当にお疲れ様でした。
テント場はやはり、、通路にずらっと並んで大人気ですね。夜はテント内から照らされるぼやっとした明かりがキレイかも。。新月に近くて星もきれいだったでしょうか
。。
私は雲取山から先が未踏の地なので、テント泊も含めて次回の宿題にしようと思います。禿岩も行ってみたい。写真43枚目ですか??
コメントいただきありがとうございます。
そうです!43枚目!!禿岩から西に目を向けるとこのような大地が広がっています。
雲取山から西は深い森が楽しめてきっと気に入ると思います。
雲取山荘は水場が近くてトイレもきれいでテントサイトとしては上位の好立地ですね。
それだけに人気が高く、ずらっと整然と並んで壮観でした。
ヘッ電の光に淡く灯るテントは外の寒さと対照的に暖かく見えてイイ感じでした。
LArcさん、遅コメ失礼します。
石尾根を登って雲取山荘、ロングコースです。
昨日は丹波天平の行って来ましたが唯一お会いした3人組がやはり石尾根を雲取り山荘まで歩き翌日三条の湯経由でサオラ峠から丹波天平経由でのめこい湯に下っていました。
鍋良いですね。
今年は山で鍋をまだやっていません(涙)。
拙レコへご訪問&コメントありがとうございます。
秋は奥多摩・奥秩父ですね。
三条の湯も秋の雰囲気がよく似合いそうです。
もちろんお鍋や温泉も・・・
季節が移ろい楽しみが暖かいものに移行したので寒い中でも頑張って歩けますね。
秋を振り返って再び訪ねました(^-^)
今秋は、本当に早かったデス。
あっちこっちドッチ?位に行きたい場所に
もどかしいくらいに反比例な日々のスピード
そして、非情な迄に移り変わりの早すぎること!
でも、ハゲ岩の眺めは、私もその場に立っている気持ちを貰いました。
来年はいくぞ〜!
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