◆あぶくま山地最高峰・大滝根山周回(母畑温泉・仙台平山・即身仏の貫秀寺)
- GPS
- 03:03
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 564m
- 下り
- 574m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東北道・矢吹インターを一旦出て、あぶくま高原道路へ。 途中に料金所あり。愛軽250円。カード、ETC使用不可。 料金所の先は磐越道・小野インターまで乗り降り自由区間。 小野インターからは一般道で、17キロくらいだったかな。 ◆駐車場 ○仙台平キャンプ場駐車場 24時間出入り可能。無料、舗装、見た目30台。街灯なし。 自販機なし。非水洗トイレはあるけど、施錠されていた。 ○廃墟あぶくま高原ホテル大越温泉健康ランド駐車場 廃墟の前にある駐車場。舗装。勝手に止めてよいのか不明。 トイレなど一切なし。見た目40台くらい。 ここに止めるくらいなら、路肩の路上駐車のほうがよいかも。 十分にスペースがあるので。 他、鬼穴登山口の近くに道路が広くなってる箇所あり。 頑張れば、2台くらいは駐車できそうだけど、そういう場所かは不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鬼穴登山口からは、よく整備された快適登山道。 五合目を過ぎるあたりまで、比較的なだらか。その先、鎖箇所あり。 山頂は自衛隊施設のため立ち入り禁止。三角点も施設の中。見えるけど。 当レコの一つ前の大滝根山のレコを見ると、事前に自衛隊に申請すれば、 敷地内に入れてくれるらしい。知らんかったな。ふん。ちょいと悔しい。 山頂から鬼五郎渓谷へのくだりは、最初が軽い藪。 藪のあとは鎖のかかった急坂。後。落葉で分かりづらくなった渓谷沿い。 気を付けないと、ふかふか落ち葉の中にズブーと足をめり込ます。 賽の河原からは歩きやすくなり、未舗装林道から舗装林道へ。 ぶつかった丁字路を左へ行くと仙台平キャンプ場のほうへ。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 ○母畑温泉 元湯別館 源苑 ¥500(60分) 10:00-16:00 0247-26-2535 http://www.f-onsen.com/minamotoen/index.html ○母畑温泉健康センター(営業してないように見えた) ¥600(90分)9:00-19:30 下ん湯の源泉使用 福島県石川郡石川町大字母畑字湯坂171-8 0247-26-5101 ○猫啼温泉 式部のやかた井筒屋(未湯) ¥500(60分)9:00-19:00 福島県石川郡石川町字猫啼22 0247-26-1131 http://www.itsutsuya.co.jp/ ○その他(福島県石川町温泉紹介ページ) http://www.town.ishikawa.fukushima.jp/seeing/03.html ◆食事 ○とら食堂 白河ラーメン 11:00-14:30(土日は14:00) 16:00-18:00 月休 P40台 材料なくなり次第終了 福島県白河市双石滝ノ尻1 0248-22-3426 ◆名物 ○滝根町カレーコロッケ「きむコロ」 神俣駅西口前のスーパーというか商店というかの 「マルヤマ」で購入可能。ただし、水曜と土曜のみ。 有限会社マルヤマ 福島県田村市滝根町神俣梵天川84-4 0247-78-2267 http://www.tif.ne.jp/dc/kanko/disp.html?id=702&area=2&cat1=&cat2=&keyword= ○野村屋アイスキャンデー(白河市) 10:00-19:00 定休元旦 P3台 手造り 白河駅の近く 福島県白河市中町69 0248-23-2601 http://www.nomuraya.info/ http://shirakawa315.com/kashi/post_215.html ○M.D.とみやま 品名「ふつうのコロッケ」¥84 9:00-19:00 日・祝・盆・正月休 ヨークベニマル白河横町店の裏手、牛丼もある 福島県白河市本町北裏30-4 0120-80-2752 http://www5f.biglobe.ne.jp/~korokke/ ○白河だるまバーガー(二ノ丸茶屋・白河城)(次回用) 10:00-17:30 4月〜11月・無休 他季節は16:30までで水休 http://9uality.net/shirakawa_63.html ○おきな餅・鈴木松月堂(次回用) 9:00-19:00 木休 P5台 福島県白河市昭和町56 0248-23-2568 http://shirakawa315.com/kashi/post_256.html ◆観光 ○貫秀寺(かんしゅうじ) 拝観料金¥300 9:00-16:00 福島県内唯一現存の即身仏 住職不在の時は、薬師堂に貼ってある張り紙の電話番号に電話する 福島県石川郡浅川町小貫宿ノ内63 0247-36-3653 http://www.tsutaeru-fukushima.jp/?p=7792 ○白河小峰城 震災の影響で石垣が崩れて現在入れない。外から見るだけ。 城山公園には入れる。駐車場無料。10:00-16:00 福島県白河市Kakunai, 1 0248-22-1147 http://shirakawa315.com/sightseeing/komine.html ◆参考 ○行って!みっぺ!白河(白河観光物産協会ホームページ) http://www.shirakawa315.com/ |
写真
感想
このところ、吾妻山、七ヶ岳と立て続けに福島の山に登っていたので、たまには気分を変えてどこか違うところへ行こうかと思って思いをめぐらせたところ、やっぱり福島の山に登ろうかと思い、以前から気になっていた大滝根山に登ることになりました。
ここは、見事な鍾乳洞のあぶくま洞やら入水鍾乳洞の近くなんですね。
かつては、袋田の滝を見物したあとに、オートバイで阿武隈高地の中の国道を走って、あぶくま洞を見物し、入水鍾乳洞に入り込んで、出てきたら午後5時だったにも関わらず、高速代をケチって、真っ暗闇のおかしな山道を走り抜けて、国道4号線を通って5時間かけて帰った記憶のある懐かしい場所です。
そのあぶくま洞やら入水鍾乳洞がある山が大滝根山なんですね。
東北道、矢吹インターを一旦出てあぶくま高原道路へ。
有料道路ですけど、磐越道の小野インターまでの区間で一ヶ所だけ料金所があるだけで、あとは乗り降り自由でした。
クレジットカードもETCも使えなくて、現金決済のみってのは、困りましたけど。
どうでもええのですけど。矢吹と矢板、白河と白石は紛らわしいです。
今日の車中泊予定場所は、仙台平キャンプ場駐車場。事前の調査では、ここのキャンプ場は10月末まで、営業しているらしかったが、到着してみると、明らかにもうシーズンオフといった感じだった。せめてトイレだけでも利用できればよかったが、がっちりと施錠されていて、使用不可だった。仕方ないので、朝になったら入水鍾乳洞のあたりまで戻るとするか。
朝。磐梯吾妻スカイラインの浄土平のように、トイレのカギを開けてくれるオジサンはやってきそうにないので、入水鍾乳洞のほうまで車を走らせる。確か、来る時にトイレがあるのを見つけていたのさ。で。行ってみると、ここも施錠されていた。近くに張り紙があって、トイレは星の里ふれあい館を利用してくださいみたいなことが書いてあったもんで、行ってみる。この時、午前7時50分だったけど、すでに開いていて利用できました。どうも、入浴施設みたいですね。ここの売店でも売っていた「あぶくまの水」にナニか入れて沸かしてるようです。
で。仙台平駐車場まで戻って準備して出発。鬼穴登山口まで少し、くだり。車道に出たら左。右手に登山口。その先、左手に路肩が広くなってる箇所あり。ここに車を止めてもよいのだろうかね。よくわからんけど。
登り始めて5合目を少し過ぎるあたりまで、なだらか。視界なし。
傾斜がきつくなると鎖が何か所か。脇には見事に巻道ができてしまっているので、鎖は掴まずとも登れる。視界の開ける鉄塔をあたりを過ぎるとほどなくフェンスに囲まれた山頂部。ここまで来る間に、鬼五郎渓谷から日山権現を経由してくる登山道との合流箇所があったと思うがそれがどこだか分からなかった。フェンスに沿って進むと大嶽山神社。震災で被害を受けたのを修復したらしい。そう言えば、まさにこの辺りは震災の場所か。なんだか、どこが山頂だかよくわからないけど、ぶらぶらしてみる。神社の裏手に続く踏み跡があり、それを辿ると、立ち入り禁止の自衛隊施設の中に三角点があった。触りたくても手は届かない。この神社の周辺は眺めもない。およそ、ここまで山頂らしくない山頂も珍しい。軍施設では、クレーン車が作業していた。ここまであがってこれる道路があるようだ。そそくさと下山しようかと思ったけども、山頂部に梵天岩なる岩があるらしいことを知る。よくわからない案内看板を眺めて、そっちだろうと見当をつけて行ってみる。最初、怪しげな踏み跡みたいなのがあったけど、次第に藪になる。こっちではなさそうなので、あたりを見回すとそこそこ大きな岩があるのを見つける。笹薮をかき分けてそっちへ行く。近づいてみると、そんなに大岩というわけでもなく、看板もないけど、多分、これが梵天岩なのでしょう。梯子があったので、上にあがる。どういう風にしてボコボコになったのか分からないけど、穿たれたような穴が無数にあいていた。この梵天岩からの眺めはそこそこよかった。そこから見える日本海のほうの山が白くなっていた。今度、そっちのほうの山に行こうかと思っていたので、どうしたものかと思案した。とりあえず、愛軽のタイヤをスタッドレスに換えておこうか。
神社の辺りまで戻って下山。いきなり軽い藪。そして、急坂。後、鬼五郎渓谷沿いの道。というか、渓谷の中っぽいところ。ふかふか落ち葉のせいで、深みがカモフラージュされている箇所ありで、うっかりすると、足をずっぽりとめり込ませます。賽の河原からは、歩きやすくなって、林道から舗装路へ。哀しいことに廃墟となったあぶくま高原ホテルの白い壁が青空によく映えていた。
下山後。
仙台平キャンプ場駐車場の近くに仙台平展望所なるものがあったので、行ってみる。駐車場と展望台みたいなのがあった。パラグライダーの飛ぶとこらしい。オジサンが飛ぶ準備をしていた。一応ここは仙台平山の山頂部らしい。
その後。
神俣(かんまた)駅へ。ここの駅前にあるスーパーで旧滝根町名物のカレーコロッケ「きむコロ」を売っているらしい。らしいというのは、きむコロという名物カレーコロッケがあるということをかき集めてきたパンフレットから知ったものの、どこで買えるのかが分からなくて、ネットで調べたところ、情報は乏しかったものの神俣駅前のスーパーで買えるということが判明した。なんてスーパーなのか分からなかったので、ストリートビューで確認したら、その中に「カレーコロッケ」の旗が写り込んでいた。間違いなくここで扱ってるようだ。ストビューもたまには役に立つことがあるもんだ。
で。行ってみたわけです。そして。ありませんでした。この日は。
毎日あるわけではなくて、水曜と土曜しか造ってないんですと。
さすがに、ここまでレアな情報までは、ネットでは調べがつかなかったわい。店のオヤジに聞いたら、近くのスーパーで、ひょっとしたらあるかもしれないというので行ってみた。確かにカレーコロッケはあったけど、どうも違うような感じだった。でもまあ、せっかくだからと買って食べてみて、やっぱり違うようだったことを確認した。
その後。
母畑温泉へ。なにやら、東北一のラジウム含有量を誇るらしい。事前情報により、砠尭皀曠謄襪貌り込もうと思っていたら、これがまた、どこにあるのか全く見つからない。そんなに複雑な道というわけでもないが、有名温泉地という感じでもなくて案内看板もないし。適当に走っていたら、母畑温泉センターを見つけた。もうここでいいやと思ったら、どうも営業している雰囲気ではなかった。なんだか、母畑温泉全域に哀愁がぷんぷんしてました。さらに裏通りを走っていたら、やっと温泉宿の位置関係を記した看板を見つけた。それで砠尭皀曠謄襪両貊蠅魍稜Г靴胴圓辰討澆燭蕁日帰り入浴は受け付けてなかった。事前情報では、対応していたはずだが。ネットの情報もアテにならんもんだわい。他に入浴できるところはどこか尋ねると源苑だというので、そっちへ。確か、料金が高かったんだよなあ。ま、仕方ないかなと思っていたら、意外。1時間で500円でした。男女別の内湯と洗い場のみ。他の余計なモノは一切なし。循環湯でした。
その後。
時間があったので、後日行く予定だった貫秀寺へ。ここには、日本に20数体しかなく、福島県では唯一の即身仏があるお寺です。こぢんまりとしたお寺で、薬師堂の中に安置されてます。行ったら、誰もいない。御用の方はこちらにお電話してくださいの張り紙があったので、電話しようと思ったら電話は圏外だった。電話の先は、たぶん、近所の人だろうと、鍵を持ってそうな近所の人を探そうと思ってぶらぶら歩く。庭先にバアチャンがいたので、訊いてみると鍵はあるとのことだったので、開けてもらうことに。何年か前にここのことを知ったけど、なかなか訪れる機会がなかったけど、ついに御対面でした。300年前に御年92歳で病に苦しめられていた人々を救うために入定されたとか。こちらの即身仏は写真撮影は可能みたいです。他のは写真撮影禁止がほとんどですけど。バアチャンに写真撮ってもよいのですかと聞いたら、「いーんじゃないのかな?」と微妙なお答えでした。ネットでは、この即身仏の写真を公開しているけど、私にはそれはできんかな。というわけでした。
そして。
また行くとら食堂。今度は、つけ麺を。大盛りで。880円。
そして。
白河城の二ノ丸茶屋へ。ここで白河だるまバーガーを食べようかと思っていたら、飲食営業は16時30分までだった。白河城は震災の影響で石垣に亀裂が入ったとかで修復中で立ち入り禁止でした。
そして。
アイスキャンデーの野村屋へ。これがまた見つからない。ナビを概ねの場所を案内してるのですけど、それがどこだか。通り直ぎて適当なところに車を止めて歩くことに。あった。確かに。オーソドックスな店構えに、懐かしの冷凍庫。種類があり過ぎて迷ったが、ブルーワイハー購入。120円。懐かし味。
そして。
MDとみやまへ。ここも、貰ってきたパンフレットで知る。ふつうのコロッケが気になって。実にええ匂いがしてまして、うます。ついでに買った牛丼は、しょっぱかったす。
山自体が3時間くらいだったので余裕過ぎて、下山後にここぞとばかりに行きたかった所を徹底してまわったために、山よりも下山後のほうが印象に残る山旅でした。いや長い感想だ。ほとんど無味乾燥。
御沢子育地蔵尊のクビをのせてまた置く、、、、。
不謹慎かどうか分かりませんが笑ってしまいましたw
それにしても行ったはいいが食べれないって事、
ホント多いですね(*´ω`*)
yoko13さん、コメントありがとうございました。
先人様のレコで、鬼五郎渓谷に首なし地蔵尊があることは知ってはいましたけど。
脇に置いてあったビークーは、最初、なんだか分からなかったですね。何が置いてあるのかなと。
生首とわかった時には、ギョギョとしましたけどね。
きっと、震災で倒壊して破損してしまったのかもしれません。修復を試みた跡はあるのですけど、くっつかなかったみたいです。
きむコロは、情報不足でしたけど、なんとか神俣駅前のスーパーにあるらしいことは掴んだのですけど、てっきり毎日造ってあるのかと思ってましたので、無いと分かった時にはショッキングでした。
また次回と行っても、あの辺りに行くことはもうないかもしれないので、どうしたものかと思案しています。
コロッケだけを食べに旧滝根町まで行くのもねえ。
クビのせもそうですが産婆神様とオモシロ過ぎる子猫ちゃんに、私も子供も大爆笑d(≧∇≦)ノノノ
kimicocoさん、コメントありがとうございました。
首のせは、私なりに修復を試みたのですがうまくのっかりませんでした。
やっぱり、糊でくっつけないといけないみたいですね。
バアサンの石像は、満開の紅葉の木の下にありました。
きれいな紅葉と薄気味悪い石像のミスマッチがナウでトレンディでした。
小ネコちゃんの看板は、最初、素通りしたのですけど、引き返して写真に収めといて正解だったようですね。「猫」の字が、なんとなく違うような気がするところがスパイシー。
moglessさん、こんばんは。
わたくし、moglessさんのレコがツボなんです。
ザミアとかトムジェリネタとか。
産姿神様の表情にはウケました(笑)けど、これ実際に独りでみたらちょいと引きますがな...
おみやげ品などの情報も含め、とても参考になりました。
お疲れ様でした。
bicycleさん、コメントありがとうございました。
お褒めにあずかりまして、ありがとうございます。
ヤマレコのスミで狂い咲くクレイジー・レコを標榜しているかどうかは、定かではありませんが、そこはかとなく楽しませていただいております。
今回は、山は山ですけど、かなりあっさりした山だったので、時間を持て余し、下山後は好き放題に観光してまわりました。
私としましては、せっかく遠出したのならば、山だけでなく、そこいらの名物や温泉も丹念に味わいたいというわけです。
単純に山だけならば、これくらいの山であれば、一日で二つ、三つ登れるのでしょうけども、そういう登り方は、どうも自分には合ってないようですので、のんびりと山旅を楽しんでおります。
石像の顔は、よく見てみるとけっこうシュールなのが多いですね。
石像の顔に墨を塗って、顔拓でもとりたいくらいです。
そんなコレクションは、さぞ、薄気味悪いだろうなあ。そして、誰も見たがらないだろうて。
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