宮之浦岳(子連れ百名山~その18)(九州遠征第1弾~1)


- GPS
- 18:52
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 951m
- 下り
- 1,723m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:26
天候 | 晴れのち曇り(一時弱雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:荒川登山口~まつばんだバス~屋久杉自然館~ホテル ガイドさんに送迎してもらいました |
コース状況/ 危険箇所等 |
淀川~宮之浦岳~新高塚小屋:整備されていて危険箇所はありません。ロープ場は少しあるものの子供もクリア。 大株林道:素晴らしい整備状況。 荒川トロッコ道:後半木道がなくなり歩きにくくなる。 トイレは要所に携帯トイレブースあり、大株林道~楠川分岐にバイオトイレもあり綺麗!新高塚小屋のトイレは携帯トイレブースx1、汲取トイレx1(便器は崩壊傾向)。 |
その他周辺情報 | 屋久島いわさきホテル:11/3&5宿泊。http://yakushima.iwasakihotels.com 屋久島ヴィータキッチン:11/3昼食。美味。http://yakushima-vita.jp ネイチャーガイド オフィス まなつ(0997-47-2397)の石我晋太郎さんにガイドして頂きました。http://www.office-manatsu.com |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
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感想
息子小1、娘小3
宮之浦岳。日本最南端の百名山。屋久島が世界遺産に登録された頃からいつかは行きたいと思っていた山。登山開始と共に、憧憬はつのり、今回の遠征となりました。子供の学校休みに合わせて11/3早朝に羽田発。富士山の上を通過して(火口が綺麗!)鹿児島へ。エアコミューターに乗り換え、屋久島へ。桜島、開聞岳を下に見て屋久島到着。さっきまで東京だったのに不思議な気分。初日は観光。空港からレンタカーで島の北へ。宮之浦港を過ぎ、志戸子ガジュマル園を見学。前の浜のタイドプールで魚&カニと戯れる。今度は時計回りに戻る。途中パトカーに止められる。助手席の息子が小学生か確認。チャイルドシート装着をチェックしていたよう。レンタカーを取り締まるなんて意地悪!目当ての寿司屋が休業のため、屋久島ヴィータキッチンにて昼食。私は「かごしま産黒豚とやくしま卵のカルボナーラ」、嫁は「黒豚ソーセージとタマネギのジェノベーゼソースのピザ」、娘は「かごしま産黒豚のデミグラシチュー」、息子は「かごしま黒豚のチーズカツレツ」。高めの値段設定だが、どれも美味。さらに南下して「千尋の滝」と海に直接流れる「トローキの滝」を見学。西側を進み、屋久島フルーツガーデンへ。各植物を見学後、試食。ドラゴンフルーツ、パパイア、パイナップルなどを食す。グアバの種は堅かった!そして、日本の滝百選「大川(おおこ)の滝」へ。う~ん、さすがの迫力。満足満足。名水も頂く。甘い!でもぬるい。屋久島いわさきホテル宿泊。部屋から見えるモッチョム岳が素晴らしい。夕食は和食で秋太郎(カジキ)の刺身が美味でした。温泉は循環ですが塩素臭くない。ヌルっとした温泉で、お肌つるつる。
さ~、いよいよ1泊2日の登山だ。5:30にガイドの石我晋太郎さんとホテルで合流し、屋久杉自然館へ。ここで車を乗り換え淀川登山口へ。途中、紀元杉、川上杉を眺める。7:18分出発。いきなり巨木の森。杉だけではなくモミなどもデカい!凄いぞ屋久島。ヤマグルマがこうした木々に絡みつく。ゆっくりしたペースと合間のレクチャーで汗もかかないし、息も上がらない。淀川小屋でトイレ休憩して出発。淀川が紅葉で美しい。豊富な湿気で木々は苔だらけ。そこに別の植物が着生する。この着生が屋久島を独特の雰囲気にしているようだ。ハリギリも巨大だ。
小花之江河前の展望台に寄る。素晴らしい景色。最高の天気だ。小花之江河ではヤクシカとご対面。貧栄養で植生は乏しい。花之江河で休憩。ここもヤクシカの親子。それにしても人に出会わない。ヤクシカの方が多い。ロープ場を下り、花崗岩むき出しの岩場を登る。植生が変わってきた。投石平で生涯初めて目指す宮之浦岳が見える(宮之浦岳は屋久島麓からは見えない)。ここで昼食。素晴らしい天候。素晴らしい景色。お弁当も美味。投石岳方面に登り、安房岳、翁岳の間を進む。巨石、奇岩がゴロゴロする独特の景観。また宮之浦岳は奥に隠れてしまう。
栗生(くりお)岳手前で娘の目に砂が入り一時治療休憩。山頂巨岩の栗生岳を過ぎるといよいよ宮之浦岳が近づく。そして登頂!めまぐるしく雲が過ぎてゆく。向かいの永田岳も素晴らしい雰囲気。三角点タッチも。梅せんべい食べて、今晩泊まる新高塚小屋へ向かう。下り始めると雲に包まれる。ほんと天候変化が急。焼野三叉路を経由して巨石の平石岩屋へ。坊主岩、展望台x2を通過。暗くなる直前に何とか新高塚小屋到着。小屋は満員のため、初のテント泊。テキパキと支度する石我さん。テント設営が終わったと思ったら料理開始。お酒のつまみ数種も美味しかった。炊いた米でカレーライスを頂く。島の焼酎「三岳」のお湯割り。寒い夜にはたまりませんでした(涙)。4人で寝ると意外と寒くない。夜には雨。さすがは一月に35日雨が降る島と言われるだけの事はあります。
翌朝は4時起き。暖かいスープにトースト、キュウリにハムの朝食を頂く。生野菜が嬉しい。6:30に縄文杉へと出発。途中ヤクザルの群れに遭遇。ニホンザルより小型。高塚小屋をでトイレ休憩の後、いよいよ縄文杉と対面。凄い存在感。人がいないのもあって神秘的だな~と感動していると、息子が「つまんないから早く出発しよう」とのたまう。小一には理解不能なようです。その後、夫婦杉、大王杉と見ていく。ウィルソン株ころから人が増える。それでも少ない方とのこと。切り株内からの♡マークも確認。外国からの旅行者もちらほら。そして翁杉(倒木)と進む。大株歩道が終了し、トロッコ道となる。途中の河原で昼食。蕎麦でした。河原で食べる蕎麦は美味しかったな。食後、楠川分岐を小杉谷へ向かう。かつ戦後栄えた集落の小杉谷小学校跡を過ぎて、荒川登山口へ。荒川登山口からバスで屋久杉自然館へ戻る。ここからガイドさん運転でホテルへ戻る。ガイドの石我さんにはホントお世話になりました。今回は、NHKの日本百名山や「ダーウィンが来た」などで協力している「ネイチャーガイド オフィスまなつ」でガイドをお願いしました。また来たいな~、そう思わせるホスピタリティーでした。ホテルでのお風呂気持ちよかった~。夕食はアサヒガニが美味。
さ~次は開聞岳だ!
コメント
この記録に関連する登山ルート

お子さんも屋久島のロングルートを踏破されたんですね!子供って本当に元気ですね^_^;
家族で登山は私の夢の一つですし、屋久島はまだ行ったことがないのですごく羨ましいです。屋久杉や森のことばかりで山の上の景色はあまり知りませんでしたが、こんなに綺麗なんですね。
ra-menさん:
はじめまして。
何とか無事に帰ってこられました。素晴らしい独特の景色、最高でした。変わりやすい天気は本当で、初日の夜、雨が降ったのにはガイドさんも驚いてました。ガイドさんも子供が動けなくなったらザック置いて、おぶって下りることも想定していたようです。やはり小学生低学年では一般的ではないようです(ガイドさんも初めてと言ってました)。
小一の息子はザックなし、小3の娘のみザック担いでいました。ガイドさんが一番大変ですが、私も3人分のシュラフ&カバーを持ったり親がどれだけ担げるかがポイントでした。
それでも最高の家族体験でしたよ!!!
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