記録ID: 5400320
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ハイキング
房総・三浦
富山〜伊予ヶ岳縦走
2023年04月23日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:42
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 899m
- 下り
- 831m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 5:40
距離 14.3km
登り 899m
下り 846m
14:13
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
|
八犬士終焉の地にある東屋から、彼らも最後に見たであろう岩井浜を見下ろす。頭上には地元の小学生手作りの標語板、八犬伝といえばこのフレーズ…という感じだが、柱頭の板巻はなぜか二引両ではなくて梅紋風。
山頂広場の展望台からぐるりとパノラマを展開。左端が観音峰のアンテナ塔、館山湾を抱えた洲崎・大房岬と細くたなびく富津岬、屏風のような鋸山や先月登った鹿野山の姿も。富士山や大島こそ見えなかったが、充分満足の行く眺望を楽しめた。
いよいよ伊予ヶ岳の核心部に取り付く。どうでもいーよーな話だが、伊予ヶ岳と伊豆ヶ岳をよく間違える。話をしていても「あの長い鎖場の…」で通じてしまい、誰かのコントみたいな事になる。
まるで船の舳先のように突き出した南峰の岩稜上に立つ。ここは定番のヤッホーではなく、東京湾に向かってヨーソローと叫びたくなるところ…とはいえ最近やまびこってすっかり聞かなくなった。
本日4つ目のピーク、伊予ヶ岳北峰に到着。ここから見晴らす対岸の富山は、本物の海を差し置いても緑の中に浮かぶ島影に見える。流れの早い雲の間から差し込む陽光も、波頭のように移ろっている。
視線を転じれば、千葉が誇る県内最高峰・愛宕山がそびえ立つ(408m)。禁足の地・レーダードームの白さも眩しく、著名な清澄山や鹿野山をも従えた姿は風格さえ感じさせる(408m)。
とうに時期を逸した感のある桜広場で目についたのは、手前の大層なコンクリ吹き付け壁。ここはかつての大規模地すべりの発生現場で、法面は緑に覆われつつある格子枠ブロック、そして剥き出しの自然崖線へと続いていた。
撮影機器:
感想
先月歩いた鹿野山が思いのほか充実していたので、再度房総の山行を計画してみました。観光で訪れたことのある鋸山を除いて、フェリー経由で一番行きやすいのは…と選んだのが富山と伊予ヶ岳をハシゴするコース。千葉の公共交通の便の悪さは前回辟易していたので、少なくとも片道は駅から始められるのもいい感じです。
二つの双耳峰の4つのピークを繋ぐ行程は、それぞれの頂で角度や時刻・天候によって陰影を変える眺望、植生や地質の微妙な違いを楽しみながら歩く趣き深いものでした。一度麓に降りているので縦走感はあまりありませんでしたが、里山としては一部なかなかの歯応えを味わえる山行でもあったと思います。
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