若宮城跡・野尻新城跡・壁田城跡・替佐城跡 北信濃の城跡巡り
- GPS
- 03:18
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 352m
- 下り
- 330m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:36
*ハイキングとしましたが、野尻新城は踏み跡が殆どなく一般的なハイキングとは言えませんのでご注意ください
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道18号線で牟礼駅に向かい 駅前の交差点を東進、道なりに走り「若宮」集落を目指します 左側に若宮城跡の案内板があり(ちょっと見えにくいかも) 道斜め向かいの道路余地に駐車 【野尻新城跡】 野尻湖北岸、町営駐車場に駐車 【壁田城跡】 中野市「壁田」集落内の国昌寺を目指し 向かいの農業研修センター駐車場をお借りしました 【替佐城跡】 中野市「替佐」集落を目指して国道117号線を走行 右側に替佐城跡入口の標識が見えたら小路に入ります 舗装道を道なりに行きますが、すれ違いの出来ない細道 城跡入口には4~5台停められる駐車場があり 仮設トイレもあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
【若宮城跡】 急坂には木段がつけられ、整備されています 主郭から斑尾山の眺望があります 【野尻新城跡】 レストラン脇には踏み跡見つからず 急斜面を僅かに登ると緩やかな尾根でした 獣道のような踏み跡も見当たらない感じですが 樹林帯内の笹薮が密ではないのでどうにか歩きました 藪の成長する時期に入り、今がギリギリかもしれません 【壁田城跡】 国昌寺横から簡易舗装の林道歩き 「一旦坂」という消えかけた標識が城跡の入口 別の道でここまで車で来られるかもしれません よく踏まれた尾根道伝いに登ると左に東屋があり 石段を上がると主郭上に立つ長田神社 【替佐城跡】 駐車場からよく整備された木段で急坂を上がると 右が二の丸、左が主郭で東屋があります 東屋から眺められる欅の古木は沢山の幹を茂らせ 一見の価値があると思います 二の丸、三の丸も広く、見晴らしが良く 規模の大きな城だったことが見て取れます |
写真
感想
最初に尋ねた若宮城は、鼻見城より更に東にある城跡。
鼻見城は三回程訪れていますが、この城跡は知りませんでした。
小路の入口に案内板があるのを車から確認できず、
通りすぎてしまい、引き返しました。
遊歩道入口にも標識があり、これがないと直進してしまいそうです。
急坂は木段で整備され、短時間で主郭に到着、
頂上は独立峰ように思われる尖峰上、斑尾山の展望台です。
次に計画していた野尻新城は道がないとガイドブックにあり、
藪漕ぎはあまりしたくない思いもあって迷っていました。
町営駐車場から目印のレストランに向かい、脇の藪を探すと
踏み跡らしきものが見つからず、しばらく逡巡し、
意を決して、急斜面を木の枝や幹を頼りに僅か登ると
そこはもう緩やかな尾根、土塁の跡と思われる溝が現れました。
今年は春が早く、藪も早く成長しており、藪山の時期も終わりそう。
今年初の藪漕ぎが、今シーズン最後の藪山になるかもしれません。
土塁跡は最初は微かでしたが、進むにつれて高低差が増し、
雑木林と笹薮の中でも土がむき出し、明瞭に残っています。
城跡と知らずに歩いていても、人工物とわかるでしょう。
主郭のような平坦地も雑木林に踏み跡らしきものなく、
夥しい倒木に遮られ、歩きにくいことこの上ありません。
ただ、主郭から下る堀切への道跡だけが何故か鮮明。
来た尾根を引き返すより、野尻湖めがけて急斜面を下った方が、
道迷いのリスクがないと思い、杉林と雑木の境を下りました。
駐車場に戻ってみると、意外にもまだ時間が十分にあり、
壁田城跡、替佐城跡も訪ねようと思い立ちました。
中野市の国昌寺を目指して走行すると、寺の入口左脇に
案内板もあり、遊歩道が整備されている様子です。
消えかけた標識「一旦坂」までは簡易舗装の林道。
「一旦坂」からすぐに尾根を行く登山道になりました。
別の道から来ればここまで車で来られるのかもしれません 。
道脇に、クルマバソウ、チゴユリ、ヒトリシズカ、ホタルカズラが咲き
もうこんな季節なのかと時の移ろいを感じます。
東屋が見えると長田神社の急な石段が待っていました。
満開のツツジや八重桜にも出迎えられ、
静寂に包まれる風景の中で、感慨一入。
帰途の快適な尾根道で、立ち並ぶ桜の古木に気づき、
贅沢なお花見の出来る道だろうと想像しました。
替佐城跡入口駐車場までの車道はすれ違いの出来ない細道。
ですが、駐車場と簡易トイレがあり、整備されています。
急斜面に整備された木段を登ると5分程で主郭と二の丸を分ける分岐。
主郭も二の丸、三の丸も広く、大きな城だった事が伺えます。
川中島合戦の頃の武田軍の前進基地だったそう。
かつて城を支配していた兵達に代わり、
枝別れして空を塞ぐような欅の巨木が支配しているようです。
足下に咲く色の濃いスミレに「夏草や兵どもが夢の跡」の
芭蕉の句を、ふと思い出しました。
スミレも欅も夏草ではありませんけれど…
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