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Yamareco

記録ID: 5417778
全員に公開
雪山ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

堂津岳(奥裾花観光センター)

2023年05月02日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
GPS
12:18
距離
16.9km
登り
1,034m
下り
1,034m

コースタイム

日帰り
山行
11:23
休憩
0:55
合計
12:18
▇上記の「地図/標高グラフ」はGPSのログではありません。便宜的に「らくルート」で作成して、カメラの撮影時間で修正したものです。ガーミンのGPSで実際のトラックログを採取しましたが、帰宅したらGPSが見当たりません。駐車場に帰着したとき車の中でログを確認して翌日のために電池を入れ替えたので、山中で紛失したのではないと思います。信州から戻り、まだ荷ほどきが残っていますので、GPSがでてきたらログデータを入れ替えます。

05:07奥裾花観光センター駐車場
05:38 戸隠西岳連峰看板 05:40
05:44 自然園入口休憩舎
05:00 登山口
06:50 稜線分岐
08:12 奥西山 08:14
09:01 奥西山/堂津岳コル
11:04 堂津岳 11:59
---ショートカットを狙うが竹藪から抜け出せず30分以上格闘---
14:34 奥西山
15:55 稜線分岐
16:45 登山口
17:25 奥裾花観光センター駐車場
天候 9時頃まで曇り、その後急速に快復して快晴・青空
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
▇往路:松本市内ー<松本IC>ー長野自動車道ー<更埴JCT>ー上信越自動車道ー<長野IC>ー県道35号ー<下氷鉋>ー国道117号ー<信大前>ー国道406号ー<土倉口(鬼無里)>ー県道435号ー<奥裾花大橋>ーブナと水芭蕉ライン(大川林道)ー奥裾花観光センター駐車場
(松本ー奥裾花観光センター:104.6km)

▇復路:奥裾花観光センター駐車場ーブナと水芭蕉ラインー県道435号ー国道406号ー<東和田>ー県道375号ー<南長池>ー県道58号ー<須坂長野東IC>ー上信越自動車道ー<更埴JCT>ー長野自動車道ー<松本IC>ー松本市内

▇駐車場:観光センターの駐車場は300台駐車できる無料の駐車場で24時間出入りできますが、料金所で入園料410円(6月から200円)を徴収されるようです。きれいな水洗トイレが2ヶ所に併設され、登山届けもここで出せるようです。
マップコード:535 419 220*33
コース状況/
危険箇所等
▇駐車場ー稜線分岐
駐車場から自然園に向かって林道を歩きます。終盤ですが路肩の桜がきれいです。45分ほど歩くと休憩舎がありトイレがあります。休憩舎から5分ほど歩くと右側に「こうみ平・吉池」の標柱があり、左側には「中西山登山道」の標柱があります。堂津岳の標記はありませんが、ここが堂津岳の登山口です。
登山口から雪はありません。中盤辺りまでは夏道を歩きますので登山道は明確ですが、雪がでると登山道は不鮮明になります。昨晩の雨は、ここは雪だったようです。
稜線には雪庇がありますが、右側に少し移動すると容易に這い上がれます。

▇稜線分岐ー奥西山
稜線に這い上がると夏道の登山道から始まります。雪もときどき出ますが大半は藪の夏道です。笹や竹だけの藪なら押し分けて進めますが、ツル系が伸びて竹に絡みつき行く手を阻みます。この山域で有効なアイテムは鎌(カマ)のような気がします。

▇奥西山−堂津岳
奥西山から堂津岳へのコルに下ります。最初は藪の夏道ですが、コルが近づくと雪がでてコルにはまだ十分な雪が残っています。コルからはしばらく快適な雪道ですが、雪が切れて藪と雪の交互になるとルートが不鮮明になります。帰路、短い雪道は歩かず夏道をたどりましたが、笹などの藪はありますがネマガリダケは処理されているのか夏道上にはありませんでした。

目の前に堂津岳が迫ると、露岩のヤセ尾根です。両サイドは切れ落ちていて、手がかりの少ない場所もあるのでストックを使って慎重に通過します。ザレている場所もあるので、雪があった方がいいのか微妙ですが、落ちたらただではすまないでしょう。

ヤセ尾根を過ぎると雪がでます。雪は山頂まで(もっと先まで)繋がっています。
雪が出始めるとともに、真新しい熊の足跡もでました。熊の姿が見られるかもしれないと足跡を追いましたが、山頂手前で谷側に下っていました。
山頂には十分な雪があり、文句ない360度の展望を満喫できました。
入園料金徴収所から見た観光センターの駐車場です。右側の建物はトイレです。左にも同じものがあります。
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入園料金徴収所から見た観光センターの駐車場です。右側の建物はトイレです。左にも同じものがあります。
林道を登山口に向かいます。雪はありません。戸隠西岳が見えていますが山頂はガスの中です。
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林道を登山口に向かいます。雪はありません。戸隠西岳が見えていますが山頂はガスの中です。
正面に堂津岳(左)が見えてきました。やはり山頂はガスの中です。
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正面に堂津岳(左)が見えてきました。やはり山頂はガスの中です。
自然園休憩舎の先に登山口があります。堂津岳の標記はなく「中西山登山道」と書かれています。雪は全くなく夏道が露出しています。
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自然園休憩舎の先に登山口があります。堂津岳の標記はなく「中西山登山道」と書かれています。雪は全くなく夏道が露出しています。
中盤以降、雪が出始めると登山道は不鮮明になります。
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中盤以降、雪が出始めると登山道は不鮮明になります。
稜線直下に雪庇がありますが、右側に少し移動すると容易に這い上がれます。足もとはネマガリダケで濡れているので滑ります。
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稜線直下に雪庇がありますが、右側に少し移動すると容易に這い上がれます。足もとはネマガリダケで濡れているので滑ります。
稜線の雪はポツポツ出ますが長くは繋がっていません。雪が切れると夏道に逃げますが、これが藪で大変です。
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稜線の雪はポツポツ出ますが長くは繋がっていません。雪が切れると夏道に逃げますが、これが藪で大変です。
稜線直下でソロのヤマッパーさんに追いつきましたが、この藪の中にいます。見えますか?
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稜線直下でソロのヤマッパーさんに追いつきましたが、この藪の中にいます。見えますか?
見えたでしょう...少し離れて歩かないと、前が押し分けた竹や灌木がビシ・バシと襲いかかります。
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見えたでしょう...少し離れて歩かないと、前が押し分けた竹や灌木がビシ・バシと襲いかかります。
奥西山の山頂です。日当たりがいいのか雪は全くありません。山頂標を探しましたが見つかりませんでした。ピンテに「奥西」と書かれた文字が辛うじて読めます。(帰路見つけました)
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奥西山の山頂です。日当たりがいいのか雪は全くありません。山頂標を探しましたが見つかりませんでした。ピンテに「奥西」と書かれた文字が辛うじて読めます。(帰路見つけました)
基準点名:奥西山 等級:三等 標高:1616.5m(成果異常)
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基準点名:奥西山 等級:三等 標高:1616.5m(成果異常)
堂津岳山頂直下までは約8割が藪、この2割のために堂津岳を目指します。
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堂津岳山頂直下までは約8割が藪、この2割のために堂津岳を目指します。
黒く見えた堂津岳の山頂ですが、昨日の雨は雪だったようです。
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黒く見えた堂津岳の山頂ですが、昨日の雨は雪だったようです。
山頂を拡大してみると雪は少ないですが、木々は真っ白です。右の稜線を登りますが、藪を除くとここのヤセ尾根が核心部かもしれません。
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山頂を拡大してみると雪は少ないですが、木々は真っ白です。右の稜線を登りますが、藪を除くとここのヤセ尾根が核心部かもしれません。
奥西山と堂津岳の鞍部です。ここにはテン泊に十分な雪がありますが、テン泊装備でここまで来るのは大変です。
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奥西山と堂津岳の鞍部です。ここにはテン泊に十分な雪がありますが、テン泊装備でここまで来るのは大変です。
堂津岳の山頂稜線に乗りました。先行者はいないようで今日のトレースはありません。
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堂津岳の山頂稜線に乗りました。先行者はいないようで今日のトレースはありません。
しかし、真新しい熊の足跡が山頂に向かっています。後を追いましたが、山頂手前で谷側に降りたようです。
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しかし、真新しい熊の足跡が山頂に向かっています。後を追いましたが、山頂手前で谷側に降りたようです。
堂津岳の山頂付近で山頂標を探しましたが見つかりませんでした。ほぼ同時に到着したソロのヤマッパーさんが山頂標の痕跡らしきを見つけました。
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堂津岳の山頂付近で山頂標を探しましたが見つかりませんでした。ほぼ同時に到着したソロのヤマッパーさんが山頂標の痕跡らしきを見つけました。
山頂には十分な雪があり、三角点は雪の中でしょう。
基準点名:堂津岳 等級:二等 標高:1926.8m(成果異常)
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山頂には十分な雪があり、三角点は雪の中でしょう。
基準点名:堂津岳 等級:二等 標高:1926.8m(成果異常)
北の方角には頸城山塊です。
妙高山
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北の方角には頸城山塊です。
妙高山
火打山(影火打山)
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火打山(影火打山)
天狗原山(金山)
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天狗原山(金山)
東の方角には、手前乙妻山と高妻山です。
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東の方角には、手前乙妻山と高妻山です。
戸隠山と八方睨です。
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戸隠山と八方睨です。
本院岳、西岳、第一峰、第二峰、第三峰です。
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本院岳、西岳、第一峰、第二峰、第三峰です。
最高の天候に恵まれた堂津岳山頂です。北アルプスに乾杯。五臓六腑に染みわたります。
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最高の天候に恵まれた堂津岳山頂です。北アルプスに乾杯。五臓六腑に染みわたります。
北アルプスをアップに...
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳
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北アルプスをアップに...
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳
不帰キレット、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
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不帰キレット、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
山頂を後に下山します。
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山頂を後に下山します。
堂津岳南峰から見た、明日行く予定だった東山です。何ともそそられます。
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堂津岳南峰から見た、明日行く予定だった東山です。何ともそそられます。
堂津岳南峰から振り返った堂津岳北峰です。
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堂津岳南峰から振り返った堂津岳北峰です。
方角が変わった乙妻山と高妻山です。
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方角が変わった乙妻山と高妻山です。
雪のすくなかった堂津岳ですが、山頂付近は雪が繋がっているのが分かります。
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雪のすくなかった堂津岳ですが、山頂付近は雪が繋がっているのが分かります。
林道から見上げた堂津岳です。タイムスタンプ17:00撮影ですが、まだ青空が残っています。
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林道から見上げた堂津岳です。タイムスタンプ17:00撮影ですが、まだ青空が残っています。
17:25駐車場に戻ってきました。ショートカットを狙った藪漕ぎは想定外の時間ロスでした。今晩はここで車中泊ですが、明日また稜線まで登れるか?東山は???
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17:25駐車場に戻ってきました。ショートカットを狙った藪漕ぎは想定外の時間ロスでした。今晩はここで車中泊ですが、明日また稜線まで登れるか?東山は???

感想

毎年3月末に年度末を迎えるこの時期はいつも忙しいが、今年10月から導入されるインボイス制度の関係で、早めに準備を始めたおかげで決算関係や総会の準備が整いGW休暇は9連休となった。

ところがコロナ禍で県を跨ぐ移動は極力避けてきたことで処理ができていないことが多々あり、信州のお役所からお叱りのお呼び出しがあった。
お役所といえば平日業務、GW中日の1日と2日がつぶれてしまう。そこでお役所関連は1日で片付けるべく29、30日の休日に準備をして、4月30日深夜に信州に入った。

コロナ禍がだいぶ緩和されたGW、信州の観光地はどこも激混みだろう。「ゆっくり・のんびりの北アテン泊」も中断しているので考えたが、いまはテン場も制限されているので、果たしてのんびりできるか...
そこで駐車場は広いが、訪れる人は少ないと思われる奥裾花から堂津岳と東山へテントを担いで行くことにした。

例年、林道大川線は冬期通行止めで、GW直前に開通することが多い。このため、YAMAPの活動日記をみても直近のレコがなく雪や藪の状況が得られなかった。
そこでテン泊装備(70L)と日帰り装備(45L)の2つをパッキングして奥裾花の観光センターへ向かった。ここで得られた情報では、稜線の雪庇は小さくなっているものの稜線には全く雪がなく夏道が出ていて、藪が起き上がりテントを張る場所がないというものだった。

広い駐車場には4台ほどの駐車しかなかったので、静かな山中が期待できた。4時に起きた。気温は2℃と結構寒い。ゆっくりと朝食を摂り、テン泊ザックはあきらめ日帰りザックで初日は堂津岳に向かった。
稜線直下でソロのヤマッパーさんに追いつき、前後して山頂に向かった。藪漕ぎはそれほど嫌いではないが、藪に竹が多いのはまいった。さらにツル系が絡みつき行く手を阻み苦労したが、山頂では好天に恵まれ360度の展望を満喫できた。

翌日は東山に登る予定だったが、前日の藪漕ぎの疲れか車中泊で目覚めたのは6時を過ぎていた。二日続けての稜線までの激登り、昨日は気温も低く朝はガチガチの登山道だったが、帰路は雪質も緩み泥濘の登山道だった。稜線まで登るのが一番シンドイように思えた。カメラの予備バッテリーと充電器を車に積み込むのを忘れた。東山はまたの機会にしよう。シュラフにまた潜り込んだ...

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