大東岳 − 表コース〜裏コース周回 ー
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 06:54
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
天候 | 天候:晴れ 気温:朝7時 登山口で、たぶん10度くらい 風:山頂ではときどき風かありましたが、ほぼ無風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
二口キャンプ場駐車場:三十台程度駐車可能(大東岳登山口の先) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・裏コースの「弥吉ころばし」あたりはなかなかの斜度で、浮石もあり、少し怖いかもしれません。 ・テープやペンキなどの目印もしっかりしていて、見落とさなければ、道迷いの心配はあまりないと思います。 |
その他周辺情報 | ・秋保温泉に日帰り入浴施設があります。 僕がいつも利用するのは、”市太郎の湯”ですが、この日はスゴい混雑だったので、市太郎の湯はパスして、初めて”かんかね温泉”に行ってみました。 |
写真
鼻こすりはここまでの登り?
鼻こすりって言うくらいだから、仙台神室の山頂手前の急登をイメージしていましたが、それほどの急登はなかったです。
相当キツいんだろうなぁと覚悟していたので、安心しました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
フリース
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
ずっと行きたかったけど、タイミングが合わず、なかなか行けなかった二口山塊の盟主”大東岳”に登ってきました。
朝、5時に目覚め、準備を整え、外へ出ると仙台市内はスゴい濃い霧…。
今日は無理かなぁと思いながらも、一緒に行く予定の山仲間から連絡もないので、とりあえず出発。
出発後、程なくして、山仲間からは「今日は辞める」との連絡がありましたが、既に結構走っていたし、もし、コンディションが悪かったら、二口渓谷を写真撮りながら、歩いて、姉滝で珈琲でも飲んで帰ろうと思い、大東岳へ向かいました。
ところが、秋保大滝を抜けると先ほどまでの濃霧が嘘のように晴れ、二口渓谷に着く頃には晴天に!
人気がある山で、紅葉も良い時期なので、人が多いことを予想していましたが、駐車場の先客は2台のみ。
今日は静かな山歩きが出来そうです。
表コースは初めは杉などの針葉樹林帯を歩きます。
ちょっとした沢道もあり、人も居ないので、のんびりと写真を撮りながら歩きます。
登山道は人気がある山だけあって、踏み跡がしっかりしていて、要所には標識があり、所々に赤ペンキもあり、比較的分かりやすいかと思います。
少し歩くと、あっと言う間に「立石沢」へ着きます。
ここは広場になっていて、座りやすそうな石や倒木があり、休憩にちょうど良さそうな場所です。
僕は時間的に休憩には早すぎたので、スルーし、休憩はもう少し先で。
立石沢を過ぎ、高度を上げるにつれ、だんだんとブナが目立ってきます。
3合目から5合目くらいまでは、ブナの黄葉、カエデの紅葉と青空のコントラストが綺麗です。
5合目を過ぎるとブナは落葉し、冬の山の雰囲気が出てきます。
6合目以降は、美しいブナ林に目を奪われます。
噂の「鼻こすり」は、ネーミングから仙台神室の山頂直下の急登みたいなのをイメージしてたせいか、それほど苦になりませんでした。
というか、実は山頂に着くまで、「そろそろキツい登りになるんじゃないか?いつ鼻こすりになるんだ?」とビクビクしながら登ったら山頂に着いてました。
誰もいない静かな山頂で休憩し、木々が落葉し、展望も開けており、北東は面白山、泉ヶ岳、後白髭山、南は仙台神室、雁戸山、蔵王が望めました。
後白髭、蔵王は少し雲がかかってました。
山頂は少し風があったため、小休憩し、樋ノ沢避難小屋で昼休憩を取ることにして、足を進めます。
弥吉ころばしは、相当な急傾斜で、足元が濡れていて滑りやすい上、平たい浮石があって、降りるのに神経を使いました。
けれど、ここのブナ林もいい感じです。
静かなブナ林に癒されます。
弥吉ころばしを降り、綺麗な沢の道を歩くと樋ノ沢避難小屋に着きました。
樋ノ沢避難小屋にはTシャツやシュラフなどが干されていましたが、人は居ませんでした。
たぶん僕はすれ違わなかったので、大行沢をシャワークライミングしているのか、小東岳へ向かったのか。
避難小屋はとても綺麗でノートを眺めたり、置いてあった本を読みながら昼食。
(本の名前忘れてしまいましたが、面白かったので分かる人誰かタイトル教えてください!)
昼食を取っていると、小屋の中より外のほうが暖かいことに気付き、外LUNCHに変更。
珈琲を飲みながら、沢の音を聞いて、静かに日向ぼっこするのは格別です。
この時間のために山を歩いていると言っても良いくらい。
すごく気持ちよく過ごせたので、1時間も休憩してしまいました。
しかも1時間も居たのに、誰も来ないというタイミングの良さ。
避難小屋を出発し、「ダルい行程」「退屈な行程」という噂の”避難小屋〜登山口”を歩きましたが、素晴らしい紅葉で全然退屈じゃありませんでした。
というか、今回の行程で一番楽しかったのは、ここだったかもしれません。
久しぶりに紅葉らしい紅葉を見ることができました。
というわけで、僕の山仲間が忌み嫌う”避難小屋〜登山口”までの大行沢沿いのコースをあっと言う間に楽しく歩くことができました。
白滝を過ぎると、平坦な少し広い道になり、三方倉山が見えます。
ここまで来ると、車の音や二口渓谷で芋煮会や紅葉狩りをしている方々の声が聞こえ、登山が終わりに近付いていることを教えてくれます。
今回は、人気がある山にも関わらず、登山開始から樋ノ沢避難小屋までは誰にも会わず、樋ノ沢避難小屋から登山口までも4名の方とすれ違うだけという静かな秋山を楽しめました。
最高の天気の中、最高のロケーションで、静かな山歩きができ、またまた好きな山が増えてしまったのでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する