信州塩田平の奇峰・宮沢コースから独鈷山往復
- GPS
- 02:31
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 707m
- 下り
- 701m
コースタイム
天候 | 晴れ後時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
『キャラメルハウス』(自宅)から宮沢登山口まで、安房トンネル─松本トンネル─三才山トンネル経由で、片道約170 km。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
十二支登山道の「酉」と「戌」の間は地面が脆い、急坂、道幅が狭い…という悪条件が揃ってる。特に下りは慎重さが必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
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感想
独鈷山といえば、「独古 勇」を想い出す(爆笑〜!!!)。
独鈷山は、『信州の鎌倉』と称される塩田平のシンボルともいえる奇峰で、上田電鉄別所線に乗ればそれがよく分かる。私が信州大学に在籍してた頃、当時購読してた『山と溪谷』に独鈷山を紹介する記事が載ってたことがあり、行く気マンマンで1:25,000地形図『武石』を購入し、地図に無いルートを『山と溪谷』の地図をみながら書き写してたものである。「国鉄上田山岳会ピーク」とか(苦笑)。しかし、貧乏学生にしてみると、三才山トンネルの通行料金がネックだったんだろう、実際に登りに行く機会もないまま卒業してしまい、そのまま省みられることも無かった。改めて独鈷山に登りに行こう!と思ったのは、2021年の秋に塩田平の夫神山に登りに行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3730507.html)に、別所線の車窓からその姿をみた影響が大きい。本来であれば、塩田平側から登るべきなんだろうけど、クルマでのアクセスの便利さ(ネックだった三才山トンネルも無料開放された!)と駐車場の問題で、今回は、塩田平からみると裏側に当たる宮沢コースからの往復を企画した。
日記(https://www.yamareco.com/modules/diary/225464-detail-298172)にあるように、4月29日は『北陸おでかけtabiwaパス』を使って糸魚川の山に行くつもりだった。しかし、アプリのサーバの問題とかでチケットが表示されないトラブルが発生。糸魚川ゆきは断念し、急遽、独鈷山に行くことにした。もともと弟子(妻)との月例ハイクの5月分の行き先として独鈷山を計画してたので、簡単に往き先を変更出来た。弟子は付いてこなかったケド…(苦笑)。
一旦電車で出発して『キャラメルハウス』(自宅)に戻って来てからの出発になったため、『キャラメルハウス』をクルマで出たのは8時半、宮沢登山口に着いたのは12時前だった。この時間になると、すでに登頂を終えてクルマに戻られる登山者の姿もあった(苦笑)。登山口の駐車場の近くには簡易トイレがあり、ここで用を足してから12:02に出発。すぐに防獣ゲートがあり、ここでゲートを開閉して先に進む。車道なのは最初の3分ほど。「滑落事故多発」の警告看板から先は登山道となる。この警告看板と道を挟んだ反対側に祠があり、「十二支登山道 寅」と横に立札が立ってる。そういや、登山口の駐車場の傍にも似たようなモノがあったな。あれが「丑」だったのか…。意識し出すと目に付くもので、全部の干支を確認してしまった(苦笑)。
登山道に入るとすぐに沢沿いになり、山之神の傍で一旦渡渉し、再び右岸に戻ったところで「卯」が登場。「十二支登山道」と言うからには、全コースを12等分して、1/12ごとに干支の祠があるのだな。頂上には「亥」の祠が居るのか…と早合点したけど、頂上に「亥」が鎮座する以外はハズレ(苦笑)。というのは、「卯」から「未」までは3〜4分ごとに現れたから。このベースだと頂上行く前に「亥」になるな(苦笑)…と思ってたら、「未」から先は間隔が開く。「申」をみるまで10分くらいかかった。しつこいくらいに掲示してあった「きのこ山なので立入禁止!」という警告表示をみなくなり、ずっと沢沿いを歩いてたのに水音がしなくなってくると、沢を離れてジグザグに斜面を登ってく。足場が脆くロープも出始めた。木々の間から蓼科山がみえるようになってくると、尾根の上に乗り、そこに「酉」が鎮座していた。
一旦尾根に乗るも、反対側の沢筋に道が付いてる。「酉」から「戌」までの間は地面が脆く、道じたいも細い急斜面。登山道が整備されステップが切られてるからどうにか登れるけど、これが無かったらかなり難渋するだろう。難所を通過し、「戌」の祠が登場する。すでに登山口から60分以上経過してるけど、ここまで来たら頂上までノンストップでしょ。この「戌」の祠、祠のなかのイヌの像を真正面から撮ろうとすると不安定な箇所に足を置くことになるので、撮影時には注意が必要。「戌」を過ぎると傾斜は幾分緩くなり、沢山湖からのコースを合流するとすぐに稜線十字路に到達。ここには「頂上まであと3分」の看板があり、これをみて俄然元気になった(苦笑)。ひと登りで、「亥」の待つ独鈷山の頂上に13:18に到着。
頂上からは、蓼科山、浅間山、四阿山、妙高山、北ア、美ヶ原…と、360度の展望を欲しいままにした。時間が遅いせいか、他の登山者の姿をみなかった。みんなもう下山してしまったんだろう。20分頂上に居て、13:38に下山開始。「戌」から「酉」の間は上りからは想像つかないほど歩きづらい。滑落しないように慎重に通過。「酉」を過ぎればそこまで酷い箇所も無いので、緊張も解けた。14:33に、「丑」の待つ駐車場に戻った。
「酉」─「戌」間の険しさにその片鱗はあったものの、「塩田平の奇峰」に登りに行ったハズなのに、あまり奇峰らしさを感じなかった。奇峰らしさを感じたかったら、やっぱ、塩田平側から登らないとダメなのかなぁ〜?
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