【鋸山・皇海山】ピストンか周回か
- GPS
- 15:13
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,166m
- 下り
- 2,171m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:46
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 13:07
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
※過去ログ
kopalchanに誘ってもらって皇海山へ。
皇海山という山選びが良い。ボクも気になってた山。
メンバーはドンちゃんを合わせた3人。
当初の計画だと帰りは鋸山から六林班峠までの稜線を歩いて、庚申山荘までトラバースルートでの周回。
しかしこれだと距離が長い。藪が酷いところもあると言う。
なのでkopal案はピストン。これだと距離は短いけど鋸山への鎖場を降ることになるし、アップダウンも激しい。
とりあえず、様子を見て決めようとスタート。
◼️1日目
遅い時間に集合。10時過ぎにスタート。
この日は庚申山荘までなのでのんびり散歩気分。
舗装路から砂利道歩き。
1時間ほどで一の鳥居に到着。
ここは信仰の山、庚申山の神域。
登山道歩きの前に庚申七滝を見て休憩。
一の鳥居から庚申山荘まで特に危険箇所はなし。
江戸時代に設置された百丁目の標識や鏡岩、猿田彦神社跡を見学しながら1時間ほどで到着。
◼️庚申山荘
大きな山荘で40人ほどは収容できそう。
布団があるけど綺麗に洗濯されているわけではないので、使うならマットがわりか、インナーシーツなどを使うのがおすすめ。
19時頃にはみな就寝。
これは翌日の早出のため。皇海山まで行くために、翌朝は2時前後から動き出す人が少なくなかった。
4:30に出たボクたちで最後に近かった。
なので、ここだと飲んで語り合うような楽しみ方は控えた方が良い。
一階にテーブルがあって、ボクはここで肉を焼いたんだけど、その臭いが吹き抜けを伝って2階に充満してしまい、迷惑をかけてしまった。
調理をしたり、飲んで話し込んだりは外のテーブルで。
水は水道から出ている。
トイレはバイオトイレ。
◼️2日目
4:30頃でほぼ最後のスタート。
庚申山までは岩場の下に修験場だったような場所もあり、信仰の山の雰囲気が濃い。
岩場は梯子や鎖が設置されている場所もあり、初めから急激に高度を上げる。
疲れた頃に岩場を抜け、程なく庚申山山頂。
庚申山荘から約1時間。
ここから鋸山手前の白山までは歩きやすい道でアップダウンを繰り返し、いくつかのピークを踏んでいく。
歩きやすいけど、登山道が不明瞭な場所もあり要注意。
あら?っと思ったら、周囲にピンクテープやマークを探せば必ずある。
白山の狭い山頂から皇海山と鋸山が望める。
ここから鋸山手前のコルまで鎖で下降。足の置き場がステップのように切られていないので、探しなが降りる感じでスリリング。
これが2か所。
そしていよいよ鋸山への岩場。
最初はハシゴを登り、そこからロープ。
高度感があり、垂直に近いような場所もあるけど、登りはやはり難しくはない。
登り切って、少し細尾根を渡り、さらに急登があって鋸山山頂。
あれ?これで終わり?という感じだけど、これを降るとなるとやはり恐怖感は大きい。
さらに、今までのアップダウンをもう一度と考えると、皆がトラバースルートを行くのが解る。
鋸山からの眺めは素晴らしい。
皇海山の向こうに武尊山、遠くにアルプスそして富士山。
ここから皇海山へのルートはやはりロープで始まる。
そこをクリアして、風のわたるコルへ。
そしてようやく皇海山への最後の登り。
残雪が出てくるが、チェーンスパイクが必要なところはない。
少しずつ斜度が上がっていき、最後にロープもある急登を凌ぐと間もなく山頂。
山頂は針葉樹林の中。
眺望は良くない。休憩スペースは10人ほどまで。
皇海山から鋸山まで戻る。
ここから分かれ道。
●六林班峠周回ルート
ほとんどの人が選ぶルート。
メリットは、下り基調でアップダウンが少ないこと。
デメリットは、長くて単調で飽きることと、一部で藪が酷いとのこと。
●ピストンルート
メリットは距離が短いこと。
デメリットは、登った鎖場の崖を降りること、降った鎖場はもちろん登る。
さらにアップダウンも激しいこと。
ほとんどの人が周回ルートを選ぶけど、実際にはどうなのか。
そこで実証実験。
ボクが周回ルート、kopalchanがピストンで。
貞淑な妻であるドンちゃんもkopalchanに従うことに。
別れ際のドンちゃんの表情に不安が見え隠れ。
◼️周回ルート
鋸山からの降りは急でスリップ注意。
そこからしばらく痩せ尾根のアップダウンが続く。
女山手前から笹藪に突入。
といっても、足元にはしっかり道があるので気をつけて歩けば問題はない。
途中で笹が倒れていて、道が判りづらい場所が何か所かあるけど、ピンクテープが誘導してくれているので迷うことはないと思う。
女山を過ぎても笹藪が続き、抜けたら間もなく六林班峠。
ここからはトラバース道。
全体的にしっかりした道で歩きやすいが、沢では少しの登り降りがある。
ひたすら風景が変わらない。すぐに飽きてきて、修行の道となる。
終盤にある樺平の樺の林でようやく雰囲気が変わる。
天下の見晴は、突き出た岩場で360度の展望。
しかし、特に特徴のある山が見えるわけでもない。
そして庚申山荘に到着。
鋸山から約3時間半。
距離が短いピストンルートの方が早いかと思いきや、ピストン組は約10分遅れで到着。
ちょっと意外だった。
ただ、飛んでいた救助ヘリの様子を見ていた時間もあったようで、ほぼ変わらないと見て良いと思う。
獲得標高はかなり稼いだようで、相当ハードな下りだったようだ。
疲労はやはりピストンの方が大きいと思う。
比較は写真の最後に掲載。
庚申山荘でデポした荷物をパッキングし、あとは消化試合的帰り道。
無事に明るいうちに下山することができた。
ハードだけど、かなり楽しめる山行でした。
さすがkopalchan。
ボクが好きそうな山を選んで誘ってくれてありがとう!
ドンちゃんのおかげでハードな山行も癒しありで楽しめました〜。
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