記録ID: 545585
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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊連峰 大日岳
2014年11月08日(土) ~
2014年11月09日(日)

体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 32:40
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 2,794m
- 下り
- 2,781m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:08
距離 14.6km
登り 1,916m
下り 535m
2日目
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 10:15
距離 20.2km
登り 879m
下り 2,260m
| 天候 | 8日:晴れのち曇り 9日:曇り時々小雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小屋までの道路に雪は無かったが、そろそろスノータイヤが必要な時期。 昨年は11月10日が除雪車初動日だったらしい。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
標高1500m以上から、登山道の所々で雪道。 まだ雪は少なくアイゼン必要な箇所も少ないが、下記4箇所ではアイゼンを使用した。 ー鏨の沢から稜線へ上がる箇所 雪の急登&トラバースで、雪は固め。 滑落危険があるのでアイゼン無しでは危ない。 御西岳〜御西小屋 駒形山〜御西小屋まではほぼ全域雪道。 夕方の気温が下がった時刻に通過したので、御西岳付近の足場はツルツル。 特に危険な箇所ではないが、滑って歩きにくいのでアイゼン使用した。 8羸松屋の水場までの道 雪のトラバース道になっており、滑落危険あり。 アイゼン無しでは危険。 ぢ臚岳直下 大日岳直下の登山道は急登で、雪は硬くクラストしている。 「前爪のあるアイゼン」が無いと危険。 軽アイゼンでは厳しいだろう。 宿泊地は御西小屋を利用。 利用料金2000円、無人小屋なので料金箱へ納める。 水場は雪で埋まっていたが、掘り起こす事で使用可能。 但し、水場までの道はアイゼン無しだと滑落危険があるので注意。 小屋周辺に雪は豊富なので、雪を溶かした方が無難かも。 |
写真
撮影機器:
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン(12本爪)
ピッケル
行動食
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
|---|
感想
そろそろ雪で登頂困難になる飯豊連峰。
今年の登り納め、という事で1泊2日で大日岳を目指してみた。
初日の目的地は御西小屋。
先週訪れた朝日連峰に比べると登山道の雪は少なく、
冠雪後に稜線を歩いた方がおられたようで、トレースも有り。
本山までは雪で困難になっている箇所もなく、夏とあまり変わらぬペースで
進む事が出来た。
翌日の朝、御西小屋を出発し、今回の目的地である大日岳へ向かう。
この時期にしては気温は高く、登山道の雪は溶けだしている。
アイゼン無しでも容易に登頂できる、と思われたが…
さすがは飯豊最高峰の大日岳、格が違った。
山頂直下で雪は唐突にクラストし、カチカチ状態。
傾斜は急で、アイゼン無しでは登れないような険しい雪山様相を呈していた。
雪で真白な急登。
見てるとワクワクしてくる。
この時期の登山では過剰装備と思える12本爪アイゼンだが、ここでは真価を発揮した。
ザクザクと雪に刺さる前爪は安定しており、その感覚はとても心地良かった。
急登を登り詰め、大日岳山頂へ到着。
そこからの眺めは絶景だった。
上空は雲で覆われており青空では無いが、周囲の眺望は良く風はそれほど強くない。
この時期であれば寒くてすぐ下山するところであるが、穏やかな天候だったので
しばらくその眺望を眺めてみる。
これから冬本番。
次回、飯豊を訪れるのは半年後になるだろうか。
今年最後となる飯豊連峰の眺めを充分に堪能してから下山した。
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Luske















Luskeさん、おはようございます。
8日はお天気良く9日も雨降らなかったようで、今年最後の飯豊良かったですね。
8日、地蔵岳に登ってきました。大日杉Pで隣県の車があり、地蔵岳で会った人から御西まで行った人がいると聞きました。
この時期・ロングコース、多分Luskeさんではないかな?と思っていました。
ちなみに昨年は11月9日と同じ日でした。
9日、オラは越後街道十三峠歩きの最後で宇津峠、諏訪峠を歩いて川西町に着きました。6月末、関川村からスタートして4回に渡って歩いて最後の13番峠を越えて、上杉藩の城下町に近づきました。
夏山が終わりこれから雪山シーズンですね。お互いに楽しみましょう。
8日の飯豊は天気が良かったですね
地蔵岳から眺める飯豊山は、とても素晴らしい眺めでした。
コメント頂いて初めて気がつきましたが、
私、去年の11月9日も大日杉コースを歩いてたのですね。
やはり、この時期になると真っ白な飯豊を見たくなります。
飯豊に引き寄せられてしまうみたいです。
okusan093さんも登られていたとは驚きで、去年と同じ状況ですね(笑)
何かと御縁があるようで、今回も残念ながらお会いできませんでしたが、
来年は大日杉コースでバッタリお会いできるかもしれません
楽しみにしております
去年の同時期に比べると登山道の雪は多く、今年の冬山は豪雪になるかもしれません。
例年以上に厳しいかもしれませんが、それもまた楽しみなところ。
お互い、充実した冬山登山が出来ますよう、願っております
Luskeさん おはようございます。
東北は最近の週末は天気がいいのでしょうか。朝日、飯豊と素晴らしい東北の山々のレポをありがとうございます。
ところで、凍るとまだよいのですが、この時期の雪って中途半端でアイゼン効かないとかいうことはないのでしょうか。あまり降ってもいない感じですし。
自分、おととし御嶽で新雪でその下の層のアイスバーンに気づかず、滑って谷底に落ちそうになった経験があります。判断の難しい季節ですね。逆に上級者向きな時期なのかなと思いました。
レコを拝見してると、自分もいいかげんお水からあがらなければ って思います
ところで、山頂写真のスタンプ LUSKEさんのイメージと全然違うものでかなりツボでした
今年も雪稜の記録楽しみにしております
この時期、アイゼンが効かない事は良くありますね
雪付きが浅いので、下が岩だったりすると全然刺さらず。
去年の西黒尾根下部がそんな感じで、通過には苦労しました。
今の時期は雪が少ないのでツボ足で歩く事が多いですが、たまに雪道になるので厄介ですね。
雪道になる度にアイゼン付けるのは面倒ですし・・・
なので、私はアイゼンは付けず、ピッケルだけ携帯して歩く事が多いです。
ピッケルさえあれば、雪があっても緩い斜面なら登れますし、
新雪の下に隠れるアイスバーンで滑ってしまっても何とか対応できます。
ある程度の慣れが必要ですが、初冬や残雪期のような中途半端な積雪状況で歩くには
有効な手段だと思うので、試してみては如何でしょうか^^b
山頂写真のスタンプ、ちょっと遊んでみました。
本人はもちろん、こんなに可愛く(?)はありません
Luskeさん、こんばんは。
おらが在所は3日ばかりの寒さで長井葉山も大分白くなりました。
これからの季節、太平洋側はいいですね。茨城での仕事時代は毎日の太陽・暖かさに驚き、橋上から富士山
無い物ねだりはこの位にして里山等でのかんじき遊びを楽しみます。
春に地蔵岳コースにおいで下さい。
おらの好きな春山で、2014/5/11
http://blogs.yahoo.co.jp/okusan2005/archive/2014/5/12
長井葉山も雪化粧しましたか。
本日、私の方は蔵王を訪れましたが、こちらもすっかり雪化粧しており、
厳しい雪山に変貌しておりました。
いよいよ冬本番、積雪期の山を楽しみたく思います
太平洋側は、この時期恵まれてますね。
日本海側だと、山に行きたくても、まずは駐車場の除雪作業から始まるので、
毎度苦労なさる事と思います^^;
地蔵岳コース、ぜひ春に訪れたいですね。
私は5月の飯豊は川入を選ぶ事が多かったので、地蔵岳コースにはあまり足が向きませんでしたが、
川入〜御沢野営場は現在でも車両通行止め。
となると地蔵岳コースは魅力的な入山口です。
来年春の飯豊登山には、地蔵岳コースが最有力候補であります^^b
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