早くも冬へ、新雪と霧氷の姫神山、カモシカと遭遇
- GPS
- 03:18
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 621m
- 下り
- 617m
コースタイム
- 山行
- 2:55
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:15
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は問題なし。アイゼン(軽アイゼンは持っていないので10本)は一応持参したが、使用せず。 |
写真
感想
今週は13日〜14日強い冬型となり、岩手では平地でも雪、区界で15日の最大積雪14cmか。この16日はまだ風が強く寒そうだが、天気図では岩手内陸の天気は一段落しそうだ。まだ11月半ばだが、今年は少し早めに冬を味わってみるか。前から雪のあるときに行ってみたかった姫神山にプチ遠征することにした。
東北自動車道で岩手の山が見えてくるが、今週はかなり雪が降ったようで、冬の雰囲気だ。盛岡を過ぎて右手の一番北に見えるピラミダルな山が姫神山だと思う。岩手山は裾野しか見えず。一本杉駐車場はうっすら雪、8:15到着で他に2台。天候は曇りだが姫神山の頂上は見える。立派なトイレと、その入り口に登山届ノートあり、これは良いアイデアかも。最初から雪の上、草原を少し行き、登山口の標識から杉林に入る。初めは緩く、徐々に急になって谷を登って行く。木の段があるらしいが、雪の下になっている。30分ほどで5合目、ここで尾根に乗ることになる。新雪を踏むとキュッキュッといい音、枝の雪も落ちてこないので、このあたりでは気温0℃以下の感じ。登って行くと落葉樹と雪に埋まっているが笹の中、岩も出てくる。泉が岳の大岩あたりに似ている。登りが一段落し、トラバースするようになると、岩の段差にハシゴがある。すぐに8合目となる。ここから頂上まで720m。この辺りになると木の枝に着いているのが、着雪というより霧氷になっている。雪混じりだったので透明感はないが、さすがにキレイである。霧氷の中、岩交じりの道を登って行くと、やや緩くなって樹林が低くなってくる。岩コースと土場コースの分岐があり、土場コースに向かうがこちらもロープがある場所で、雪で足場が良く見えない。2つ小さい社があり、すぐに右手が大きく開けて姫神山の岩が積み重なった頂上に到着する。下は良く見えるのだが、残念ながら岩手山には雲が掛かり、裾野しかみえなかった。ここまで風は気にならなかったが、さすがに山頂は風が強く、気温は−4〜5℃で、じっとしていると寒い。
山頂の東直下に道標が2つ見えるのだが、着氷で字が見えない。落としてみるとコワ坂はこっちね。でもコワ坂にトレースは無し。道は幅広いらしいし、積雪も精々20cmなので、今日は誰も歩いていない雪の上を歩いてみるか、とコワ坂を下ることにする。ルートは問題なさそうだが、新雪で積雪もそれ程多くないと、足場が見えず、滑った場合雪で和らげられないので慎重に下る。最初の内は急坂にロープがあったり、岩の上や間を歩くところもある。この辺で突然トレースが出てきたが、登山靴にしては前後が短いし、指の跡があるし大きいじゃない。これクマの足跡じゃないか!すぐに右の方へ跡は消えていったが、あわてて熊鈴をならしながら下る。また違う足跡が出てきた。今度はごく小さいし、2つが接近して対になっている。これは小動物、ウサギかな。その内に、傾斜が緩くなり樹林の中、気持ちの良い雪の上を行くようになり、頂上まで980mの標識がある。さらに下ると左が伐採された展望のよい所に出る。天気が良ければ岩手山が正面に見えるのだろう。この辺で登って行く人2人とスライド。しばらく開けた道を行くが、少しだけ樹林の中に入り、直ぐにコワ坂の登山口の林道に出た。後は舗装の林道歩きかと、下って行くが、中程で、左の山側斜面に何かの動く気配が。クマじゃないだろうなと、よく見ると2頭のカモシカだった。伐採跡の急斜面からこちらを見ている。後で調べたら、カモシカは5~6月に生まれ、1年は母親と一緒らしいので、親子のようだ。こんな近くで野生のカモシカを見たのは初めてだった。林道の最後のほうで小雨が降り出したが、直ぐに一本杉駐車場に到着した。姫神山は盛岡の方に年間通して親しまれている良い山である。下山したら一本杉駐車場には10台程の車があった。今回は短くはあったが、一足先に雪山でハイキング、まだ本格的ではないにしても姫神山の霧氷も見ることができたし、山の動物の気配や姿も感じることができた。
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