30.斜里岳 「本日、未熟者」
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 855m
- 下り
- 854m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
○駐車場は清岳荘前の駐車場を利用しますが、停められるのは30台前後だと思われます。小屋の外のポストに登山者名簿が置いてありました。 ○いきも帰りも旧道を通りましたが、帰りは足が滑りまくりました。 ○この登山から帰った後、熱中症になっていることが解って点滴を受けました。この年の10月、スポーツクラブに入会しました。 |
写真
感想
第30座 本日、未熟者
羅臼岳から続く・・・・
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-55018.html
この日も晴天であった。体調もおかしいところもなく、これならいけると思った。朝早く清里イーハドーヴYHを後にした僕は、斜里岳に向けてクルマを走らせた。途中でダートの道に変わり、その上に登り坂になりエンジンが悲鳴をあげていた。僕はアクセルを踏みながら、
「頑張れぇ〜! 頑張れぇ〜!」
と叫んでいた。
そうこうしているうちに、クルマは清岳荘の駐車場に滑り込んだ。駐車場周辺はアスファルトで固められ、山小屋は鉄筋コンクリートで頑丈そうな建物であった。僕はここで飲料水を多めに購入して、斜里岳に向かって出発した。下二股までは、多少遅れているものの無難に通過したという感じであった。ここから先は滝を眺めながら登っていくのであるが、シャレにならないほどにきつかった。登山道は滝の横を通るので、いつも濡れていて、時々滑った。もうこんな道はコリゴリだと思った。
そうこうしているうちに上二股に着いた。上を見上げるとピークがある馬の背までは遥か前方にあった。ここで下山する選択肢もあったのだが、
「ここで下山したら後悔する!」
と思い、登り続けた。馬の背を通り、山頂にたどり着いたのは12時45分だった。これで僕の日本百名山登頂は丁度30座となるが、山頂に着いた喜びよりも、帰りは大丈夫なのだろうか? という不安が大きかった。
馬の背を過ぎ、上二股に着いた。ここで新道コースという選択肢もあったのだが、時間も時間だから来た道を通ろうと思い、旧道コースを選択した。ここでも滑る登山道に四苦八苦して、上二股から下二股までの間は、約3時間もかかった。重い足を引きずりながら、登山口の清岳荘に着いたのは18時55分、かろうじてブラックアウト目前で着いた。コースタイムを振り返ってみよう。清岳荘から山頂往復だと、だいたい5時間から6時間のところを、かかった時間が何と13時間40分であった。着いた後も調子が悪く、名古屋に帰ってきてからも、気分が悪かった。それで病院にいってみたら熱中症と診断され点滴を打った。ここまで悪いと、もう本格的に山ヤ仕様の身体を手に入れなければと思わざるを得ない。10月にスポーツジム通いを再開した。来年の春には文字通り花開けばいいなぁ〜と思う。
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