記録ID: 55097
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
黒岳〜釈迦ヶ岳〜神座山〜大栃山
2010年01月16日(土) [日帰り]
- GPS
- 09:14
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,570m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
09:05 藤の木バス停
10:25 御坂峠
11:20 黒岳山頂
12:10 日向坂峠
13:00 釈迦ヶ岳山頂
14:10 神座山山頂
14:25 鳶巣峠
15:00 大栃山山頂
16:40 竹居集落
18:00 国道20号線石和橋
18:25 石和温泉駅
10:25 御坂峠
11:20 黒岳山頂
12:10 日向坂峠
13:00 釈迦ヶ岳山頂
14:10 神座山山頂
14:25 鳶巣峠
15:00 大栃山山頂
16:40 竹居集落
18:00 国道20号線石和橋
18:25 石和温泉駅
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通して積雪は5cmから20cm程度。さらさらの粉雪でしたのでスリップ することも少なく思いのほか歩きやすかったです。 藤の木バス停から御坂峠までは途中までは林道を歩きますが、その後は古い峠道 を登っていきます。峠道ということもあり通常の登山道よりも道幅のひろいつづら 折れの道を登っていきます。今朝は御坂峠までトレースはありませんでした。 御坂峠から黒岳に向かう尾根ははっきりとした尾根道ですが、黒岳山頂の手前では 岩を乗り越えていく個所があります。黒岳山頂に眺望はありませんが、少し離れた ところにある展望台からは富士山と河口湖の眺望が見事です。 日向坂峠(どんべえ峠)に直接向かう登山道入口はは黒岳山頂から15mほど御坂峠側 に戻ったところにあります。急斜面を下っていく道ですが、マーカーを見落とさな ければ道を失う事はありません。日向坂峠にはゲートがあり、車道は封鎖されて いました。 釈迦ヶ岳へ向かう尾根はこれといった変化もない道を淡々と進んでいく感じです。 釈迦ヶ岳山頂直下はロープが渡されており、急な岩場を登っていきます。釈迦ヶ岳 山頂からは360度のパノラマを楽しむことができます。今日は遠く北アルプスまで 見通すことができました。 釈迦ヶ岳直下はロープの張られた急な岩場を下っていきます。檜峰神社方面への分岐 を過ぎると神座山まではアップダウンはあるものの、単調な尾根をひたすら歩いて いく感じです。神座山山頂からは尖った釈迦ヶ岳の全体を見通すことができます。 神座山から鳶巣峠までは急斜面を一気に下っていく感じです。鳶巣峠から大栃山 までは最初はいきなりの急登ですが暫くすると平坦な尾根となり、最後にちょっと した登りを過ぎると大栃山の山頂に到着します。大栃山山頂からは甲府盆地と 八ヶ岳方面は視界が開けていますが、その他の方角には眺望はありません。 大栃山から竹居集落に向かう登山道は現在ではあまり利用されていないようです。 大栃山山頂から甲府盆地方面に向かう尾根は2本ありますが、登山道が敷設されて いるのは西側の尾根です。一端この尾根に入ってしまえば所々にマーカーはありま すし、花鳥の杉のある公園へ誘導する指導標もあります。ただ踏跡は薄いです。 基本的に尾根に敷設された境界を示す杭を追いかけていけば大丈夫です。竹居集落 に降りるまでに細かい尾根の分岐がありますので、マーカーを常に意識して歩く 必要があります。 竹居集落付近の奈良原からは甲府駅方面に向かうバスがありますが、本数は少ない ので注意が必要です。今回は待ち時間をを考えると石和温泉駅まで歩いたほうが 早いと判断して車道を延々石和温泉駅まで歩きましたが、意外と短時間で盆地を 縦断することができました。 |
写真
撮影機器:
感想
今週も快晴の週末になったので御坂山塊最高峰黒岳から周囲の尾根を歩きつつ、
甲府盆地まで戻ってくるルートを歩きました。
先週盆地でも湿った雪が降った影響で、この山域でも20cm程度の新雪が積もって
いました。ただアイスバーンにはなっておらずサラサラの粉雪だったこともあり、
歩行には問題はなにもありませんでした。
この日は快晴の冬晴れということもあり空気は大変澄んでいました。黒岳直下の
展望台や釈迦ヶ岳山頂からの眺望は見事で、南アルプスの稜線は言うまでもなく、
遠く北アルプスまで望むことができました。
大栃山から盆地へ向かう尾根は予想以上に歩き応えのある尾根でした。単調な
尾根という訳でもなく、急降下と平坦な尾根を繰り返し、途中にはちょっとした
ピークがあったり。ある程度地形図が読めないと誤った尾根に引き込まれる可能性
もありますが、ルートファインディングの技術があればかなり楽しめるルート
だと思います。檜峰神社からのピストンではなく、竹居集落からのピストンで
あれば大栃山はかなり難易度の高い山に一変すると思いました。
芦川方面から甲府駅方面に向かうバスは本数が少なく、2時間近い待ち時間があった
ことからそのまま石和温泉駅まで歩くことにしました。寒い中バスを待つか迷いま
したが、足と相談した結果まだ余力は十分。結局は車道を歩くことにしました。
シルエットで浮かぶ大蔵経寺山がかなり遠くに思えましたが、思ったよりも短時間
で盆地を縦走することができました。
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teriさん
私も檜峰神社手前に車を置いて、釈迦が岳、黒岳、また釈迦ケ岳、神座山、大栃山、そして、神社と歩いたことがあります。
でも車だったので、今回のようなルートはとても思いつかず
車でなければこういうルートも考えられますね、、、。
Y-chan
Y-chanさん。こんばんは。
コメントありがとうございます。最近はマイカーでのピストンより
も、電車とバスでの山行が多くなりました。自宅から徒歩10分ほどで
塩崎駅まで行けるというのもありますが、山奥のローカルバスに
乗っていると地元のおばちゃんや遠方から山に来られた方と思わず
会話がはずむことがありますね。
今日は石和温泉駅入口から乗り合わせた神戸からの女性の方とバス
でお話。聞けば私と逆ルートで釈迦ヶ岳と黒岳を歩かれるととの事。
釈迦ヶ岳山頂で無事再開したときは思わず嬉しくなりました。
大栃山からの下山ルートは面白いルートでしたよ。
teriさん はじめましてこんばんは。
「大栃山」からの下りルートかなり前から気になってました。
以前釈迦ヶ岳からの下りでピストンで寄ろうかと思ってましたが
時間的に無理だと判断してひみね神社に下りました。
「大栃山」からのこのルートがいつか使えると思ってとってあります
ヤブがあるなら冬枯れで見通しがよい今のうちですね
yasuhiroさん、はじめまして。
大栃山からの下りルートは山頂から中腹あたりまでは比較的明瞭な
尾根道ですが、山麓付近は尾根も不明確で道は殆ど分かりません。
夏場であれば相当な藪コギを強いられるんじゃないかと思います。
枯れ沢まで降りてこればあとは沢の右岸に付けられた道を進んで
いけば林道まで出てこれます。登りで利用する場合はかなり不安
ですね。花鳥の杉がある公園には立派な駐車場もありますよ。この
駐車場からの甲府盆地の眺めは素晴らしいです。桃の季節であれば
最高ですね。
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